先住民族関連ニュース

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法政大 「トマホークス」やめます アメフットチーム

2017-01-20 | 先住民族関連
毎日新聞2017年1月19日 07時30分(最終更新 1月19日 07時30分)
差別的との議論に配慮
 アメリカンフットボールの名門、法政大がチームの愛称を「トマホークス」から「オレンジ」に変更することが分かった。北米の先住民が使う斧(おの)を指す「トマホーク」をモチーフにした愛称やマークは差別的表現を含むと米国で議論になったことがあるが、それに配慮した変更は国内では異例。新しい愛称はチームカラーにちなんだ。
 アメフット部の運営をサポートするスポーツ用品販売会社「ドーム」が18日、東京都内で開いたイベントで、同部OBの今手義明専務が明かした。今手氏は「大学が掲げる多様性から逸脱している。理由のない過去の遺産を整理して、自由と進歩のフットボールを全力でやっていく」と語った。
 法政大アメフット部は1935年創部。学生日本一を決める「毎日甲子園ボウル」で5度優勝している。【松本晃】
http://mainichi.jp/articles/20170119/k00/00m/050/126000c

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北欧映画祭ノーザンライツ、注目はデンマーク特集&『私は好奇心の強い女』無修正版 

2017-01-20 | 先住民族関連
webDICE 2017-01-19 19:15
北欧のカルチャーを丸ごと楽しむ!トリアー監督『キングダム』10時間イッキミも

『トーキョーノーザンライツフェスティバル2017』特別先行上映作品『サーミの血』より ©Sophia Olsson
北欧の映画界から注目の映画作家と作品を紹介する『トーキョーノーザンライツフェスティバル2017』が1月21日(土)から2月19日(日)まで渋谷ユーロスペースほかにて開催。今年で7回目を迎えるこの映画祭は、アップリンクが行なう配給サポート・ワークショップの参加者が2011年に立ち上げ、企画と運営を行なっている。
日本ではスクリーンで観ることのできない旧作や劇場未公開作がラインナップ。音楽イベントやカフェレストランとの連動企画、北欧絵本にまつわる企画もあり、北欧のカルチャーを様々なかたちで楽しむことのできるフェスティバルとなっている。今年は、日本・デンマーク外交関係樹立150周年を記念してデンマークにフィーチャーし、ラース・フォン・トリアー監督の『キングダム』イッキミ!や、デンマーク出身の女優で20年代のサイレント映画全盛期に活躍したアスタ・ニールセンの特集を組んでいる。
開催にあたりwebDICEでは、映画祭のスタッフ細川典子さん、湯川暁子さん、雨宮真由美さんによるオススメの作品のレコメンド文を掲載する。
特別先行上映
『サーミの血』
サーミ人とは、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ロシアの北部に住む先住民族ですが、日本ではあまり馴染みはなく、ご存知ない方も多いかもしれません。スウェーデンにおいて、サーミ人が劣等民族とみなされていた1930年代に、差別を受けて生きることに抵抗したひとりの少女が自らの運命を変えようとする物語です。
サーミ人の血を引くアマンダ・シェーネル監督が、サーミ人のレーネ=セシリア・スパルロクを主人公に起用。自身のルーツとスウェーデンの歴史のダークサイドを描き、東京国際映画祭で審査員特別賞と最優秀女優賞のW受賞を果たしました。
敢えて民族的、人種的な問題を持ち出すまでもなく、日常のそこかしこにマイノリティに対する差別は潜んでいて、例えば、地方から上京して来ただけでも、その洗礼を受けてしまったりします。また、自らのアイデンティティと向き合ったり、「ここではないどこかへ」という願望も普遍的な感覚としてあるので、そういった意味でも主人公の感情には深く共感できると思います。サーミについての知識はなくても、映画としてとても力のある作品なので、ぜひ多くの方に観ていただきたい作品です。
とにかく、レーネ=セシリア・スパルロクの強いまなざしと圧倒的な存在感、そして、長編1作目にしてそれを引き出したシェーネル監督の手腕にご注目ください。(細川典子)
原題:Sameblod / Sami Blood
監督:アマンダ・シェーネル Amanda Kernell
2016年 / スウェーデン、デンマーク、ノルウェー / スウェーデン語(Swedish)、サーミ語(Saami) / 108分
提供: アップリンク
◎上映スケジュール
2月11日(土)11:30
会場:ユーロスペース
「サーミナイト」inスウェーデン大使館
日時:2月6日(月)19:00~
場所:スウェーデン大使館
*詳細は公式WEBサイトにて
主催:スウェーデン大使館
企画:トーキョーノーザンライツフェスティバル実行委員会
みゆき野映画祭in斑尾~北欧・日本国際短編映画祭~

