先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

<北海道>「先住民族」と明記 アイヌ施策推進法が24日施行(動画)

2019-05-25 | アイヌ民族関連
HTB5/24(金) 19:52配信
 法律で初めてアイヌ民族を「先住民族」と明記した新たな法律「アイヌ施策推進法」が24日、施行されました。
 24日施行されたアイヌ施策推進法は、初めてアイヌ民族を先住民族と位置付け、差別を禁止する基本理念やアイヌ文化を生かして地域振興を行うための交付金の創設などを盛り込んでいます。菅官房長官は「アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現に向けて、全力で取り組んでまいりたい」とコメントしました。
 この交付金制度を使い、老朽化した施設の改修を目指している旭川のアイヌ記念館館長、川村兼一さん(68)は「アイヌ民族だけじゃなくて、中学生でも高校生でも来たら、いろんな物作りができる、そういう場をここに作りたい」と話しました。一方で川村さんは「強制労働させられたり、土地を奪われたということも、歴史を知ってほしい」とも話しました。今回の新しい法律には、アイヌ民族が保持していた土地や自然資源を利用する権利などが盛り込まれておらず、不十分だとの指摘も上がっています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000011-htbv-hok

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アイヌ新法施行 来年4月オープン「ウポポイ」管理法人を指定

2019-05-25 | アイヌ民族関連
UHB 5/24(金) 23:00配信
 アイヌ新法が24日施行され、来年4月に北海道白老町にオープンするアイヌ文化発信の民族共生象徴空間「ウポポイ」の管理法人にアイヌ民族文化財団が指定されました。
 24日、アイヌ新法が施行されたことで、白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」のオープンに向け準備を進めているアイヌ民族文化財団に、石井国交大臣から管理、運営を指定する指定書が交付されました。
 アイヌ新法は初めてアイヌ民族を「先住民族」と明記した法律で、文化の継承や振興を目的にしています。
 民族共生象徴空間「ウポポイ」は、アイヌ文化振興の発信拠点として、国立アイヌ民族博物館や慰霊施設、体験学習館などで構成され、来年4月のオープンに向け準備が進められています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190524-00000014-hokkaibunv-hok

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アイヌ民族「先住民族」と明記の新法施行 担当相は菅官房長官

2019-05-25 | アイヌ民族関連
NHK 2019年5月24日 11時46分
アイヌ民族を法律として初めて「先住民族」と明記するなどしたアイヌ施策推進法が施行されたことを受けて、安倍総理大臣は24日の閣議で、アイヌ施策を推進する担当大臣として菅官房長官を指名しました。
アイヌ民族を法律として初めて「先住民族」と明記し、独自の文化を生かした地域振興策のための交付金制度などを盛り込んだ新たな法律「アイヌ施策推進法」は先月成立し、24日、施行されました。
これを受けて、安倍総理大臣は24日の閣議で、アイヌ施策を推進する担当大臣として、菅官房長官を指名しました。
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、副大臣には内閣府の左藤章副大臣、政務官には安藤裕政務官をそれぞれ指名したことを明らかにしたうえで、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現に向けて、全力で取り組んでまいりたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190524/k10011927191000.html

