(北海道新聞 09/02 14:19
【松前】松前高校は30日から11日間の日程で、松前ゆかりの名画「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」の原画があるフランス・ブザンソン市に生徒2人を初めて派遣する。石塚耕一校長は「幻の名画と呼ばれた夷酋列像が松前で描かれ、今はフランスに存在することを知り、生まれ育ったまちに誇りを持ってほしい」と話している。
同校では本年度から地域文化や産業を学ぶ「松前学」、書道教育、国際教育の三つを教育の柱に掲げ、ブザンソン市との交流を計画。希望した生徒8人の中から3年の堀翔平君と2年の三浦賢也君が選ばれた。石塚校長と英語担当の教諭も同行する。
4人はパリ経由で10月3日、スイス国境に近い仏東部のブザンソン入り。ブザンソン美術館で、松前藩家老の蠣崎(かきざき)波響がアイヌ171件民族の指導者を描いた名画「夷酋列像」の原画11枚を見学する。芸術教育に力を入れているルイ・パスツール高で授業にも参加、書道などの日本文化を紹介する。
派遣には町などの補助を受け、帰国後は校内外で報告会を開く。
生徒2人は、夷酋列像が描かれた歴史的経緯や、フランス語を勉強中。堀君は「夷酋列像がなぜフランスに渡ったのか聞いてみたい」と意気込む。三浦君は「外国の人たちと接することでコミュニケーションの幅を広げたい」と意欲をみせている。(大城道雄)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/249179.html
【松前】松前高校は30日から11日間の日程で、松前ゆかりの名画「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」の原画があるフランス・ブザンソン市に生徒2人を初めて派遣する。石塚耕一校長は「幻の名画と呼ばれた夷酋列像が松前で描かれ、今はフランスに存在することを知り、生まれ育ったまちに誇りを持ってほしい」と話している。
同校では本年度から地域文化や産業を学ぶ「松前学」、書道教育、国際教育の三つを教育の柱に掲げ、ブザンソン市との交流を計画。希望した生徒8人の中から3年の堀翔平君と2年の三浦賢也君が選ばれた。石塚校長と英語担当の教諭も同行する。
4人はパリ経由で10月3日、スイス国境に近い仏東部のブザンソン入り。ブザンソン美術館で、松前藩家老の蠣崎(かきざき)波響がアイヌ171件民族の指導者を描いた名画「夷酋列像」の原画11枚を見学する。芸術教育に力を入れているルイ・パスツール高で授業にも参加、書道などの日本文化を紹介する。
派遣には町などの補助を受け、帰国後は校内外で報告会を開く。
生徒2人は、夷酋列像が描かれた歴史的経緯や、フランス語を勉強中。堀君は「夷酋列像がなぜフランスに渡ったのか聞いてみたい」と意気込む。三浦君は「外国の人たちと接することでコミュニケーションの幅を広げたい」と意欲をみせている。(大城道雄)
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