『私は好奇心の強い女』
1967年にスウェーデンで製作され、世界中にセンセーションを巻き起こし<ポルノ解禁>のきっかけとなった『私は好奇心の強い女』。当時アメリカでは裁判問題に発展し、日本でも1971年の公開時には47ヶ所もカットされて上映されました(2002年に4ヶ所のみの修正でようやく完全版が公開)。
しかしながら、本作の見どころは性描写だけではありません。主人公の演劇学生レナ・ニーマン(『秋のソナタ』でリブ・ウルマンの姉役を好演している)と、監督のヴィルゴット・シェーマンは本人役で出演し、シェーマンの新作のために仲間たちと街頭インタビューを始めたレナは、徐々にぼんやりと政治に目覚めていきます。
大筋はフィクションでありながら、インタビューシーンなどのドキュメンタリー要素を盛り込んだニュー・ジャーナリズム。斬新な撮影と編集はモノクロの映像を原色と錯覚させるほどのポップさを放ち、恋愛&SEX至上主義のレナの生き方は、当時のフリーセックスやウーマン・リブの思想とも直結しています。それらを融合させて時代を切り取り、今もなお、新鮮な刺激に満ちた本作の製作50周年を記念して、ノーカット・無修正のデジタル版で上映します!(細川典子)
原題:Jag ar nyfiken - en film i gult / I Am Curious (Yellow)
監督:ヴィルゴット・シェーマン Vilgot Sjoman
1967年 / スウェーデン / スウェーデン語(Swedish) / 121分
◎上映スケジュール
2月12日(日)11:30 2月14日(火)14:00  2月16日(木)21:00
会場:ユーロスペース

『キングダム』『キングダムⅡ』
ラース・フォン・トリアーの『キングダム』イッキミ!
ラース・フォン・トリアーが90年代に発表し、今なお、カルト的人気を誇るの伝説のTVシリーズ「キングダム」全8エピソードを一挙上映します!
コペンハーゲンにそびえ立つ巨大病院<キングダム>を舞台に、デンマーク嫌いのスウェーデン人医師、癌の標本集めに暇がない病理学者、女の尻ばかりを追いかけている医師長の息子、どこも患ってないのに病院に居座る降霊術好きの老女……変人たちが繰り広げる荒唐無稽な群像劇と戦慄のゴシック・ホラーが合体した異色のドラマ。手持ちカメラを多用し、黄色いフィルターで撮影された映像にはトリアーの美学が詰まっています。
1994年と1997年の2シーズンに渡り放映され、劇場映画としても公開されました。本作に惚れ込んだスティーブン・キングにより「キングダム・ホスピタル」としてリメイクもされています。残念なことに、主要キャストであったエルンスト・フーゴ・イェアゴーの死亡によりシリーズは未完のままですが、彼抜きでは成立しないほど強烈なキャラクターを見事に演じています。
デンマークビールを片手に、めくるめく狂気の世界をご堪能ください!エピソードの終わりにはタキシード姿のトリアーが登場し、ドヤ顔で解説するのでそちらもお楽しみに!(細川典子)
原題:Riget / Kingdom
監督:ラース・フォン・トリアー Lars von Trier
1994年,1997年 / デンマーク、スウェーデン、ドイツ / デンマーク語(Danish)、スウェーデン語(Swedish) / 552分
◎上映スケジュール
1月21日(土) 【1st】11:00~21:00 【2nd】22:00~翌8:00 ※1st,2ndそれぞれ全8エピソード上映 (途中休憩あり)
会場:LOFT9 Shibuya
前売券:4,800円 (ドリンク代別途)/ 当日券:5,300円 (ドリンク代別)