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五輪聖火ルートに奇跡の一本松 ウポポイも

2019-05-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/25 02:17
 2020年東京五輪の聖火リレーのルート概要が24日、判明した。岩手県は東日本大震災の津波に耐えたことで知られる「奇跡の一本松」(陸前高田市)、宮城県は震災がれきで造られた人工の丘「千年希望の丘」(岩沼市)など、災害の記憶を伝える象徴的な場所が組み込まれる見通し。熊本県では16年の熊本地震で被災し修復中の熊本城を通過する方針だ。いずれも大会理念の一つである「復興五輪」のメッセージを強く発信する狙いがある。
 各地の聖火リレーの運営に関わる関係者への取材で分かった。都道府県ごとの詳細ルートは6月1日に発表の方向で最終調整している。ランナーの募集開始は7月1日を軸に調整が進んでいる。
 各地の世界遺産も組み込まれる見通し。青森県は白神山地、栃木県は日光東照宮(日光市)、群馬県は富岡製糸場(富岡市)、広島県は厳島神社が有名な宮島(廿日市市)や原爆ドームがある平和記念公園(広島市)、沖縄県は首里城(那覇市)が入る方向だ。
 北海道は胆振管内白老町に来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を通る方針で、文化の多様性を発信する。三重県は伊勢神宮(伊勢市)、京都府は日本三景の「天橋立」(宮津市)、鳥取県は鳥取砂丘(鳥取市)、山口県は錦帯橋(岩国市)など、地域を代表する名所や景観も背景にしながらランナーが駆け抜けることになりそうだ。
 東京五輪の聖火リレーは来年3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」をスタート。121日間かけて日本列島を巡り、7月24日に新国立競技場で行われる開会式で聖火台に点火される。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/308627


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アイヌ文化財団がウポポイ管理法人に 国交、文科省が指定

2019-05-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/25 05:00
 国土交通省と文部科学省は24日、2020年4月に胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の施設を管理する法人に、アイヌ民族文化財団(札幌)を指定した。
 指定法人は24日施行されたアイヌ施策推進法に基づき、ウポポイの博物館や公園などを管理するほか、アイヌ文化の継承者育成や広報活動を行う。
 同日、国交省内で石井啓一国交相が財団の中村睦男理事長に指定書を交付した。交付後、中村理事長は「新しいアイヌ文化や地域創生の拠点ができることを国民に知ってもらいたい」と記者団に話した。(長谷川裕紀)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/308608

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「アイヌ民族の誇り、尊重される社会に」 新法施行で菅氏

2019-05-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/25 05:00
 アイヌ民族を法律で初めて先住民族と位置付けた新法「アイヌ施策推進法」が24日、施行された。これに伴い、政府は関係閣僚でつくる「アイヌ政策推進本部」を内閣に設置し、安倍晋三首相は同日の閣議で、本部長に就いた菅義偉内閣官房長官を担当に指名した。菅氏は記者会見で「アイヌの方々の誇りが尊重される社会の実現に向けてしっかり取り組みたい」と述べた。
 政府は近く、市町村向けに創設する交付金制度の概要などを含めた基本方針を策定し、公表する。
 菅氏は「アイヌの人々の自発的意思の尊重に配慮し、地方公共団体とも密接な連携を図る。実効性のあるアイヌ政策を実現できるよう丁寧に検討を進めたい」とした。
 同法は、アイヌ民族への差別を禁じる基本理念を明記。胆振管内白老町に2020年4月に開設する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の管理に関する規定などを盛り込んでいる。(金子俊介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/308606

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観光利益還元を議論 倶知安G20へ次官級会合

2019-05-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/25 05:00
 【倶知安】今年10月に後志管内倶知安町で開かれる20カ国・地域(G20)観光担当相会合に向けた次官級会合が24日、同町内で開かれた。G20や国連世界観光機関(UNWTO)などから約60人が参加し、大臣会合の進め方や論点などを協議した。
 会合は非公開。観光庁の田端浩長官は終了後「持続可能な観光のための取り組みや、観光がもたらす利益を地域にどのように還元するかについて活発な議論が行われた」と述べた。10月の大臣会合で、共同声明を出すことで一致したという。
 G20の観光担当相会合はこれまでに8回開かれているが、正式な閣僚会合として開かれるのは今回が初めて。田端長官は「観光産業は全世界の国内総生産(GDP)の9%を占め、各国で重要性が高まっている」と意義を強調した。
 この日の倶知安町は最高気温21・3度と爽やかな快晴。インド観光省のミーナクシ・シャルマ部長は「ロケーションに感動した。緑が大変美しい」と喜んだ。道庁などでつくる観光担当相会合実行委は、各国代表にアイヌ文様刺しゅうのタペストリーを贈った。
 一部参加者は25日も道内を視察する。大臣会合は10月25、26日、倶知安町内に建設中の「パークハイアットニセコHANAZONO」で開かれる。(権藤泉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/308604

