先住民族関連ニュース

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文化庁:アイヌの姿、多言語で紹介 北海道に開設の博物館

2015-07-31 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2015年07月30日 19時32分
 文化庁は30日、アイヌ民族への理解を促進し、新たな文化の創造を目指す国立の「アイヌ文化博物館(仮称)」(北海道白老町)の基本計画を公表した。アイヌの人々の信仰や暮らしについて、アイヌ語や日本語に加え、英語や中国語、韓国語などで紹介。子ども向けに伝統楽器の演奏や、織物づくりなどが体験できるスペースも設ける。
 計画によると、博物館は2020年東京五輪・パラリンピックに合わせて開設する。建物は15、16年に設計し、延べ床面積は8600平方メートル。うち2500平方メートルが展示室で、海外の博物館と協力した世界の先住民族に関する展示も計画している。
 このほか調査室(1000平方メートル)と収蔵庫(1500平方メートル)を設け、博物館の専門家とアイヌ文化の伝承者が協力して研究や資料の保存、人材育成に当たる。博物館の運営にはアイヌの人々が参画する。(共同)
http://mainichi.jp/select/news/20150731k0000m040056000c.html


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台北映画賞授賞式レポート(上) 台湾映画259作品がグランプリを競う

2015-07-31 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2015/07/28 18:38

6月26日から台北市内で開催されていた「第17回台北映画祭」(台北電影節)の閉幕に際し、「台北映画賞」(台北電影奨)の授賞式が7月18日、台北市の中山堂で行われた。同賞は国産映画の推進と発展を目的としたもので、審査の対象作品は全て台湾映画。今年応募されたのは、フィクション長編51作品、短編117作品、ドキュメンタリー58作品、アニメーション33作品の計259作品。バラエティー豊かな作品の中から、厳正な審査の上、受賞者・作品が選ばれた。
◇最多受賞はチャン・ツォーチ(張作驥)監督の「醉・生夢死」 6部門制覇
今回、最多受賞となったのは、チャン・ツォーチ監督の「酔.生夢死」。グランプリ(百万首奨)、最優秀フィクション長編(最佳劇情長片)、最優秀主演男優賞(最佳男主角奨)、最優秀助演男優賞(最佳男配角奨)、最優秀助演女優賞(最佳女配角奨)、メディア賞(媒体推薦奨)の6部門を制覇した。
同作は酒に溺れる母親、失恋しアメリカから台湾に戻ってきた同性愛者の兄、ヤクザと揉め事を起こすなど退廃した生活を送る弟の人生模様を描く。
受賞理由は「写実的なストーリー軸の中に高度に奔放な内なる精神が描かれ、作者は大胆な表現で生に必死になる登場人物を作り出した。セクシーで大胆、かつ創作精神に満ち溢れた作品」。
チャン監督は女性への性的暴行により、現在服役中。審査員を務めた香港の映画監督のフルーツ・チェン(陳果)氏は記者からこのことが影響を与えたか聞かれると、事件について知らなかったようで、純粋に作品のみを見て評価したと話した。
主演男優賞でリー・ホンチー(李鴻其)の名前が呼ばれると、プレスルームでは歓声が上がり、その支持の高さがかいま見られた。ホンチーはステージに立つと「撮影は大変だった」と声を詰まらせ、「この賞はチャン監督のものです」と監督への感謝を示した。ホンチーは元々は制作スタッフ。初めての映画出演で受賞したことに「考えてもいなかった。ずっと先のことだと思っていた」と満面の笑みを見せた。
同作で母親役を演じ、助演女優賞を受賞したルー・シュエファン(呂雪鳳)は、プレゼンターから名前を呼ばれ、ステージに立つと「ハハハ」と笑い、喜びをこらえきれない様子。感謝を述べると、涙を見せた。シュエファンは歌仔戯(台湾オペラ)の出身の女優。取材エリアでは「歌仔戯の役者が賞をとるのは非常に難しい」と今回の受賞に感慨深げだった。
取材中にメディア賞の受賞が発表されると、シュエファンは大興奮で記者らに対し「あなた方はわたしの恩人です」と握手を求める場面もあった。
助演男優賞のチェン・レンショウ(鄭人碩)もホンチーと同様、制作スタッフをしていたところをチャン監督に抜擢されての出演。「この賞は励みになった」と喜びを見せた。同作では男性同士の過激なラブシーンも披露。相手役を演じたホアン・シャンホー(黃尚禾)も犠牲は大きかったと話し「シャンホーも賞をもらうべきだ」と共演者への賞賛を示した。