『国王への手紙』
ノルウェーのみならず北欧の映画界で最も注目すべき作家の一人、ヒシャーム・ザマーン監督を特集。『国王への手紙』は、デビュー作『雪が降る前に』に引き続き2年連続でヨーテボリ国際映画祭最優秀ノルディック映画賞を受賞した傑作。名誉殺人をテーマにした衝撃的なロードムービーである前作とはうって変わり、5人の難民がオスロで過ごす1日を秀逸な構成で描き出し、新たな境地を切り開いています。
美しい冬景色の中、登場人物たちは限られた時間の中で、それぞれの目的を果たそうとする。その哀しい眼差しの中に、彼らが背負う過去の重さが浮かび上がり……。
わずか75分の中に5人の人生を凝縮するザマーン監督の手腕が冴え渡り、「難民」という理不尽な運命の中にも他人との絆を結ぼうとする人々の姿を圧倒的なヒューマニズムで描き出しています。
クルディスタンに生まれ、ノルウェーで活躍するザマーン監督の目を通して、今まで見たことのなかったノルウェー映画をお届けします。ぜひ2作続けて劇場でご覧下さい。(湯川暁子)
原題:Brev til Kongen / Letter to the King
監督:ヒシャーム・ザマーン Hisham Zaman
2014年 / ノルウェー、アラブ首長国連邦 / クルド語(Kurdish)、ノルウェー語(Norwegian)、英語(English)、ペルシャ語(Persian) / 75分
◎上映スケジュール
2月12日(日)19:00 2月14日(火)19:00 2月15日(水)16:30
会場:ユーロスペース

特集『サイレント映画のミューズ アスタ・ニールセン』
“映画における初めてのセックスシンボル”、のちには“サイレント・ミューズ”と呼ばれたデンマーク生まれの伝説の女優アスタ・ニールセン(1881-1972)を大特集!3会場にて全5作品上映します。
まず、渋谷シダックスホールでは「デンマークジャズ×アスタ・ニールセン!」と題し、アスタ・ニールセンが欲望に逆らわない女性を演じ世に衝撃を与えたデビュー作『深淵-アビス-』を上映。デンマークの先鋭的なジャズレーベルILKが誇る即興ジャズ・ギタリストのマーク・ソルボーグと、現在スカンジナビアで最も人気のあるピアニストのサイモン・トーダムのデュオの伴奏付きでお届けします。
そして同じくアスタ・ニールセンの初期主演作『バレエダンサー』には、サイレント映画ピアニスト柳下美恵氏の生ピアノ伴奏が付くという、豪華なプログラム。デンマークと日本の演奏家による映画伴奏の競演をご覧いただける貴重な機会をお見逃しなく!同時上映の『アスタ・ニールセンを探して』は、いにしえの大女優アスタ・ニールセンを敬愛する人々やゆかりの場所を訪ねるドキュメンタリー作品で、日本初上映となります。
そして、ユーロスペースでは、「ハムレットは女だった!」という大胆な着想から生まれた『女ハムレット』の貴重な上映も。男装のアスタ・ニールセンがそれまでの妖艶かつコケティッシュなイメージとは正反対の魅力を発揮した彼女の代表作で、日本では1922年に公開され詩人の中原中也も観たという傑作が、柳下美恵氏の生伴奏の音色とともに美しい彩色版で甦ります。
また、新宿Pit Innにて開催の「アスタ・ニールセンmeets “The New Nordic Sound“」では、アスタ・ニールセンの初期主演作『The Black Dream』(日本語字幕なし)をバックに、気鋭のバンド“ザ・ニュー・ソングス”とノルウェーを代表するクリスチャン・ヴァルムルーの共演も!
アスタ・ニールセンの魅力をたっぷりとご堪能ください。(雨宮真由美)

『深淵 -アビス-』
原題:Afgrunden / The Abyss
監督:ウアバン・ギャズ Urban Gad
1910年 / デンマーク / 英語(English) / 38分

『バレエダンサー』
原題:Balletdanstrinden / Ballet Dancer
監督:オーガスト・ブロム August Blom
1911年 / デンマーク / デンマーク語(Danish)、英語(English) / 35分

『アスタ・ニールセンを探して』
原題:En rod lober for Asta Nielsen / A Red Carpet for Asta Nielsen
監督:エヴァ・ティンド Eva Tind
2016年/ デンマーク / デンマーク語(Danish) / 52分

『女ハムレット』
原題:Hamlet / Hamlet
監督:スヴェント・ガーデ、ハインツ・シャール Svend Gade, Heinz Schall
1921年 / ドイツ / ドイツ語(German) / 111分
◎上映スケジュール
2月12日(日) 14:00 2月16日(木)16:30
会場:ユーロスペース