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アイヌ施策推進法施行 内閣に政策推進本部設置

2019-05-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/24 05:00
 法律で初めてアイヌ民族を先住民族と位置付けた新法「アイヌ施策推進法」が24日、施行された。これに伴い、政府は関係閣僚で構成し官房長官が本部長を務める「アイヌ政策推進本部」を内閣に発足させる。近く会合を開き、同法に基づき創設する市町村向けの交付金制度などに関する基本方針案をまとめる。
 同法は、アイヌ民族の誇りを尊重し共生社会を目指すことを目的とし、差別を禁ずる基本理念を盛り込んでいる。
 新たな交付金は、アイヌ文化の保存・継承や観光振興などにつながる地域計画を策定した市町村が対象で、国に認定されれば交付金が出る仕組み。地域計画に盛り込めば、伝統継承を目的にしたサケの捕獲や国有林内の樹木採取に対する特例措置も受けられる。
 基本方針は交付金制度のほか、アイヌ施策の意義や目標、胆振管内白老町に2020年4月に開設する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の管理などに関して規定。政府は各自治体の6月の定例議会に間に合うようアイヌ政策推進本部で基本方針案をまとめた後、閣議で正式決定する。(金子俊介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/308222

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令和元年5月24日(金)午前

2019-05-25 | アイヌ民族関連
首相官邸
閣議の概要について
閣議の概要について申し上げます。一般案件等14件と条約の公布、人事が決定されました。大臣発言として、財務大臣から「平成30年末現在の対外の賃借に関する報告書及び平成30年中の国際収支に関する報告書について」、総務大臣から「消費者物価指数について」、それぞれ御発言があり、安倍総理大臣及び私から「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進について」申し上げ、国土交通大臣及び環境大臣から「特殊会社の長の人事について」、それぞれ御発言がありました。
アイヌ施策の推進に関する事務について
本日、閣議において総理より、アイヌ施策推進法が施行されることを受け、内閣府の事務のうち、アイヌ施策の推進に関する事務について、内閣官房長官を担当に指名する旨の発言がありました。アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現に向けて、全力で取り組んでまいりたいと考えております。なお、担当する副大臣は、左藤章(あきら)内閣府副大臣、大臣政務官は安藤裕(ひろし)内閣府大臣政務官であります。
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201905/24_a.html

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沖縄でアイヌ民族の供養祭 平和と友情願い祈り

2019-05-25 | アイヌ民族関連
琉球新報 2019年5月24日 14:34

アイヌ民族と沖縄の平和と友情を願って静かに祈りをささげる供養祭の参加者ら=17日、糸満市真栄平の南北之塔前
【糸満】アイヌ民族と連帯するウルマの会(まよなかしんや代表)は17日、沖縄戦で亡くなったアイヌ民族の兵士や沖縄県民のみ霊を慰めるアイヌ民族の供養祭(イチャルパ)を糸満市真栄平の南北之塔前で開いた。北海道や関東、関西など県外から約30人のほか、ウルマの会のメンバーや真栄平区民も参加し、アイヌと沖縄の平和と友情を願って祈りをささげた。
 アイヌ民族と連帯するウルマの会は、「『北方領土の日』反対! 『アイヌ新法』実現! 全国実行委員会」と共催で毎年、沖縄が日本に復帰した5月15日前後に供養祭を開催している。今年で20回目。
 北海道旭川市の川村アイヌ民族記念館館長で旭川アイヌ協議会会長の川村シンリツ・エオリパック・アイヌさん(68)は「私たちは言葉と文化を奪い取られ、琉球の人とほとんど同じ扱いを受けた。これからもずっと南北之塔で慰霊を続けていきたい」と話した。
 川村さんらはアイヌの民俗衣装に身を包んで火を囲み、火の神と沖縄の土地の神にお神酒をささげ、アイヌ語で祈った。女性たちは、果物や菓子などを半分食べて半分を先祖に供え、静かに祈りをささげた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-924089.html

