先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

儀式場跡で自然に感謝 恵庭 アイヌ協会がカムイノミ

2015-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/06 16:00

厳かな雰囲気の中、シラッチセ跡で行われたカムイノミ
 【恵庭】恵庭アイヌ協会は5日、アイヌ民族の伝統儀式「カムイノミ」を恵庭市盤尻(ばんじり)の渓谷にあるシラッチセ跡で行い、同協会のメンバーら12人が自然への感謝の思いを込めて祈りをささげた。
 シラッチセは、アイヌ民族が狩りをする際に寝泊まりしたり、クマの魂を送る儀式を行った場所。同協会は文化伝承を目的に毎年、千歳アイヌ協会などの協力を得て儀式を行っている。
 木を薄く削って作った多数のイナウ(木幣)やクマの骨などが供えられた祭壇の前で、参加者は祈りの言葉を口にしながらトノト(お神酒)をささげた。終了後には近くの森の中で交流会を開き、木の実など自然の恵みで作った伝統料理を食べながら交流を深めた。
 恵庭アイヌ協会によると、シラッチセ跡でカムイノミが行われるのは全道で唯一。同協会の藤原顕達会長(51)は「アイヌの子孫の中でもシラッチセを知る人は少ない。今後も文化伝承の努力を尽くしていく」と話していた。(酒井聡平)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0153659.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YO演劇グループ:アイヌ伝承、歌って楽しく 平均78歳 「パヨカカムイ」19日上演 

2015-07-07 | アイヌ民族関連
芦屋 /兵庫
毎日新聞 2015年07月06日 地方版
 芦屋市の高齢者で作る「YO演劇グループ」が、アイヌ民族の言い伝えを元にした劇「パヨカカムイ」の上演を準備している。アイヌ民族特有の小道具などを手作りし、熱心に取り組んでいる。19日午後1時半から、芦屋市業平町のルナ・ホールで開かれる「あしやYOコーラス 心をつなぐコンサート」の中で披露する。【伊地知克介】
 「パヨカカムイ」は、民族に伝わる叙事詩「ユカラ」を語ることに優れた貧しいアイヌの男が、その力で疫病をもたらす神「パヨカカムイ」を動かし、村の災厄を防ぐ、という物語。絵本などでも紹介されている。
 平均年齢78歳のYO演劇グループは昨年秋のコンサートでもこの作品を取り上げており、2度目の上演。脚本などはコーラス指導者でソプラノ歌手でもある藤島章子さんが手がけた。メンバーはコーラスグループと重なっており、歌うのが得意な人が多く、音楽的な場面の多い楽しい内容になっている。
 藤島さんは「昨年に続く上演なので、みんな苦労しながらも慣れてきた。コーラスのみなさんが小道具作りなどに協力していただいていて、ありがたい」と話している。
 コンサートは市の戦後70年・非核平和都市宣言30周年事業として、市と市教委が主催する。あしやYOコーラス、コーロ・イグレコによる合唱、ピアノやマリンバ演奏もある。入場無料。〔阪神版〕
http://mainichi.jp/feature/news/20150706ddlk28040288000c.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■ 知られざる室蘭の魅力探検ツアーが行われ、景観楽しむ

2015-07-07 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年7月5日(日)朝刊】
 室蘭工場夜景+α実行委員会(森大輔実行委員長)の知られざる室蘭の魅力探索ツアーが4日、トッカリショ海岸の「ペシポク(アイヌ語で崖の下)の穴」と呼ばれる洞窟で行われ、約10人の参加者が迫力ある切り立った崖や洞窟内部からの景観を満喫した。
 知る人ぞ知る室蘭最大級の海食洞を市民とともに探検しようと開催。森実行委員長の呼び掛けに応じた、家族連れや写真愛好家らが参加した。
 参加者は海岸線を1時間ほど歩き、洞窟を見つけると目を輝かせた。高さ約8メートル、幅約10メートルの巨大な入り口が二つ。奥行きは40メートル以上あり、内部は広がっていた。地面は無数の石で敷き詰められており、天井は滑らかな岩肌が目を楽しませた。
 内部はテニスコートよりも広く、外から差し込む光が神秘的に輝いた。カモメの鳴き声が響き、磯の香りに包まれた参加者は、感動で言葉を失っていた。室蘭工業大学2年の佐藤諒さん(20)は「入り口から差し込む光と海の景観がきれい。室蘭にこんな洞窟があるとは思わなかった。大きな海食洞ですね」と笑顔。森実行委員長は「眺めが素晴らしい。滝や切り立つ崖の迫力に圧倒される。満月の夜にこの洞窟に来たい」と話していた。(柴田圭介)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/07/05/20150705m_01.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老・アイヌ民族博物館を駐日イスラエル大使が訪問