★アスタ・ニールセン meets“ The New Nordic Sound”★
2月4日(土)開場19:30 / 開演20:00
会場:新宿Pit Inn
前売券:4,500円(1ドリンク付) / 当日券:5,000円(1ドリンク付)
ご予約フォーム: http://www.tnlf.jp/201701.html
上映作品:『The Black Dream』
監督:ウアバン・ギャズ Urban Gad / 1911年 / デンマーク、ドイツ / デンマーク語(Danish)、英語(English) / 53分 *日本語字幕はございません。
★デンマークジャズ× アスタ・ニールセン!★
2月8日(水) 開場18:30 / 開演19:00
会場:渋谷シダックス・カルチャーホール
※こちらのイベントに『トーキョーノーザンライツフェスティバル2017』にご来場、及び前売券ご購入のお客様限定で100名様ご招待。ご希望の方は、下記応募フォームよりお申込み下さい。
応募フォーム&詳細:http://www.tnlf.jp/201704.html

音楽イベント
ATTENTION REYKJAVÍK アイスランド音楽シーンの現在 Vol.7
2月19日(日)【1st】15:45開場/開演16:00 【2nd】18:45開場/19:00開演
会場:アップリンク・ファクトリー
料金:2,500円(1ドリンク付)
ビョークから14歳の新人デュオまで大活躍! 2016 フェスレポート
2016年のアイスランド・エアウエイブスはビョーク、ムーム、ベッドルーム・コミュニティ創立10周年ほか、大ホールやオケの使用などスペシャルな内容も目白押しと、大人も楽しめるフェスへと変貌を遂げた。恒例のフェスレポートに加え、オブ・モンスターズ、シンファンらの常連バンドの確かなパフォーマンスや、圧倒的な迫力で評判の新人グループ、とびきりフレッシュなデュオをフィーチャーして、更に裾野を広げ続ける音楽シーンをドキュメント映像と共に紹介。
ナビゲーター:小倉悠加(Yuka Ogura)
レコード会社に勤務後、フリーランスの音楽ジャーナリスト。アイスランドに魅了され、2003年からアイスランド音楽・文化を専門的に扱うICELANDiaをブログとショップで展開。人脈も広く、雑誌取材からレコーディング等の手配まで、アイスランドと日本をオールマイティにつなぐ。
会場の展示スペースでは写真家・シバノジョシアの10年間に及ぶ取材で撮影したアイスランド音楽シーン写真展も2月8日(水)~2月20日(月)に同時開催。
ご予約は下記より
http://www.uplink.co.jp/event/2016/46843

カフェ/レストラン
Tabela(タベラ)
ノーザンライツフェスティバル スペシャルメニュー
1月21日(土)より提供
【デンマークヨーグルトのパンナコッタ 500円】
【ビーツとポテトのデンマーク風サラダ 750円】
カフェ/レストラン Tabela(タベラ)
平日:ランチ11:45~16:00 ティータイム16:00~18:00 ディナー18:00~23:00
土日祝:ランチ12:00~16:00 アフターランチ16:00~17:30 ディナー17:30~23:00
※ラストオーダー22:30
定休日なし・連日営業
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F [地図を表示]
TEL 03-6825-5501
http://www.uplink.co.jp/tabela/

トーキョーノーザンライツフェスティバル2017
2017年1月21日(土)より2月19日(日)まで渋谷ユーロスペースほかにて開催
公式サイトhttp://tnlf.jp/
投稿者:webDICE編集部
http://www.webdice.jp/dice/detail/5338/

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震災からたどる日台のかかわり 佐倉・歴博で特集展

2017-01-20 | 先住民族関連
東京新聞 2017年1月19日

国内外の貴重な資料が並ぶ会場=佐倉市の国立歴史民俗博物館で
 日本と台湾の震災の歴史にスポットを当てた特集展示「台湾と日本-震災史とともにたどる近現代-」が、佐倉市の国立歴史民俗博物館で開かれている。台湾で起こった震災の写真など国内外の資料約百五十点を展示。地震学的に一体的とみられる日本と台湾のかかわりを紹介している。二月十九日まで。 (渡辺陽太郎)
 特集展では、日本列島と台湾が海溝帯などを通じてつながっていることを地図で紹介。パネルで、一八七二年以降、日本と台湾で起こった震災は非常に近い時期に発生していることも解説している。
 日本が台湾を植民地支配していた時代の震災を取り上げた第一章では、台湾史上最大の死者を出した「1935年震災」などで、当時の台湾総督府が救援と治安維持に力を入れていたことが分かる。当時の日本の新聞社が発行した震災の特集グラフなど、貴重な報道資料も展示している。
 一九九九年の台湾での「921地震」を取り上げた第二章では、復興の中で、地域の文化を見直し街づくりに生かそうとする前向きな動きを紹介。一方、先住民族が愛着を持つ土地を台湾政府が復興名目で開発しようとする動きに反対する動きも取り上げ、復興の難しさも浮き彫りにする。
 午前九時半から午後四時半(入館四時まで)、月曜休館(祝日の場合は翌日)。一般四百二十円、大学・高校生二百五十円、中学生以下無料。
 問い合わせはハローダイヤル=03(5777)8600=へ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201701/CK2017011902000156.html