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100万人目指し国内外へPR 観光連絡協議会、広報活動に注力-白老・登別

2019-05-25 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/5/24配信
 登別市・白老町観光連絡協議会(会長・小笠原春一登別市長)は2019年度、白老町ポロト湖畔で来年4月開設のアイヌ民族文化復興拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)を国内外にPRする活動に力を入れる。胆振管内への入り込みが伸びている台湾の観光客をターゲットに、6月に台湾を訪れてウポポイをアピールする。国内の学校の修学旅行も取り込み、ウポポイを核にした誘客活動で胆振地域の観光振興を目指す。
 PR活動を盛り込んだ19年度事業は、22日に白老町内のホテルで開いた総会で決めた。国立アイヌ民族博物館を中心としたウポポイについて、事業主体の国は年間来館者数100万人を目標に掲げており、同連絡協はその実現に向けた誘客宣伝事業を今年度展開する方針だ。
 来年4月24日のオープンを前にした取り組みとして、6月下旬に台湾を訪問。日本への旅行に関心を抱く人々が集まるイベントに出展したり、現地旅行会社などにウポポイをコースに取り入れた旅行商品開発などを要請する。登別市によると、登別温泉や近隣テーマパークを訪れる外国人客で最も多いのは台湾からの観光客のため、さらなる誘客を目指す。
 また、道内外の学校の修学旅行誘致、国内の各イベントへの出展、関係機関へのポスターやチラシの配布などPR活動を展開し、ウポポイ開設準備に当たる公益財団法人アイヌ民族文化財団との連携で情報発信に力を注ぐ。
 同連絡協の実動部隊となる実行委員会(笠師利章委員長)が今後、地域の機運醸成も図る具体的な活動方針を固めて臨む。今年度から同連絡協にオブザーバー参加する同財団との関係を深めながら、ウポポイを特有の地域資源として生かし、観光客の入り込み増を狙う。
 総会で小笠原会長は「ウポポイ開設でこれまで以上に観光客の来訪が期待される。オープンまで1年を切った中、来館100万人達成を図るため一致団結していこう」と呼び掛けた。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16356/

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東京五輪聖火リレーは復興&世界遺産ルート!6・1詳細ルート発表へ

2019-05-25 | アイヌ民族関連
サンスポ 2019.5.25 05:05
 2020年東京五輪の聖火リレーのルート概要が24日、判明した。東日本大震災の津波に耐えたことで知られる「奇跡の一本松」(岩手県陸前高田市)や、震災がれきで造られた人工の丘「千年希望の丘」(宮城県岩沼市)、熊本県では16年の熊本地震で被災し修復中の熊本城が組み込まれるなど、大会理念の一つである「復興五輪」のメッセージを強く発信する狙いが明らかになった。
 来年3月26日にスタートする東京五輪の聖火リレー。そのルートには、災害の記憶を伝える象徴的な場所が組み込まれることになる。
 東日本大震災で東京電力福島第1原発事故の対応拠点となった福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」を出発点とすることは、既に決定済み。聖火リレーの運営に関わる関係者への取材を総合すると、「奇跡の一本松」や「千年希望の丘」などを通ることが内定した。
 各地の世界遺産も組み込まれる見通し。青森県は白神山地、栃木県は日光東照宮(日光市)、群馬県は富岡製糸場(富岡市)、広島県は厳島神社が有名な宮島(廿日市市)や原爆ドームがある平和記念公園(広島市)、沖縄県は首里城(那覇市)が入る方向だ。
 北海道は白老町に来年4月にオープンするアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を通る方針で、文化の多様性を発信する。三重県は伊勢神宮(伊勢市)、京都府は日本三景の「天橋立」(宮津市)、鳥取県は鳥取砂丘(鳥取市)、山口県は錦帯橋(岩国市)など、地域を代表する名所や景観も背景にしながらランナーが駆け抜けることになりそうだ。
続き
https://www.sanspo.com/sports/news/20190525/oly19052505050001-n1.html