2015-07-07 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年7月5日(日)朝刊】

【写真=ムックリの演奏に挑戦するカハノフ大使(左)】
 ルツ・カハノフ駐日イスラエル大使が4日、白老・アイヌ民族博物館を訪問。古式舞踊を見学、竹でできている楽器・ムックリの演奏に挑戦した。
 本道訪問は初めての大使は「イスラエルとして北海道にどのような協力ができるかを学ぶ機会にと考えました。その一環として先住民であるアイヌ民族についても学びたい」と、夫のラム・オシェロビッツさんと共に同博物館を訪れた。
 戸田安彦町長、同博物館の野本勝信代表理事、村木美幸専務理事、野本正博館長らの歓迎を受けた大使は、チセ(伝統的家屋)内で古式舞踊を見学。その後、同博物館職員の手を借りながらムックリの演奏に挑戦した。
 大使は「非常に素晴らしい博物館だと感じました。そしてアイヌ民族の生活、歴史、習慣についてたくさんのことを教えてくれる博物館だという印象を強く受けました」と話した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/07/05/20150705m_08.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新千歳でご当地フィギュア第4弾 牧場、タンチョウなど8種

2015-07-07 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2015年 7/4)

新千歳空港で発売された北海道フィギュアみやげ第4弾
 雑貨製造のケンエレファント(東京)は4日、北海道名物を手のひらサイズのフィギュアで表現した「北海道フィギュアみやげ第4弾」の販売を新千歳空港で始めた。国の特別天然記念物タンチョウや毛ガニなど8種。5日からJR札幌駅や函館山ロープウェイ、さっぽろテレビ塔など道内各地でも販売する。
 第4弾のラインナップは▽牧場▽おたる政寿司▽ラッキーピエロ(函館)のハンバーガー▽タンチョウ▽毛ガニ▽アイヌ像▽トラクター▽新千歳空港限定の襟裳岬灯台。海洋堂(大阪)がフィギュアの原型を制作した。20万~30万個の販売を目指す。
 同社は2012~14年にかけて第1~3弾を発売。札幌生まれの仮想アイドル歌手「初音ミク」やヒグマ、日本最大の淡水魚イトウなど北海道名物のフィギュアを商品化し、累計で約70万個を販売している。
 同社は「北海道の魅力と旅の思い出を手軽に持ち帰ることができます」とPRする。
 カプセル入りで1個400円。問い合わせは同社 電話03(5259)5371。
http://www.tomamin.co.jp/20150727491

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ文様の夏服導入 ロイトン札幌「道内に広がれば」

2015-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/04 06:30

アイヌ文様をあしらった夏服
 札幌市中央区北1西11のホテルロイトン札幌は、7月から夏服に衣替えしたロビーとフロントスタッフの制服に、アイヌ文様をあしらったデザインを導入した。
 札幌のアイヌ文様デザイナー小川基さん(43)が手掛けた。男性スタッフはネクタイと胸元、女性スタッフはスカーフと胸元に緑色や赤色のアイヌ文様が入っている。9月末まで着用する予定。
 道などはアイヌ語のあいさつを広めるキャンペーンを展開。年々増える外国人宿泊客もアイヌ民族への関心は高いという。末村仁宿泊支配人(38)は「沖縄のかりゆしのようにアイヌ文様の制服が道内に広がれば」と期待している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0153020.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苫駒大と仏教会が連携、市内の住職が講義、生涯学習に力

2015-07-07 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 7/3)