◇最優秀監督賞はツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督に
監督賞(最佳導演奨)は短編映画「無無眠」のツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督が受賞。同作は夜の東京の駅前や電車、大浴場が舞台。日本人俳優の安藤政信も出演している。「ツァイ監督は非凡な才能を再度発揮し、観客を異なる都市空間に誘い、時間の中を異なる速度での移動を感じさせた。身体同士が近づくゆっくりさ、電車が移動するゆっくりさなどあらゆる場面で欲望が表現されている」と評価された。
ツァイ監督は海外にいるため式を欠席したが、スタッフに託したコメントでは「嬉しすぎる。ありえない。審査員にご飯をおごります」とユーモア混じりに話し、会場を笑わせた。
◇台湾原住民を主人公にした「太陽的孩子」が観客賞受賞
観客の評価を基に決定される観客賞(観衆票選奨)には、チェン・ヨウジエ(鄭有傑)監督と勒ガー・舒米監督の「太陽的孩子」が選ばれた。(ガー=口へんに戛)
同作は家計を支えるため台北で働いていた台湾原住民(先住民)アミ族の女性が父親の病気を機に故郷に戻り、集落の豊かな自然を守るため奔走する姿を描いた。勒ガー・舒米監督の母親が実際に行った取り組みが基になっているという。
主演の阿洛・カー力亭・巴奇辣は、高評価を下してくれた観客に対し「すごく感謝」と笑顔。受賞は先住民にとって素晴らしいことだと話した。また、プレミア上映会後に多くの観客から感想を伝えられ、感動したエピソードも語った。(カー=上の下にト)
主演女優賞(最佳女主角奨)を獲得したのは、日本人女優の永作博美。チアン・ショウチョン(姜秀瓊)監督作品「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」(寧静[口加][口非]館之歌)での演技が「人物に十分なバックグラウンドがない状態にもかかわらず、独特な個人的魅力と奥深く細部を正確に表現した演技で、役柄に生き生きとした魂を吹き込み、キラキラとした印象深い女性を作り出した」として評価された。同作は同映画祭で実施されたもう一つの部門、国際新人監督コンペティション部門で観客賞を受賞している。
記者から永作が選ばれた理由を聞かれたチェン審査員は、「作品を見てみてください」と述べ、演技が素晴らしかったことをほのめかした。
(後編に続く)
http://japan.cna.com.tw/topic/column/201507280001.aspx

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学校の先生、マチを学ぶ夏 石狩でセミナー

2015-07-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/30 16:00

八幡墓地にある樺太アイヌ民族の碑の前で説明する市教委の工藤文化財課長(左から2人目)
 【石狩】夏休み期間中、教職員に研さんを積んでもらおうと、石狩市教委主催の教職員研修「サマーセミナー」が市内各地で開かれている。道央の物流拠点である石狩湾新港の見学や、石狩の歴史スポットを巡るものなど多彩な内容で、受講者から「授業づくりに役立つ」と好評だ。
 サマーセミナーは毎年、市内小中学校の教職員約420人を対象に開いている。今年は28日~8月5日で計11講座。石狩市手話条例やインターネットのトラブル対策などを学ぶ講座もある。市教委は少なくとも1人1講座の参加を呼びかけているが、今夏は1人で5講座を申し込んだ人もいるなど人気が高い。
 初日の28日は、市教委の工藤義衛(ともえ)文化財課長が「石狩の発祥の地 秘話めぐり」と題して、八幡や本町にある記念碑や歴史的な建物を案内。定員を上回る32人が参加し、1875年(明治8年)の千島樺太交換条約で北海道に強制移住させられた樺太アイヌ民族の墓や碑がある八幡墓地などを約2時間かけて巡った。
 参加した花川小の阿部純一教諭(26)は「アイヌ民族の歴史は北海道に住んでいる人は必ず学ぶべきで、今後の授業でも生かせそう」と話した。
 講座内容は、受講者へのアンケートを参考に毎年一部を入れ替えている。セミナーの企画を担当する市教委の浜本賢一参事は「小中学校の教職員は石狩管内の各地を異動することが多く、地域の歴史や授業に役立つ施設を知らない人もいる。授業で実践できる内容を心がけている」と話す。(山中いずみ)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0162522.html

