先住民族関連ニュース

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台東の先住民、民族ゆかりの地を「伝統領域」として宣言/台湾

2017-01-03 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾-2017/01/02 18:56

邱桂さん提供
(台東 2日 中央社)台東県台東市新園集落に暮らす台湾原住民(先住民)パイワン族は2日、約350ヘクタールの土地を、民族とゆかりのある「伝統領域」だと自主的に宣言した。集落の主体性をアピールし、土地とのつながりを明らかにするとしている。
同県の原住民が自主的に「伝統領域」を宣言するのはルカイ族に続いて2例目。
同集落の代表者が父親から伝え聞いた話によれば、同地に住む人々の祖先はもともと太麻里渓の上流に住んでいたものの、日本統治時代の1935年に日本軍から現在の場所に移転するよう命じられ、物資や食糧を日本軍側に提供するために畑作を始めたという。
その後、同地の使用や権利を原住民に託す手続きが進められていたが、日本の敗戦でうやむやになってしまったとされる。
住民は「所有権を独占するわけではない」としながらも、「土地はわれわれの命であり、財産ではない。われわれには土地を代々守る責任と義務がある」と主張。国は原住民の土地の歴史を直視し、原住民の権利を回復すべきだなどと訴えた。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201701020009.aspx

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水害の被災地、復興住宅を民宿に改造 先住民文化に触れる工夫も/台湾

2017-01-03 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾-2017/01/02 16:25

(台北 2日 中央社)台湾原住民(先住民)パイワン族が暮らす屏東県牡丹郷高士集落に、住宅の一部を改造した民宿がある。宿泊客には自家製のアワ酒(小米酒)が振る舞われるなど、原住民の生活や文化に触れられる工夫が凝らされている。
三方を山に囲まれ、東側には太平洋から昇る朝日が望める絶景スポットに位置する同地。現存するパイワン族の集落の中でも古くから栄えたとされ、長い歴史がある場所として知られる。2009年8月には台風8号により大きな被害を受けたものの、復興を遂げた。
民宿として開放されているのは、台風被害後に建てられた「永久屋」と呼ばれる復興住宅の一部。2階の部屋などがあてがわれ、原住民の家庭にホームステイしたような気分を味わえる。
地域の発展協会によると、毎日約20組の宿泊が可能。従来型の宿泊にはない貴重な体験を味わえるとしている。
(陳葦庭/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201701020005.aspx


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