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旅行会社手応え、商品化へ 外国人向けにモニターツアー-白老町

2017-01-20 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2017年 1/19)

サケ皮の靴作りを体験
 白老町で17日、富裕層の外国人観光客を対象としたモニターツアーが初めて行われ、シンガポールから来町した30代の夫婦2人がアイヌの伝統文化を体験した。サケ皮の靴作りや民族衣装の試着、アイヌ伝統料理の昼食など約3時間の行程。参加した2人は初めて触れるアイヌ文化に興味を持った様子で、町から委託を受けた北海道宝島旅行社観光地域づくりプランナーの義村明子さんも「白老町でのツアーの可能性を高く感じた。3月には当社商品として募集を始めたい」と話している。
 来町したのはシンガポールで銀行員をしているケルビン・リーさん(38)と妻のアリソン・ホンさん(32)。北海道旅行は2回目。同社のホームページを通じてモニターツアーに参加した。
 団体観光ツアーを受け入れている協業民芸でアイヌ文化について解説を受けた後、サケ皮の靴と民族衣装を着て全面結氷したポロト湖を散策。その後、代表的なアイヌの伝統料理であるオハウ(サケの塩汁)やチマチェプ(サケの串焼き)、イナキビごはんなどで昼食を取った。
 ケルビンさんはツアー参加の理由について「ほかのツアーと違う経験ができるから」と語り、「特別な体験ができた。サケ皮の靴はとても温かいですね」と感想を語った。妻のアリソンさんは「シンガポールは若い国なので古い歴史に触れられるることが興味深い」とにっこり。母国では体験できない北海道の寒さも魅力に感じていた。
 外国人観光客向けのモニターツアーは、今回行われたアイヌ伝統文化体験のほか、アイヌ刺しゅう体験、虎杖浜地区でのニジマス釣りなど食材をテーマにした全3コース。町内の事業者や団体などでつくる象徴空間整備による白老町活性化推進会議と、北海道宝島旅行社が共同で事前調査を行い、町内ツアーとして造成した。
 同社によると、アイヌ刺しゅう体験と虎杖浜地区の2コースについても申し込みや問い合わせがあり、今月下旬にも5~8人程度の2組がそれぞれ来町する見通しという。
http://www.tomamin.co.jp/20170146808

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アイヌ文化を札幌の舞台で 二風谷で学ぶ小中学生、21日に歌や踊り元気よく

2017-01-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/19 05:00
 【平取】二風谷アイヌ語教室子どもの部で学んでいる小中学生が21日、札幌市で開かれる第29回アイヌ民族文化祭に出演する。子どもの部のメンバーだけで町外の催しのステージに立つのは初めてといい、出演する16人は本番に向けた練習に励んでいる。
 今回のアイヌ民族文化祭は、北海道アイヌ協会の創立70周年記念として開催する。会場は札幌・かでるホール(中央区北2西7)。
 子どもの部は前身の「二風谷アイヌ語塾」から数えて30年以上の歴史がある。現在は週1回、小中生が二風谷生活館で、地元の関根真紀さんらの指導でアイヌ語会話や歌などを学ぶ。町内で毎年開かれるシシリムカアイヌ文化祭などで勉強の成果を発表している。
 今回は道アイヌ協会から打診があり、アイヌ語の復権や民族の生活・教育支援のための立法措置を巡る講演・報告などに続いて出演する。小学1年~中学3年の16人が、カムイユカ●(神謡)を基にした紙芝居やウポポ(座り歌)、アマツバメの踊りなどの古式舞踊、アイヌ語版の「大きな古時計」などを披露する。全体で30分ほどの予定だ。
 このうちクリ■セ(弓の舞)など二つの演目は今回のために昨年11月ごろから新たに練習を始めた。年明け以降は練習を週2回に増やし、本番のステージをイメージしながら、元気よく練習を重ねている。
 平取中3年で最年長のメンバーたちも大舞台を前に意気込んでいる。織田瑞希さんは「教室に通い始めたばかりの子もいるので、しっかりリードしていければ」。大石光紗さんは「新しい演目がしっかりマスターできていないので本番までにミスをなくしたい」と話した。(飯島秀明)
●は小さい「ラ」、■は小さい「ム」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0359192.html

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