先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「生涯と偉大さ再確認して」 記念館が2000部作製(読売新聞2009年4月27日 )

2009-04-28 | 日記
 松阪市出身で、近世の蝦夷地を探検、北海道の名付け親で知られる松浦武四郎(1818~88)を顕彰する同市の「松浦武四郎記念館」は、所蔵する武四郎関連の国指定重要文化財や功績を紹介する冊子「松浦武四郎関係資料」(A4判、14ページ)を発刊した。同記念館では「武四郎の生涯と偉大さを再確認してもらえれば」と話している。
 同記念館は、昨年7月に国の重文(歴史資料)に指定された1503点と、県有形文化財(同)に指定されている223点の資料を所蔵している。
 冊子では、6回にわたる蝦夷地の調査記録「初航蝦夷日誌」や、千島列島を含む北海道を詳細に表した江戸時代最大の地図「東西蝦夷山川地理取調図」、蝦夷地の紀行本「石狩日誌」「知床日誌」、アイヌ民族の文化を絵も加えて記した「蝦夷漫画」、蝦夷地調査で持ち歩いたメモ帳の「野帳」などを紹介。特筆すべき点を写真を添えて解説している。
 2000部作製し、同記念館で一部200円で販売している。問い合わせは同記念館(0598・56・6847)。
http://chubu.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyo090427_2.htm

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「アイヌ民族の権利回復を」 世界先住民族ネット発足 札幌(北海道新聞04/26 07:23)

2009-04-28 | 日記
 海外の先住民族との連携やアイヌ民族の権利回復に向けて活動する市民団体「世界先住民族ネットワークAINU」の創立の集いが二十五日、札幌市北区の札幌エルプラザで開かれた。
 同ネットワークは、昨夏の北海道洞爺湖サミットに合わせて開かれた先住民族サミットの実行委メンバーが中心となって設立。会員はアイヌ民族の正会員と、それ以外の協力会員からなり、この日までに道内外の約四百の個人・団体が入会した。
 集いでは約七十人の出席者を前に、萱野志朗代表が「アイヌ民族の権利回復、獲得のためにさまざまな活動をしていきたい」と決意を述べた。
 同ネットワークは今後、アイヌ民族の文化や言葉の継承に力を入れるほか、土地に関する権利の回復などを目指し、日本政府に対し積極的に提言や発言を行っていく。また、政府の取り組み状況などを海外の先住民族らと情報交換、海外の先住民族の支援も行っていくという。さらにカナダの先住民族と連携し、二〇一〇年にカナダで開かれる主要国首脳会議に合わせて先住民族サミットの開催を目指す、としている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/161450.html

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江戸時代の冒険者 2人鮮やか(朝日新聞2009年04月25日)