苫小牧仏教会の出雲路会長(右)と末澤隆信事務局長
 苫小牧駒沢大学(佐久間賢祐学長)は、大学を苫小牧の生涯学習拠点の一つに位置付けた教育活動を本格的に進める方針だ。2016年度春から苫小牧仏教会(出雲路英淳会長)の協力を得て、市内の寺院の住職が講師を担い、市民も受講できる特別講座を開くことを決定。これを皮切りに、地域と連携した講座の充実に努め、市民により開かれた大学づくりに取り組む考えだ。
 同大学ではこれまでにも市職員や新聞社の社員、アイヌ文化団体の関係者が特別講座を行ってきた。従来以上にさまざまな団体などに授業運営に関わってもらうことで、市民が学びを深められる生涯学習拠点としての定着を目指すという。
 今回の苫小牧仏教会との連携は、入学者減少など大学運営が厳しい状況にある中、大学支援を検討する同会の動きを佐久間学長が知ったのがきっかけ。今月12日に市内で開かれた同会の総会で学長が直接協力を呼び掛け、実現が決まった。
 同会は市内17の寺院が所属し、国内の主要な法華、浄土宗、真言宗、禅宗の4宗派を網羅している。同大では2年生以降が受講する「日本仏教史」(全15回)など仏教を宗派別に学ぶ授業があるため、各寺院の住職がゲスト講師として各宗派について講義するという、宗派を超えたユニークな講座の展開を考えている。
 詳細はまだ未定だが、来年4月から7月までの前期での実施を決定。学生だけではなく、一般市民にも市民聴講生として受講を呼び掛ける。
 出雲路会長は「同じ仏教系の大学ということで、何か支援できることはないかと考えていた。この取り組みが一般市民の方に、より大学を知って足を運んでもらうきっかけになれば」と話す。
 今回の連携について同大学は、生涯学習拠点としての大学づくりを目指す第1弾の重要な取り組みとして位置付ける。大学図書館や設備は市民も利用できるようにしているが、周知は進んでおらず、佐久間学長は「大学は、敷居が何となく高いという印象があるかもしれない。市民に支えられている『市民立大学』として垣根を低くし、市民との接点を厚くし、年配の方たちにも大学で学びたいと感じていただく一つのきっかけになれば」と期待。「市民が受講しやすい工夫も考えていきたい」としている。
http://www.tomamin.co.jp/20150727443

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外一人旅特集】⑥女性一人旅におすすめの都市[アジア編]

2015-07-07 | 先住民族関連
マイナビニュース  [2015/07/03]

【海外一人旅特集】⑥女性一人旅におすすめの都市[アジア編]
東南アジアが初めての人にも旅しやすいのがタイのバンコクとチェンマイ。公共交通機関が充実していて比較的移動しやすい街です。
「アジアへの第一歩として最も旅しやすい国です。バンコクの中は、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)で移動できますし、チャオプラヤ川をボートで移動するのもおすすめです。チェンマイは街の規模が小さいので、徒歩や自転車などで移動できます。宿泊施設も充実していて、大規模な高級ホテルから家族経営の小さなホテル、ゲストハウスまで様々なタイプがあるので、予算や好みに応じて選ぶことができます」(松岡さん)。
旅しやすい土地ながら、スパイシーなタイ料理を食べたり、豪華絢爛な寺院を見て、日本とはまったく違ったエスニックな雰囲気に触れることができるので、「旅している」感を十分満喫することができるとか。物価も安めで、お財布に優しい国でもあります。
また、タイならではの楽しみといえばマッサージ。タイ古式マッサージや足裏マッサージ、ハーバルボールやアロマオイルを使ったマッサージなど、こちらも予算や好みに応じて楽しむことができるそうです。
