先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

酒や果物供えアイヌ民族の伝統儀式 旭川・石狩川河川敷

2010-09-27 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年9月26日)
 旭川市を流れる石狩川の河川敷で25日、豊漁を祈りながらサケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式カムイチェップノミがあった。1988年から毎年行われており、今回で23回目。参加者たちは酒や果物を供え、土地や海などの神に祈りをささげた。
 石狩川にはかつて多くのサケが遡上(そじょう)したが、河川改修や取水堰(ぜき)の建設などで姿を消した。それでも深川市のコンクリート堰(せき)「花園頭首工」に2000年に魚道が造られると、毎年10匹前後が上流まで遡上するようになったという。
 儀式を主催したのは「大雪と石狩の自然を守る会」など3団体。守る会代表の寺島一男さん(66)は「サケを呼び戻すには市民の協力が必要。こうした活動を通じて石狩川の自然を回復させていきたい」と話した。
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201009250003.html

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【新ひだか】シャクシャイン法要祭に1000人

2010-09-27 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 9/25)
 アイヌ民族の英傑シャクシャインの第64回法要祭が23日、新ひだか町の静内真歌公園シャクシャイン像前で行われた。道内外から約1000人が集まり、民族の長をカムイノミやイチャルパなどでしのんだ。
 シャクシャイン法要祭実行委員会(大川勝委員長)が毎年、秋分の日(命日は10月23日)に法要祭を実施している。
 シャクシャイン像前のカムイノミに、道アイヌ協会の加藤忠理事長、各町長、町議、道議などが参列し、古式にのっとり霊を慰めた。
 大川委員長は「わたしたちアイヌはことあるごとにここに集まり、アイヌ民族のために祈願してきた」と述べ、コタン(集落)の秩序と平和を守り、人間平等のために戦ったシャクシャインの偉業をたたえた。
 加藤理事長も「人間の尊厳を守るため、命懸けの蜂起だった」とし、「先住民族として若い人に誇り持ってもらい、豊かな伝統文化を継承してほしい」と語った。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10092503.html

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地図で知る石狩の変遷 来月に合同企画展 江戸時代から現在まで 図書館などで

2010-09-27 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 09/25 14:11)
 【石狩】石狩市民図書館(花川北7)など市内の4施設は、10月を「石狩まるごと地図月間」とし地図をテーマに初の合同企画展を開く。同図書館の開館10周年を記念した催しで、各施設に江戸時代から現在までの北海道地図や石狩の航空写真などを展示し、古くから地図に書き残された郷土の変遷を知ってもらう。
 いしかり砂丘の風資料館(弁天町30)と厚田資料室(厚田区)では、先行展示が始まっている。
 このうち、砂丘の風資料館は江戸期の北海道と石狩の地図を展示中。北大や国立公文書館の収蔵品をコピーした13点で、1700年(元禄13年)に松前藩が幕府に献上した北海道地図は北海道がひょうたん型に描かれている。石狩は西の海岸線の中央部に「いしかり」とひらがなで表記されている。同資料館の工藤義衛(ともえ)学芸員は「測量技術が当時は未熟だった。『いしかり』は石狩川のことを指したのでしょう」と話す。
 また、「蝦夷(えぞ)之図」(1712年)には石狩の位置に「石刈大川有鮭多出」と書かれ、当時からサケがたくさん捕れたことがわかる。ほかに、石狩にあったアイヌ民族と和人の交易場所の地図などがある。同資料館での展示は10月29日までで、入館料は高校生以上300円。火曜日休館。
 厚田資料室では「地図、絵図から見た厚田」を、10月末まで開いている。
 今後は、石狩浜海浜植物保護センター(弁天町48)が、9月30日から10月17日まで「地図と航空写真から見た石狩川河口の変遷」を開き、市民図書館は10月5日から23日まで明治以降の地図を展示する。(上田貴子)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/252740.html

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