2009-04-28 | 日記
■ロシア衣装で将軍のもとへ 大黒屋光太夫の肖像画
 鈴鹿市は、江戸時代に船頭として乗り組んだ船が遭難してロシアへ流れ着いた大黒屋光太夫(1751~1828)と乗組員だった磯吉の2人を描いた珍しい肖像画を購入した。5月13日から7月20日まで同市若松中1丁目の大黒屋光太夫記念館で公開する。
 肖像画は縦103センチ、横50・5センチで掛け軸にしてある。京大大学院人間・環境学研究科の松田清教授が京都市内の古書店で見つけ、光太夫の出身地の同市に連絡した。
 市文化課によると、光太夫を描いた絵は、徳川家斉が帰国した光太夫を呼んで話を聞いた時の様子を描いた「漂民御覧之記(ひょうみんごらんのき)」の挿絵が知られ、写本が多く残っている。
 掛け軸の肖像画の表題は「紅毛人図」だったが、光太夫がつえ、磯吉が帽子を持つ絵柄は写本と同じで、太っていて垂れ目で鼻が大きいという光太夫の特徴も備えていた。紙の質や顔料も江戸後期のものと考えられ、松田教授と同課の代田美里学芸員(32)が2人の肖像画に間違いないと判断。市が今年1月に60万円で購入した。
 この肖像画も、ロシアの服装をまとい、家斉に会いに行ったときの様子が描かれているという。
 記念館では、光太夫の肖像画を3種類7点所蔵していたが、どれも書物の挿絵などの小品ばかりだった。「光太夫の肖像」と題した企画展で掛け軸を展示し一般公開する。入場無料。問い合わせは市文化課(059・382・9031)へ。(佐野登)
■幕末から「北海道人」 松浦武四郎の署名
 松阪市出身の探検家で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818~88年)が幕末に描いた絵に「北海道人」の署名が見つかった。松浦武四郎記念館(同市)によると、武四郎の案に基づき明治政府が蝦夷地を北海道と改称する1869(明治2)年の10年前から「北海道」の呼び名を使っていたことが確認できたという。
 この絵は「蝦夷人(えぞびと)舞踊之図」。アイヌ民族が神に祈りをささげる儀式の際の踊りの様子が描かれている。署名から59(安政6)年の作と見られ、雅号の「北海道人」と本名の「弘」の印もある。
 武四郎が6度目となる最後の蝦夷地調査をしたのは58(安政5)年。その後、江戸に戻って描いたと見られる。
 69年以降の武四郎の絵には「北海道人」と書かれているものがある。同記念館の山本命学芸員は「武四郎研究の上では画期的。北の海の世捨て人との思いで使っていたと見られ、武四郎の誇りを感じる」と説明している。
 「蝦夷人舞踊之図」は松阪市に寄贈され、本居宣長記念館が保管していた。企画展の資料探しの中で署名が見つかった。24日から松阪市歴史民俗資料館で始まった「みくも路の夢」展で公開されている。7月26日まで。(森山敏男)
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000904250002

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会と催し(朝日新聞2009年04月25日)

2009-04-28 | 日記
 ◆アイヌ文化体験交流会「出会いをありがとう―アイヌの生活と文化に学ぶ―」
 5月5日午前10時~午後3時、金沢市十一屋町のひまわり教室(076・243・6786)と十一屋福祉交流センター。アイヌの人たちが守り伝えてきた文化を学び、ふれあう集い。午前は遠山サキさんの講演会があり、アイヌとして生きてきたこれまでの人生を語る。午後はアイヌ古式舞踊の公演、踊りと楽器ムックリの体験など。午前中は保育サービスがある(希望者は事前に連絡)。参加費無料。
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000180904250005

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WIN・AINU発足 先住民族ネット(朝日新聞2009年04月26日)

2009-04-28 | 日記
■先住民族ネット世界へ
■権利回復に協力
■海外24民族26人参加
 昨夏の北海道洞爺湖サミットに合わせ、アイヌ民族が世界の先住民族に呼び掛けて開催した「先住民族サミット」の実行委員会のメンバーが25日、「世界先住民族ネットワークAINU(WIN・AINU)」を発足させた。活動に賛同する海外の24民族26人が加わっており、アイヌ民族をはじめとする先住民族の権利回復を各国に促す狙いだ。  (神元敦司)
 札幌市北区の札幌エルプラザで25日夜、創立の集いを開いた。WIN・AINU代表の萱野志朗氏(「萱野茂二風谷アイヌ資料館」館長)が「アイヌ民族の権利回復と獲得のために活動していきたい」とあいさつした。
 07年9月、日本を含めた賛成で、国連は先住民族の権利を規定した宣言を採択した。WIN・AINUは、宣言に明記された権利が保障されるように批准国に働きかけていく。規約には、国連宣言の「促進と監視」もうたった。
 WIN・AINUの前身である先住民族サミット実行委が主催した先住民族サミットにはハワイアンやコマンチ、マオリ、サーミなど11カ国24民族が参加した。「世界的な先住民族のネットワークをつくることで、例えばアイヌ民族に対する国の政策の実行状況を世界中に知らせることができる」(WIN・AINU)といい、監視の目を海外にも広げて諸外国の先住民族政策の実行度を高めたい狙いだ。
 また、カナダで10年に開催されるG8サミットに合わせ、現地の先住民族と連携しながら先住民族サミットを開催することを目指すとしている。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000904270012

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