フライト時間も短く、週末だけで行く海外旅行にぴったりなのが台湾。中心都市・台北と第2の都市・高雄は、街の中を地下鉄で移動でき、治安もいいので安心して旅することができます。
「台湾は、食事が美味しく、特に夜市でB級グルメを食べ歩くのが楽しいですよ。洗練されたセンスのいいカフェも多く、のんびりカフェ巡りを楽しむのもいいですね。また、台北から日帰りで行ける温泉地・北投温泉や陽明山温泉、先住民族と触れ合える観光地・烏来などもあります」(同)。
そのほか、マンゴーかき氷や豆花など、台湾ならではのスイーツもあり、多彩な楽しみ方ができます。人々が親日的なのも、旅しやすいポイントのひとつだそうです。
最近は高雄へ日本から直行便も出ていますが、台北から新幹線を使えば1時間半ほどで移動することもできます。
ベトナムの首都であり、ホーチミンに次ぐ第2の都市・ハノイ。文化の中心都市でもあります。
「陶磁器やホーロー製品、繊細な刺繍がほどこされた雑貨類など、安くてかわいいベトナム雑貨のお店が充実しているのがハノイです。また、食事も美味しく、アジアらしい屋台料理はもちろん、フレンチのテイストを取り入れたセンスのいいレストランも多くあります」(同)。
また、ハノイの旧市街には、歴史的な木造家屋が残り、古き良きベトナムの風情を感じることができます。一方で、フランス植民地時代に作られたフランス風の建築物も見どころのひとつ。歴史的な建築物を見ながら街歩きを楽しむのもいいですね。
アジアきっての大都会・香港には、街や人のエネルギーが充満しています。そして、なんといっても美食の街。さらに、意外にもアウトドアを楽しむこともできるとか。
「ローカルフードから高級レストランまでバラエティ豊かな食文化を堪能することができます。また、香港は香港島、九龍半島のほか、200以上の島から成るため、フェリーに乗れば自然豊かな島々へ簡単にアクセスすることができ、海水浴はもちろん、バーベキューやトレッキングなども楽しめます」(同)。
漁業が盛んな長洲島は、海水浴やシーフードを目当てにやってくる若者が多いリゾートアイランド。南Y島(ラマ島)は、欧米人も多く住む島で、ハイキングルートも整備されています。
仏教文化好きなら外せないのがヤンゴン。熱心な仏教徒が多く、寺院のバラエティ豊かさはアジア随一だとか。
「電飾の光背を背負ったとても派手な仏像など、日本とはまったく異なる仏教文化にカルチャーショックを受けるかもしれません。みうらじゅんさんのようなサブカルチャー好きなら、一度は行きたい国。お寺で売っている仏像のお土産なども意外とかわいいものが多いんですよ」(同)。
また、ミャンマー人はおっとりした国民性なので、コミュニケーションをとるのにストレスが少ないというメリットもあるそうです。日程に余裕があるなら、世界三大仏教遺跡のひとつであるバガンまで足を延ばしてもいいかもしれません。
週末や連休を利用して、短期間でも行きやすいアジア。日本人におなじみの食べ物が多いのもメリットですね。今回紹介してもらったのは、アジアの中でも比較的治安が安定していて、女性が街歩きをしても安心な都市ではありますが、旅先にトラブルはつきもの。事前準備をしっかりと行い、細心の注意をはらって楽しみましょう。
本記事は「ことりっぷ」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
http://news.mynavi.jp/news/2015/07/03/276/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第26回金曲奨授賞式レポート 式典篇

