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アイヌ文化発信の核に 様似でチセ新築の儀式 (北海道新聞04/28 14:31)

2009-04-30 | 日記
 【様似】北海道アイヌ協会様似支部(菊地修二支部長)が町内岡田に復元した伝統家屋「チセ」の新築を祝う儀式「チセノミ」が二十五日行われた。

 チセは高さ約五メートル、広さ約三十六平方メートルで、マツやナラの木材、ヨシを使ったかやぶき屋根などアイヌ民族の伝統工法にのっとった。ヨシ刈りなど材料集め、施工は会員らが中心となり、計画から三年越しの三月に完成させた。

 同支部の町内でのチセ復元は初めて。チセノミには関係者約百人が参加。家や、これまで地域で祭られてきた神々への祈りをささげた。

 菊地支部長は「大変な道のりだったが、会員の並々ならぬ努力と町の理解のおかげで完成できた。今後は様似支部からもアイヌ文化を発信できるよう、有効に使いたい」と話していた。

 チセは、年間の慰霊祭や集会、文化伝承の拠点として使われる。見学も可能。問い合わせは同支部(電)0146・36・5656へ。(岡高史)



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