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カナダ首相、先住民指導者の名誉回復 1885年に有罪判決

2019-05-25 | 先住民族関連
スプートニク日本 2019年05月24日 22:35短縮 URL
カナダのトルドー首相は23日、1885年に反逆罪で有罪判決を受け、翌年に死去した先住民指導者について、名誉回復を行った。同国CBCテレビが伝えた。
今回名誉が回復されたのは、平原クリー族の指導者だったパウンドメーカー。1885年の「ノースウェストの反乱」に参加した後、同年に国家反逆罪で有罪判決を受けた。1886年には肺の病気を理由に釈放されたものの、同年に死去した。
トルドー首相は、カナダの先住民を前に演説し「我々は2019年、彼(パウンドメーカー)の言葉が真実だったと認める。彼は自らについて、指導者、政治家、そして調停者として、人々の命が無駄に失われることがないよう保証するため、自分ができることは何もかも行ったと語っていた。パウンドメーカーの名誉回復という今日の一里塚に到達するために、我々には134年の歳月がかかった」と述べた
「ノースウェストの反乱」は、フランス人と先住民との混血からなるメティスの人々が、ルイ・リエルによる指導の下、カナダ政府に対して起こした反乱。いくつかの戦いで勝利したものの、パウンドメーカーを含む各先住民族の指導者らはその後、政府に対し降伏した。歴史研究者らによると、パウンドメーカーは政府との戦いにおいて調停者の役割を果たそうとし、流血を少しでも防ごうと努力していたという。
https://jp.sputniknews.com/world/201905246291791/

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【コラム】アマゾン先住民の儀式を体験。あれは精霊と交信だったのか…!?