2015-07-07 | 先住民族関連
フォーカス台湾 2015/07/02 18:36

台湾を代表する音楽賞「第26回ゴールデン・メロディー・アワード」(金曲奨)の授賞式が6月27日、台北市の台北アリーナで行われた。同アワードは、台湾だけでなく中華圏の音楽人から目標とされる権威ある賞で、前年に発表された作品を対象に審査される。今年は応募された449枚のアルバム、計1万2890作品によって26の賞が争われた。前編のレッドカーペット篇に続き、今回は受賞者のコメントをお届けする。
◇最優秀中国語アルバム賞、ウイナーはジョリン・ツァイ(蔡依林)!
6部門、9項目でノミネートを果たしたジョリンのアルバム「[口丕]」(Play)が受賞。トロフィーを手にしたジョリンは「この場面を想像していました」と目を潤ませ、声を詰まらせた。「チームで作り上げた作品が認められるのは感動的」だと喜びを表現。また、「音楽を作るのは難しい。多くの人に応援してもらいたい」と音楽業界全体に対する支持を呼びかけた。「(元恋人の)ジェイ・チョウ(周杰倫)を下しましたね」との質問には「それがどうしたの」と笑顔でかわす場面もあった。
◇男女中国語歌手賞にはイーソン・チャン(陳奕迅)とアーメイ(張惠妹)
2003年に最優秀中国語男性歌手賞、2009年に最優秀中国語アルバム賞を受賞しているものの、式でトロフィーを受け取るのは今回が初となったイーソン。「忘れられない経験になった」と話し、トロフィーを大切にしたい気持ちを見せた。式のステージ上ではこみ上げる嬉しさを抑えきれない様子で「謝謝、台湾(台湾、ありがとう)」と叫び、喜びを爆発させた。
アーメイは今回で3度目の受賞。自身の名前が呼ばれた瞬間から興奮冷めらやぬ様子で、ステージ裏の取材エリアでは絶えず「熱い」と話し、スタッフに汗を拭ってもらっていた。喜びを体いっぱいで表現した一方、受賞作品「偏執面」はアーメイにとって記念すべきアルバムであるものの、アルバムとしての受賞は逃したことから、「ノミネート作品が発表された時、実はがっかりした」と本音をもらした。式のステージ上では、9月のコンサートを最後に引退する台湾語歌手、江ケイの持つ5度の受賞記録を更新したいとの発言も出た。(ケイ=草かんむりに恵)
◇“ひまわり学生運動”の応援ソングが最優秀年度楽曲賞に
最優秀年度楽曲賞に選ばれたのは、ロックバンド「滅火器楽団」(Fire EX.)の「島嶼天光」。同曲は昨年春に起きた“ひまわり学生運動”の応援歌として製作され、当時運動に参加する多くの学生らの心を励ました。メンバーの一人は「この曲は滅火器を代表するだけでなく、新世代の到来を代表する歌となった」と感謝。金曲奨に応募する際、同曲を収録したUSBをタクシーに置き忘れたものの、親切な運転手のおかげで無事手元に戻り、応募ができたとのエピソードも明かされ、会場は爆笑の渦に包まれた。滅火器の金曲奨受賞は、2000年の結成以来初めて。
◇最優秀バンド賞の栄光に輝いたのは、「仏跳牆」
昨年、最優秀中国語女性歌手賞、最優秀アルバムプロデューサー賞を獲得したペニー・ダイ(戴佩[女尼])率いるロックバンド「仏跳牆」(Buddha Jump)が最優秀バンド賞に輝いた。同バンドは先に発表された最優秀編曲家賞も受賞。その際の取材で最優秀バンド賞への自信について「少しある」と話していたとおりの結果となった。ペニーは「今年は6人一緒に受賞できて喜ばしい気持ちでいっぱい。去年よりももっと円満な感じがする」と笑顔を見せた。予算などの関係で宣伝などもあまりできないため、心を込めて作ったと話すペニー。受賞は「ロトに当たったみたい」だと明かした。予想外のバンド賞受賞にメンバーは「超気持ちいい」と大興奮。ペニーは発表された瞬間「泣きそうだった」という。
◇最優秀新人賞は、原住民バンド「BOXING」の手に