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デザインや立地、公募で決定=国立アイヌ博物館で基本計画-文化庁

2015-07-31 | アイヌ民族関連
時事通信-(2015/07/30-17:09)
 アイヌ民族の文化伝承のため北海道白老町に建設する国立の「アイヌ文化博物館(仮称)」について、文化庁は30日、基本計画を公表し、建物のデザインや用地計画を一括で公募すると発表した。同庁は「周囲の自然やアイヌの精神性を調和した施設にしたい。年内にもアイヌも加わった選考委員会で設計を決める」としている。
 基本計画によると、建物の総床面積は当初案より少し広くなり、約8600平方メートル。道内各地の集落を比較するテーマ展示は、一定期間ごとに展示内容を変えて各地の文化を紹介し、リピーター獲得を目指すとした。
 博物館の建設場所は、当初想定の区域より範囲を広げ、この範囲内で場所や建築デザイン、地下利用や耐震対策などを一括して提案してもらうことにした。詳細は9月にもまとめ、募集を始める。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015073000717&g=soc

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美の国の宝 九博に集う 10周年記念展

2015-07-31 | アイヌ民族関連
西日本新聞=2015年07月30日 14時34分
 九州国立博物館(福岡県太宰府市、九博)は29日、10月18日~11月29日に開催する開館10周年記念特別展「美の国 日本」(西日本新聞社など主催)の概要を発表した。正倉院宝物6件、国宝33件、重要文化財30件をはじめ全94件が出展される。
 正倉院宝物は九博の開館記念展以来、九州で10年ぶりに展示される。世界最古の5弦の琵琶(びわ)「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」、聖武天皇が愛用した「鳥毛篆書屏風(とりげてんしょのびょうぶ)」、8世紀初頭に現在の福岡県糸島市辺りで作られた日本最古の戸籍「筑前国嶋郡川辺里戸籍」など、九州初出展の至宝が並ぶ。正倉院宝物の展示は10月18日~11月3日。
 ほかに国宝の火焔(かえん)型土器(新潟・十日町市教育委員会)や重要文化財の遮光器土偶(東京国立博物館)など、縄文時代から鎌倉時代までの文化財が集まる。
 島谷弘幸館長は「原点に立ち返り、『美の国日本』を見つめ直したい」とあいさつ。楠井隆志展示課長は「日本の美の原動力は大陸との交流にあった。琉球やアイヌ文化の美にも注目し、広域的な視野からの展示にしたい」と語った。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kyuhaku/article/185428

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街角:白老 教員対象にアイヌ文化講座 /北海道

2015-07-31 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2015年07月30日 地方版
 小中学校の教員らを対象にした「アイヌ文化講座」が、白老町のアイヌ民族博物館で行われた。同町などが主催し、ふるさと学習の指導などに役立ててもらうのが目的。初回は苫小牧駒澤大の岡田路明教授(アイヌ文化)が講演し、北海道の開拓とともにアイヌ民族の生活圏は失われ、アイヌ文化は衰退したと説明。「アイヌ民族には生活の知恵がある。基本を知り、アイヌ文化の復興に理解を深めてほしい」と語った。
http://mainichi.jp/edu/news/20150730ddlk01100286000c.html

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