森林管理道島日浦線工事
擁壁1段目の型枠組み立てが終わりました。
で
発注者監督職員による段階確認。
といっても
現場に来て
直接見て測って確認
ではなく
遠隔臨場(えんかくりんじょう)。
県の出先事務所がある合同庁舎から
クルマで1時間半ほどかかるこの現場。
往復するだけでほぼ半日を費やしてしまいます。
そんな山奥の現場だからこそ
事務所にいながら現場を確認することができる遠隔臨場が効果を発揮します。
いわば
本当に遠隔臨場を必要とするのがこの手の現場。
でも
そんな山奥の現場だから
ケータイの電波も衛星の電波も入りずらかったりして
これまでなかなか
実施することができませんでした。
なので
この現場で初めて行う遠隔臨場。
どうやってやったかって?
いや
じつはある秘策が・・・
って言いつつ
色々さまざま検討してたんですが
結局は4G電波をキャッチすることができたので
フツーに問題なくやり取りをすることができました。
ところで
この遠隔臨場って呼び名
なんか変な響きがすると感じるのはわたしだけでしょうか。
遠隔=遠くへだたっていること
臨場=その場にのぞむこと
国土交通省の資料には
遠隔臨場とは、動画撮影用のカメラ(ウェアラブルカメラ等)により撮影した映像と音声を Web 会
議システム等を利用して「段階確認」、「材料確認」と「立会」を行うものである
とあり
言葉の意味としてはそれで十分通じるんですが
なんていうか
響きが固いというか
美しくないというか
じゃあなんて呼べばいいの?
って言われても
まあそれはお国が決めたことですから
遠隔臨場でいいんですけど
なんか個人的には好きになれないんですよね
エンカクリンジョー
という響きが。
と言いつつ当社では
エンカクリンジョーどんどんやろうぜと
言い出しっぺはこのわたしで
今日もまた
エンカクリンジョーどんどんやろうぜと
皆にハッパをかけるおじさん。
さしずめエンカクリンジョーおじさんとでも言いましょうか・・・
と
くだらない能書きはこの程度にしておいてマジメな話をすると
遠隔臨場
発注者監督職員にとっても
現場でモノをつくる人間にとっても
ムダな時間と労力を減らすことができる
つまり
これまでの仕組みの中で作業と作業のあいだにあった要らないスキマを埋める
とってもよい試みだとわたしは思ってます。
じつはこれICT施工と同じように
その条件がわるい現場キビシイ現場ほど効果が上がります。
だから
電波が入らないからとあきらめずに
なんとかしようとチャレンジしてみる。
結果としてできなかったらその時は仕方ないけど
それですべてがダメだと結論を出すのは早計。
そのチャレンジが突破口になることだってあるんです。
なので
どんどんやりましょうよ。
アナタもワタシもエンカクリンジョー。
(みやうち)