3組の兄弟で構成される台湾原住民(先住民)パイワン族のラテン・ラップ・バンド「ボクシング」(BOXING)。デビューアルバム「野生BOXING」は新人賞以外に、最優秀バンド賞、最優秀原住民語アルバム賞など3部門にノミネートされていたものの受賞を逃し、「もう(授賞式の)ステージに立つ機会はないと思っていた」という。メンバーは、同バンドを発掘したアーメイに何度も感謝を述べていた。取材エリアでは「汗と涙が混ざっている」と感動の表情。メンバー同士腕を交互に組んで原住民ダンスを披露し、会場を和ませる一幕もあった。故郷の屏東では祝賀パーティーを行う予定だという。突き抜けた明るいキャラクターが魅力のBOXING。2枚目のアルバムを準備中だということも明かした。
◇ウィリアム・ウェイ(韋礼安)は、最優秀作曲家賞に
ステージ上で「批判が今の私を作りました」と過去に自身を批判した人に感謝を述べたウィリアムは、取材エリアに来るとジャンプで喜びを爆発させた。受賞スピーチは予め内容を考えていたものの、ステージ上に立つとどうすればいいかわからなくなってしまったと受賞した瞬間の緊張を明かし、取材を受けている最中もずっと興奮した様子を見せていたウィリアム。「赤パンツの効果がありましたね」と話を振られると「そうですね」と顔をほころばせた。
◇最優秀ミュージックビデオ賞は、ウェイ・ルーシュエン(魏如萱)の「在不確定的世界裡」に
「ステージに立つのは最優秀女性歌手の時だと思っていた」と意外な受賞だったことをユーモア混じりに話したルーシュエン。自身も同曲のMVを気に入っているといい、黄中平監督に感謝を述べた。ルーシェンは以前はあまり肌を露出させることはなかったが、同MVの撮影時にノースリーブの衣装に初挑戦したのをきっかけに、肌を見せるのにも抵抗がなくなってきたという。
◇2人の日本人も賞を獲得
今回の金曲奨では、ギタリストの門田英司さんが初アルバム「FLOW」で「演奏類最優秀アルバム賞」を、荒井壮一郎さんがカレン・モクの「不散,不見」で最優秀アルバムプロデューサーを受賞。
台北に拠点を移して約20年になる門田さん。これまでジェイ・チョウ(周杰倫)やS.H.Eをはじめ、多くの有名アーティストのレコーディングやパフォーマンスに参加してきた。「ギタリストなのにステージ上でギターを持っていないのは変な感じ」だと話し、関わってきた全ての人に感謝を述べた。
荒井さんは日本人の父と香港人の母を持ち、中華圏の音楽業界でプロデューサーやドラマーとして活躍。個人での金曲奨受賞は今回が初めてだといい、満面の笑みを浮かべた。「北京に10数年住んでいるので中国語は問題ない」と流暢な中国語を披露し、アルバム制作の機会を提供したカレンに感謝を伝えた。
◇特別貢献賞に江ケイ
9月のコンサートを最後に引退することを発表している国民的台湾語歌手、江ケイに特別貢献賞が贈られた。トロフィー贈呈前には、ジェイが自身のデビュー前に江に提供した楽曲「落雨声」をピアノで生演奏。スクリーンには江の功績をたたえるメッセージが映し出され、江の涙を誘った。感動的な雰囲気の中、ステージ上の江が「この曲のおかげで大儲けできた」とユーモアを見せると、会場は和やかムードに一変。江は「この賞を手にできてとても感動している。一生歌ってきたことはそれだけの価値があった」と神妙な面持ちで述べ、自身最後となる金曲奨の舞台に別れを告げた。江がこれまでに獲得したトロフィーは今回を含めると13個に上る。作曲家の陳揚さんにも同賞が贈られた。(ケイ=草かんむりに恵)
今年の金曲奨は、昨年中国大陸出身のリー・ロンハオ(李栄浩)がほぼ無名ながらも5部門にノミネートされ、“ブラックホース”とされたような波乱もなく、受賞者にはベテランが多く顔を揃えた。一方で、最優秀中国語女性歌手賞や最優秀中国語アルバム賞など計6部門にノミネートされていたララ・スー(徐佳瑩)のアルバム「尋人啓事」は残念ながら受賞を逃した。
授賞式では、司会のハーレム・ユー(ユ澄慶)をはじめ、アーメイやショウ・ルオ(羅志祥)、ララ・スーら11組によって7つのパフォーマンスが繰り広げられ、台湾音楽の魅力を観客に伝えた。(ユ=广の下に臾)
授賞式を生中継した台湾テレビ(台視)によると、台湾では約449万人が式の模様を視聴したという。
(名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/topic/column/201507020002.aspx


