先住民族関連ニュース

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北の書棚:「コミック アイヌの歴史『イ シカリ神うねる河』」/北海道 

2009-04-19 | 日記
毎日新聞 2009年4月19日 地方版
 (横山孝雄・著、汐文社 電話03・3815・8421)
 著者は登別市在住の漫画家。故赤塚不二夫氏のアシスタントを長く勤め、妻は「アイヌ神謡集」の編著者、知里幸恵(1903~22年)のめい。97年から妻の古里で創作活動を続けている。
 本書は、幕末の探検家、松浦武四郎が著した「近世蝦夷(えぞ)人物誌」をもとに構想した全2巻の書き下ろしコミック誌。アイヌ語で「イ」は「それ」、「シカリ」は「蛇行するもの」で、石狩川を意味する。昨年末に出た1冊目が中世から江戸末期、明治に至るアイヌの歴史を語り部を通して描いたのに対し、2冊目はアイヌと和人とのさまざまなあつれきを、人物誌に登場する「ヨシン」という名の「抵抗の人」を中心に展開する。巻末には2冊では描き切れなかったとして、「登場人物たちのその後」と題する一文を写真付きで掲載している。(163ページ、税込み1680円)。
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 このコーナーでは北海道に関係のある書籍を紹介します。

http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090419ddlk01040055000c.html

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