(北海道新聞 09/14 15:43)
【室蘭】室蘭市海岸町の旧室蘭駅舎で13日、北海道の古地図約50点を集めたパネル展が始まった。測量技術向上に伴って海岸線が徐々に正確に描かれていく変遷や、200年前の地図に現在の胆振の地名が載っていたことが分かるなど、歴史を身近に感じられる企画に多くの市民が足を止めて見入っていた。
測量・設計業者でつくる胆振耕測会が、道内の地名の由来などを調べ古地図展示を行っているアイヌ196件語地名研究会の打田元輝さん(後志管内倶知安町)らに、「ぜひ室蘭でも」と呼び掛けて開いた。
北大や筑波大、国立国会図書館などが所蔵し、インターネット上で公開している地図を、許可を得てカラーで拡大印刷した。地図が作られた時代背景なども紹介している。
江戸幕府が作ったものの中で、初めて北海道が描かれた地図(1644年)では、測量技術が未成熟で北海道がドーナツ型に描かれていたことが分かる。また、江戸後期の測量家、伊能忠敬が幕府に献上した地図(1800年ごろ)などが目を引く。
今回展示した伊能図は胆振地方部分の複製で、「ワシベツ」「ホロモイ」などの地名が読み取れる。17日まで。入場無料。(権藤泉)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/251054.html
【室蘭】室蘭市海岸町の旧室蘭駅舎で13日、北海道の古地図約50点を集めたパネル展が始まった。測量技術向上に伴って海岸線が徐々に正確に描かれていく変遷や、200年前の地図に現在の胆振の地名が載っていたことが分かるなど、歴史を身近に感じられる企画に多くの市民が足を止めて見入っていた。
測量・設計業者でつくる胆振耕測会が、道内の地名の由来などを調べ古地図展示を行っているアイヌ196件語地名研究会の打田元輝さん(後志管内倶知安町)らに、「ぜひ室蘭でも」と呼び掛けて開いた。
北大や筑波大、国立国会図書館などが所蔵し、インターネット上で公開している地図を、許可を得てカラーで拡大印刷した。地図が作られた時代背景なども紹介している。
江戸幕府が作ったものの中で、初めて北海道が描かれた地図(1644年)では、測量技術が未成熟で北海道がドーナツ型に描かれていたことが分かる。また、江戸後期の測量家、伊能忠敬が幕府に献上した地図(1800年ごろ)などが目を引く。
今回展示した伊能図は胆振地方部分の複製で、「ワシベツ」「ホロモイ」などの地名が読み取れる。17日まで。入場無料。(権藤泉)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/251054.html