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第26回金曲奨授賞式レポート レッドカーペット篇

2015-07-07 | 先住民族関連
フォーカス台湾 2015/07/02 18:21

ジョリン・ツァイ(蔡依林)
台湾を代表する音楽賞「第26回ゴールデン・メロディー・アワード」(金曲奨)の授賞式が6月27日、台北市の台北アリーナで行われた。同アワードは、台湾だけでなく中華圏の音楽人から目標とされる権威ある賞で、前年に発表された作品を対象に審査される。今年は応募された449枚のアルバム、計1万2890作品によって26の賞が争われた。レッドカーペット篇と式典篇の2回に分けて、授賞式の模様をお届けする。
式典の前に会場の外で行われたレッドカーペットには、ノミネートされているアーティストやプレゼンターなど豪華なゲストがきらびやかな服装で登場し、美や個性を競い合った。
◇セクシー対決
アルバム「[口丕]」(Play)が最優秀楽曲賞、最優秀中国語アルバム賞など6部門、計9項目で候補となり、最多ノミネートとなったジョリン・ツァイ(蔡依林)は、胸の谷間があらわになったブラックのドレスで登場。このドレスは一目見て気に入ったという。「大きなパーティーに来たような気持ちで観客として楽しみたい」と受賞の有無にはこだわらない心境を語った。
ウェイ・ルーシュエン(魏如萱)もジョリンに負けず劣らず、谷間を披露。これまであまり肌の露出をしてこなかったルーシュエンは、「初めてこんなにセクシーなドレスを着た」と笑顔を見せた。
姉妹デュオのASOSとして姿を見せたバービー・スー(徐熙媛、大S)とシュー・シーディー(徐熙[女弟]、小S)。小Sはスラリと伸びた美脚を披露。小Sは昨年「エレファントディー」としてミニアルバムを発表したものの、ノミネートを逃したため、その悔しさから赤をテーマとしたメイクで「目が赤くなっている姿」を演出したとユーモアを見せた。
◇気品で魅せる
アリン(A-LIN)はハンドメイドのフォークロア調衣装で登場した。模様が自身のバックグラウンドである台湾原住民(先住民)アミ族のトーテムに似ていることから母親に「祖先の加護がありますよ」と言葉をかけられたという。最優秀中国語女性歌手賞にノミネートされているほかに、プレゼンターの役割も担うアリンは、「なまってしまわないか怖い」と緊張を吐露。受賞の可能性については「自信はあるが、結果は審査員次第」と答えた。夫からは「平常心で」と励ましをもらったという。受賞した際のスピーチのために用意した原稿は、用紙5枚にもおよぶ量だと話し、期待を示した。
ラッキーアイテムは「結婚指輪」だと語ったカレン・モク(莫文蔚)。夫は英国にいるため会場には来られず、生放送も見られないと残念な気持ちを明かした。前日にはジェイ・チョウ(周杰倫)から不動産購入の相談をされるという奇妙な夢を見たエピソードも語った。
この日のために体重を2キロほど落としたというララ・スー(徐佳瑩)。レッドカーペットとドレスの色が似通っていることを指摘されると「それも悪くない。『大地質系女子』の感じですね」とユーモアで返し、記者を笑わせていた。
欧陽菲菲の姪で、チェリストとして人気のオーヤン・ナーナー(欧陽娜娜)。弱冠15歳ながらも堂々とした風格で会場を魅了した。式典ではサンディー・ラム(林憶蓮)のステージで生演奏を披露。この新緑のドレスは38万台湾元(約150万円)だという。
◇個性がキラリ
トップバッターで登場したジェイ・チョウ(周杰倫)。ゲストとしては唯一自身の曲「以父之名」をBGMにレッドカーペットを歩き、トップスターとしての風格を見せつけた。衣装は、黒いハットに花柄の刺繍が施されたジャケットという個性的なスタイル。「楽しいパーティーに来た気持ち。リラックスして式に参加したい。ノミネートされたなら賞は欲しい。そのほうが格好がつくからね」と意気込みを示した。妻のハンナは姿を見せなかったが、出かける前にはお腹を触って子供に挨拶してきたという。
マジックパワー(MP魔幻力量)は女性タレントとの親密な動画が流出した影響で、謹慎期間中のボーカル、ガーガー([口夏][口夏])が欠席、5人での出席となった。ティンティン(廷廷)は「残念」だとしながらも、ガーガーはテレビの前で放送を見守っていると明かした。ガーガーを含め、全員縁起が良いとされる赤パンツで賞に臨んだといい、取材陣の前でパンツを披露する場面もあった。ガーガーからは「頑張って。みんなと会えてよかった」とメッセージを受け取ったという。
◇シックに決めた男性陣
マジックパワーと同じく、赤のパンツで式に臨んだウィリアム・ウェイ(韋礼安)。「今日の台北アリーナは赤パンツ密度が最も高いところでしょう」と語り、会場を笑わせた。履いたパンツはこの日のために引き出しから探し出し、きれいに洗濯したのだという。今回は最優秀中国語男性歌手賞や最優秀作曲家賞にノミネート。「自信のほどは」との質問には「毎日自分を信じている」と答えた。
昨年最優秀中国語男性歌手賞を獲得したリン・ジュンジエ(林俊傑)。今年はイーソン・チャン(陳奕迅)に提供した楽曲「[イ尓]給我聴好」で最優秀作曲家賞と最優秀楽曲プロデューサー賞にノミネートされた。「今回製作の面で評価されたのは嬉しい」と顔をほころばせた。
レッドカーペット終了後、ファンがいる柵の前まで歩いていき、優しさを見せたワン・リーホン(王力宏)。昨年は作品を発表していないため、今回はノミネートはされていないが、今年発表したアルバムが来年賞を取れそうかについて聞かれると「(自信は)あります」と答え、期待をのぞかせた。注目しているのは「最優秀中国語アルバム賞」で、全てのノミネート作品を聞いたという。
授賞式参加のために当日午後に香港から飛行機で駆けつけたジャッキー・チュン(張学友)。映画の撮影を当日の朝6時まで続けていたため一睡もしていない状態だと話しながらも、「歌神」としての風格を漂わせ、満面の笑みでファンらの声援に応えていた。
イーソン・チャン(陳奕迅)は、ノミネートされている最優秀中国語男性歌手賞について質問が及ぶと、ほかのノミネート歌手の作品は全て聞いたとした上で、ジャッキーに受賞してほしいと話した。式では香港歌手の中国語の名曲26曲をアレンジしたメドレーを披露する。パフォーマンスは1カ月半にわたり準備を重ねたという。「緊張する」と明かしたものの、「ステージを楽しみたい」と笑顔をのぞかせた。
2時間余りに及んだレッドカーペットを歩いたのはおよそ70組。今年は初めて公式フェイスブックとインスタグラムで人気投票が行われ、ジョリンとマジックパワーがそれぞれ女性、男性部門の1位に選ばれた。
(名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/topic/column/201507020001.aspx

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国・仁川空港敷地内に大規模エンターテインメント施設計画!米カジノ会社と空港が合意