2019-05-25 | 先住民族関連
メガブラジル2019年05月24日

リオブランコ市で行われていたヤワナワ族のぎしきのひとつ。繁栄を願い、祝う儀式 (写真/窪田恒久)
国立先住民保護団体(FUNAI)によると、熱帯雨林が広がるアマゾン地域には外界との接触を持たない孤立した先住民の部族が107確認されているという。
しかし、先住民の中には、時代の変化を受け入れ現代社会とも交わりをもつ部族も少なくない。
ブラジルのアクリ(アクレ)州周辺に拠点がある部族、ヤワナワ族もその一つだ。2016年の夏、同州にある彼らの居住区を訪れる機会を得た。
ヤワナワ族は総数2,000人ほどで構成され、ブラジルのアクリを中心にペルー、ボリビアまで広く拡散して居住している部族である。
部族長のタシカを筆頭にアクリの首都リオ・ブランコで、交易や民族舞踊、音楽のコンサートを行ったりと、多くの日本人がイメージする先住民の部族とは異なる華やかな活動が目立つ。
彼らの活動には、目まぐるしい時代の流れから部族や領土を守るため、また、外の世界との交流と共にヤワナワとしての文化と誇りを失わないための葛藤が垣間見える。
さて、先住民の部族には、共同体独特ののしきたりや宗教、儀式などがあるが、ヤワナワ族も例外ではない。
儀式とは言っても、B級映画に出てくるような怪しげなものではなく、雨乞いや豊作の儀に近い、精霊、魂との交流。シャーマニズムだ。
部族によってさまざまな儀式が行われるようだが、ヤワナワ族は病気の予防や治癒を目的とした儀式を行うことで知られているという。
しかし、この儀式では一体、どのようなことが行われるのだろう。そう思っていたら、儀式を体験する機会に恵まれた。
この日の儀式は、ヤワナワ族の長老と、その息子で音楽家のマシルボ、私を含め他2人の計6人で行われた。儀式の内容は、体を清めて精霊と交信し、病気を予防するというものだと聞かされた。
日が暮れ、周囲が暗闇に包まれる中、焚火を用意し、その周りを6人で囲む。儀式が始まる前に真っ先に、次のことを告げられた。
「目と鼻、口を通じて体内を清め、精霊を受け入れる準備をする。痛みが伴うが、心配はするな」。
痛みが伴うとはどういうことなのか。取り敢えずコンタクトレンズを外し、心構えをした。
焚火を囲む中、長老がおもむろに角笛を吹き、ヤミナワ語(ヤワナワ族の言語)で何やら、歌い語り始めた。これは後のマシルボの説明でわかったことだが、ヤワナワ族はこうした儀式で、部族の、領土の、森の歴史を歌とともに語り継いでいるとのことだ。
30分ほど経っただろうか。お清めを始めるという合図ともにマシルボに横になるように促された。
私は最後だったのだが、最初の2人の様子を見るからにこれがその「痛みを伴う」ものらしい。目薬の投与だ。
私の目が脆弱なのか、ヤワナワの目が強靭なのか、その痛みは想像を絶するものだった。数滴で私の両目を完全に閉じさせ、瞼はその後10分は開くことはなかった。
痛みに苦悶している時間は、森で作られているという目薬に何を期待していたのか、と妙な納得感に包まれた不思議なひと時だった。
次に渡されたのは、小さなコップに注がれた飲みものだった。
黒茶色のその”お茶”のようなものは、なにやら独特の匂いを発していた。味も土臭いような苦みがあり、すべてを口の中に注ぐのに妙に力が入ってしまう。
「このお茶は体内を清める。体に溜まった悪いもの、また悪いエナジーを取り除く。気分が悪くなったら吐けるだけ吐きなさい」
マシルボの言葉に嘘はなかった。ものの数分で、こみ上げる吐き気と共に胃の中のもの全てを吐き出すことになってしまった。
吹きあがる焚火の日に当てられてか、はたまた長老の歌声のせいか、朦朧とする意識の中、時間の流れすらも掴めないでいた。
突然の沈黙に意識が引き戻された私は、おもむろに長老のほうへ目を向ける。マシルボが音楽を取って代わり、長老はどこからか長さ50cmはあるであろう角のようなものを取り出してきた。中は空洞で、長老は粉らしきものをそれに詰めている。
長老がいうには、その粉を私の鼻の両方の穴に吹き込むらしい。粉も健康をもたらすためのものらしい。
招かれるまま顔を差し出す私と、その老体からは想像ができないほどの深呼吸をする長老。風圧と共に、角の先端から押し出される粉が鼻に突き刺さる。
痛みで後ずさる私を待っていたのは、鼻の奥から頭全体まで激しく駆け巡る頭痛だった。特に後頭部への痛みが激しく、涙が止まらない。その痛みは目薬のときの比ではなかった。
痛みが遠ざかるとともに、私はその場にすとんと座り込んだ。
するとどうだろう、体が石のように硬くなり、動かすことができない。さらに、ろれつも回らない。思考がどうにかなっているのではなく、舌が動かしにくく、言葉を発することができない。
石のようになった私を横に、儀式は続けられていた。長老の歌声も変わり、今では祈りのような、歌というよりも何かを復唱しているようであった。
マシルボの奏でる音楽と共に祈りを続ける長老と、動くことのできない私。
心の片隅で期待していた、精霊を見ることも、その声を聞くことはないまま、儀式は終わりを迎えた。
合計4時間程ではあったが、二度と味わうことはできない、できれば二度目は控えさせて頂きたい貴重な体験となった。
近代社会は、科学技術の進歩と共にこれまでにないとても便利な、住みやすい環境と発展している。反面、精神的、スピリチュアルな世界とは常に遠ざかり続け、私自身、自然と触れ合う機会すら減っているのは目に見えている。
今思えばこの儀式も、私の精神的価値観に少しでも窓が開けていたら、当時この部族の歴史的背景、その環境、現状をもっと知っておけば、儀式の受け取り方ももっと違うものとなり、”精霊” とも何か繋がりがもてたのかもしれない。
少数民族としてのかけがえのない文化を失わない方法を見出し、脅威にもなりうる”外の世界”との交流を決意したヤワナワ族とは、私なりに敬意ある関係を構築して、維持していきたいと思っている。
(文/窪田恒久)
https://megabrasil.jp/20190524_45908/

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