2015-07-07 | 先住民族関連
NEWS for Travel-2015/07/02 16:19

 米国のカジノ「モヒガン サン」の運営会社MTGAと韓国の仁川空港は、仁川空港敷地内に建設予定のリゾート施設のコンセプトに合意し、空港に隣接する国際業務地区(IBC)2地区(IBC-2)に、新感覚のエンターテイメント施設を建設する。
エンターテインメント、ツーリズム、ホスピタリティの核に
 新リゾートは「Inspire(インスパイア)」と名づけ、急成長する韓国のエンターテイメント、ツーリズム、ホスピタリティの核として建設。このプロジェクトは、従来の買い物が中心であった旅行から、文化とエンターテイメントを楽しむ旅行への転換を狙う。MTGAはまずプロジェクト第1弾として、2020年までの建設に16億米ドルを投資する。
 「Inspire」の面積は300,000平方メートル以上で、敷地内には、6つ星の客室300室を含む全1,000室の高級ホテルや、韓国文化を体験できる韓国村を含む、ショッピングエリア、レストラン、エンターテイメント施設などが入る予定だ。
 また、A級のエンターテイメントを楽しめる20,000人収容のアリーナのほか、広さ18,500平方メートルを誇るアミューズメントパークや、250テーブル、1,500のスロットマシーンを備えた20,000平方メートルのカジノなど、大規模な新感覚リゾート施設となる。
その他に建設中の複合施設との相乗効果にも期待
 さらに空港に隣接のIBC-1地区では、韓国のパラダイスと日本のセガサミーの合弁会社であるパラダイスセガサミーが、2017年オープン予定の複合リゾート施設「Paradise City」を建設中で、「Inspire」との相乗効果も期待されている。
 モヒガン サンは、アメリカ先住民のモヒガン族が米国で経営するカジノ施設だ。また仁川空港は、ACIが実施する「サービスの質が高い空港」ランキングで10年連続1位に選ばれており、日本人も含め、観光客が多く利用するハブ空港だ。2018年には新しいターミナルもオープン予定としている。
参照元:Mohegan Sun Inspire
http://news.4travel.jp/10562/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池袋で世界巡回中の「世界報道写真展2015」 入賞作品150点一堂に

2015-07-07 | 先住民族関連
香港経済新聞-2015年07月02日

(写真)現代社会の問題の部・単写真1位マッズ・ニッセンさんの作品「Scanpix/Panos Pictures」
 東京芸術劇場(豊島区西池袋1、TEL 03-5391-2111)で6月27日から、「世界報道写真展2015」が開催されている。
自然の部・単写真2位のアミ・ヴィタールさんの作品
 世界各地で活動しているドキュメンタリー写真家、報道写真家の作品を対象とした「世界報道写真コンテスト」の本年度受賞作品を展示。1年を通じて世界各国で開催する巡回展で、日本では7都市で開く。
 コンテスト部門は、「スポットニュース」「一般ニュース」「スポーツ」「現代社会の問題」「日常生活」「ポートレート」「自然」「長期取材」の8部門で、それぞれ「単写真(写真1枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」に分かれている。コンテストには131の国と地域の5692人から計9万7912点の応募があり、同展ではその中から選ばれた41人の入賞作品約150点を一堂に集めた。
 入賞者の中で、最も優れた写真に贈られる「世界報道写真大賞」は、「現代社会の問題の部 単写真1位」も受賞したデンマークのマッズ・ニッセンさんの作品。LGBT(レズ・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)を題材にし、ロシアの同性愛男性2人の姿を通して性的マイノリティーが抱える問題を提起している。
 そのほか、同展のメーンビジュアルとして採用した「自然の部 単写真2位」のアミ・ヴィタールさんの作品など、野生動物保護を題材にした作品も。サイと初めて触れ合うケニアのサンブル族の姿を撮影し、野生動物の保護には近くに生きる先住民族の力が欠かせないことを訴えている。
 同展担当者は「昨年までと異なり賞の数が減ったことで、特に力のある作品だけがそろっている」と話す。「長期取材の部」が新設されたことで、人の人生や地球環境の変化など長期的観点に基づいたドキュメンタリー作品も展示しているという。「『写真』を通して、地球上で起きている事実を知ってもらい、多くの思いを巡らせてほしい」と来場を呼び掛ける。
 開館時間は10時~17時(金曜・土曜は20時まで)。入場料は、一般=800円(第3水曜日は65歳以上は無料)、学生=600円、中高生=400円、小学生以下および障害者手帳所持者とその介護者は無料。休館日は7月6日・27日。8月9日まで。
http://ikebukuro.keizai.biz/headline/1304/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする