先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

恵庭と登別の2団体に各賞 地域再生大賞

2020-01-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/26 05:00
 地域活性化に取り組む団体を支援しようと、北海道新聞社など地方新聞46社と共同通信社が実施している「第10回地域再生大賞」の各賞の受賞団体が25日決まった。道内からは、子どもが楽しめる街との考えで屋台イベントを行い、商店街にガーデンギャラリーを整備した「恵み野商店会」(恵庭市)がブロック賞、アイヌ神謡集の著者知里幸恵の記念館を開設し、アイヌ文化の発信などに取り組む「知里森舎」(登別市)が優秀賞に選ばれた。
 各紙が推薦し、第1次選考を通過した50団体を、専門家でつくる選考委員会が審査した。大賞は、全国的な課題となっている空き家対策に民間の視点を取り入れ、先進的な支援システムを開発した「ふるさと福井サポートセンター」(福井県美浜市)だった。表彰式は2月7日、東京都内で開かれる。(川浪伸介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/386782

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北海道151年 珍品で振り返る 道立近代美術館が特別展「ヴンダーカンマー」

2020-01-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/26 05:00
 北海道の歴史をアートや関連資料で振り返る特別展「北海道151年のヴンダーカンマー」が25日、札幌市中央区北1西17の道立近代美術館で始まった。同美術館の主催。ヴンダーカンマーはドイツ語で「驚異の部屋」という意味で、15~18世紀に欧州で流行した世界各地の珍品の陳列室を指す。
 今回は道内の美術館や博物館などの所蔵品と現代美術家の作品約400点を展示。学問、炭鉱など五つのジャンルに分け、動植物の標本や、明治期のアイヌ民族の写真、炭鉱の絵はがき、1972年札幌五輪の関連商品など、北海道にまつわる多彩な資料を並べた。
 札幌市中央区の看護助手北周子さん(59)は「展示が盛りだくさんで面白かった」と話していた。
 3月15日まで。観覧料は一般800円、高大生400円、小中学生200円。期間中には出品作家による講演も行われる。問い合わせは同館(電)011・644・6882へ。(鹿内朗代)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/386756

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東龍夫さん(道内リサイクル運動の先駆者、資源回収業) 11月14日死去 67歳 循環型社会へ活動けん引

2020-01-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/25 16:00
 札幌市内で資源回収会社を営み、道内で先駆的に牛乳パックのリサイクルに取り組みながら、ブラジル・リオデジャネイロで1992年に開かれた「国連環境開発会議(地球サミット)」などの国際会議に参加。環境省の環境カウンセラーを務め、道内各地で講演。持続可能な社会づくりを訴えた。
 東京生まれ。北大を中退し79年、札幌で廃品回収業を始めた。環境保全や脱原発などの分野で、道内の市民運動をけん引する一人だった。
 札幌で94年に開かれた牛乳パックの再利用を考える全国大会の事務局長を務めた際、「アイヌ文化は北海道の環境保全を図るうえで重要だ」といち早く考え、アイヌ文化伝承者の萱野茂さん(故人)に講演を依頼した。自身の会社では障害者を積極的に雇った。多くの仲間から慕われ、地に足のついた運動を行う温和な人柄だった。
 遺作となったのが、自身の半生を振り返りながら循環型社会の在り方をまとめた単行本「ザ・ソウル・オブくず屋」(コモンズ)。東京電力福島第一原発事故後、福島県で幼稚園を経営する友人を何度も訪ねて除染を手伝いながら、放射能に取り囲まれた不自由で不安な友人たちの日常をつづった。武蔵女子短大では大学祭のごみの減量に協力、学生たちに講義し、ごみを減らす意義を問いかけたことも記している。
 妻の由佳子さん(67)は環境に配慮した商品を扱う雑貨店「これからや」を白石区で経営している。たまに店に寄ってエコなお菓子を買い、由佳子さんと世間話をしながら、東さんの遺志を忘れずにいたいと思う。(文化部 中村康利)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/386681

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宮城県美術館で特別展「アイヌの美しき手仕事」~珍しい「赤いモスリン」も

2020-01-26 | アイヌ民族関連
仙台放送 1/25(土) 12:00配信
アイヌ民族の工芸品を集めた特別展が、25日から仙台市青葉区の宮城県美術館で開かれています。
特別展「アイヌの美しき手仕事」には、思想家・柳宗悦と染色家・芹沢けい介が集めたアイヌ民族の工芸品、およそ270点が展示されています。
中でも展示中のモスリンという毛織物は、アイヌの工芸品には珍しい赤い生地を使った現存する唯一の作品です。
訪れた人は「これ全部赤いですよね。これも私初めて見たし素晴らしいと思いました」と話していました。
この特別展は、3月15日まで宮城県美術館で開かれています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200125-00000001-oxv-l04

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松浦武四郎が見た「アイヌ」 「蝦夷漫画」で多様性を実感 当時の生活用具や衣服も展示 松阪で28日から /三重

2020-01-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞2020年1月25日 地方版
 「北海道」の命名者でもある松阪出身の松浦武四郎(1818~88年)の目を通して、古くから北海道に先住していたアイヌの人々の暮らしと文化を紹介する特別展「『蝦夷(えぞ)漫画』の世界」が、松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で28日から始まる。【尾崎稔裕】
 「蝦夷漫画」は、幕末の冒険家であり民俗学者、ルポライターでもあった武四郎が安政6(1859)年に自家出版した“アイヌ生活図鑑”ともいえる和とじ本(縦18センチ、横12・1センチ)。5色刷り42ページで、アイヌの人々の日常生活、衣服や生活道具、祭りなどを武四郎自筆の絵と共に紹介している。
 特別展では、「蝦夷漫画」の解説と共に、同書に描かれた当時の生活用具の実物が展示される。神に祈りをさ…
この記事は有料記事です。
残り1098文字(全文1417文字)
https://mainichi.jp/articles/20200125/ddl/k24/040/189000c

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台湾に向かういかだ―西表島の伝統儀式の「ガバラぬ」は「KAVALAN」か

2020-01-26 | 先住民族関連
Nippon.com 2020.01.25

沖縄県の西表島にある干立(ほしたて)村で、バショウの幹やクバの葉で作った小さないかだを西の海に向けて流す儀式がある。疫病をもたらすものをいかだと一緒に追い出し、無病息災を祈る伝統的な神事「シマフサラ」。いかだが行きつく先として考えられているのは「ガバラぬ島」と呼ばれる場所。これは一体どこなのか。「シマフサラ」を取材してみると、かつての村人たちが自分たちの手に負えない悪疫や病害虫などの処置を、沖縄と海でつながる台湾に託そうとしていた姿が見えてきた。
「ガバラぬ島」と「カバラン」
西表島は、多数の島々で構成される沖縄県の八重山地方にある。シマフサラが行われる干立村は西表島の西部地区に位置する。
村の代表者に当たる公民館長の飯田晋平さん(48)によると、住民は100人ほど。豊穣(じょう)に感謝をささげる「西表島の節祭」が国の重要無形民俗文化財に指定され、その期間中は隣村の祖納村ともども、行楽客や研究者でにぎわうが、普段は豊かな屋敷林にさざなみが漏れ聞こえる静かな村である。西に開けた海の向こうに台湾があり、その距離は約190キロ余り。県庁所在地のある那覇市とは440キロ余り離れており、台湾のほうが2倍以上近い。
琉球大学島嶼地域科学研究所の宮平盛晃研究員の調査によると、沖縄県内では、無病息災の祈願や病害虫の防除を目的とした儀式が行われ、その呼び名は「シマフサラ」のほかに、「シマクサラシ」や「シマフサラシ」、「カンカー」、「シマカンカー」などがある。県内の41市町村のうち、南北大東の2村を除いた39市町村で行われ、その村落数は535カ所に達する。
小さないかだを組んで海に流す干立村のようなケースがどの程度あるのかははっきりとしていないが、八重山地方では石垣島白保村の事例が地元紙でたびたび報じられている。干立村を拠点にエコツアーを実施している伊谷玄さん(60)はシマフサラについて「なぜ病気になるのか分からなかった時代には、島の人たちは真剣にシマフサラの儀式をやっていたのではないか」と指摘する。
このいかだの行先とされる「ガバラぬ島」。「ぬ」は助詞の「の」と同義なので、「ガバラぬ島」は「ガバラの島」の意味になる。干立の住民のなかには、この呼び名は台湾と関係があるのかもしれないと考える人がいる。台湾の先住民族のひとつ、クヴァラン族や、宜蘭地方の旧名である「カバラン(クバラン)」に通じるのではないかというのだ。
「クヴァラン」や「カバラン」という言葉は、最近の日本では台湾産ウイスキーのブランド「カバラン」として知られるようになってきている。カバランウイスキーのウエブサイトには「『カバラン』とは蒸留所のある宜蘭の旧名である。この美しい大地は、古代先住民たちの苦労と努力によって開拓された」とあった。
ここでいう「先住民」にはクヴァラン族が含まれる。行政院原住民委員会のウエブサイトによると、クヴァラン族は2002年に先住民族として認定を受け、19年9月現在の人口は1494人。バナナから取れる繊維を使った工芸品で知られ、宜蘭県から花蓮県豊浜郷新社地区に移り住んだクヴァラン族の子孫が作品の制作や技術の伝承に取り組んでいる。
同年7月には、宜蘭県壯圍郷にあるクヴァラン族の村で、長く途絶えていた伝統的な儀式「海祭」が復活した。約140年ぶりだというこの儀式を筆者は取材し、SNSにアップした。すると、干立に住む長澤孝道さん(42)から「シマフサラとクヴァラン族との関係が気になります」というコメントが届いた。

長く途絶えていた海祭に集まったクヴァラン族の長老たち=2019年7月13日、台湾宜蘭県壯圍郷(筆者撮影)
船の絵と伝承が解明のかぎ?
2019年のシマフサラは11月11日に行われた。八重山地方では、地域の伝統的な神事や儀式を神司(つかさ)と呼ばれる神役の女性が執り行うことが通例で、この日は3人の神司が村内の聖地である干立御嶽で祈願を行った。例年なら、この季節は北寄りの季節風が強まり、雲が低く垂れこめるものだが、今年は好天に恵まれ、干立御嶽前に広がる海は青空に映えていた。
午前8時すぎから、神司が干立御嶽で祈願を始め、これと並行して飯田館長ら村の人たち約30人が村内の集会施設で供え物などの準備を進める。小さないかだを組むのに必要なバショウやクバは集落内で切り出すことになっており、干立公民館行事部長の斉藤幸平さん(41)ら3人の担当だ。
いかだは「バサフニ」と呼ばれる。「バサ」は「バショウ」を意味し、「フニ」は「船」のこと。バショウの幹を7本横に並べ、竹で串刺しにつないで作る。前寄りの真ん中にクバの葉を立てて帆の代わりとし、風を受けて海面を走る仕組みだ。今回のいかだは、長さ1.7メートルほど。長時間波に揺られて無事でいられるような構造ではなく、好条件に恵まれたとしても台湾に到達することは難しいだろう。潮流や風の影響によって近くの村に流れ着くことがあり、最近ではこれを防ぐため、いかだを波打ち際で海に浮かべた後、カヌーで沖まで引いていって放すということが行われている。今回のシマフサラではカヌーで10分余り沖へ引いていき、リーフの手前辺りで放した。
その行先が「ガバラぬ島」だ。
神司のひとり、石垣哲美さん(64)に言葉の意味を尋ねると、「『ガバラぬ島』というのは幻の島ということ」と説明した。さらに、干立御嶽を設立したと伝えられる宇保(うほ)家について、石垣さんは「宇保の先祖は、与那国島経由で台湾と交易をしていたと聞いています」と言った。
では、「ガバラぬ島」が台湾を指している可能性はあるのか。石垣さんは「ある」と答えた。「ガバラぬ島」と特定することはできないが、台湾である可能性は排除できないということになる。
シマフサラの祈願が行われる干立御嶽は、航海安全の祈願と深いかかわりがあると考えられており、その根拠としてマーラン船(ジャンク船)の絵が祭壇に掲げられていることが挙げられている。この絵が奉納されたのは道光7(1827)年のことである。
当時、台湾がどのような状況だったのか調べてみると、嘉慶元(1796)年に福建出身の呉沙という人物が大勢の移民を引き連れてカバランの開墾を始めた。その後15年間で、宜蘭平原を東西に流れる蘭陽溪の北側は荒地から良田に変わったという。清朝は民衆の管理や海賊の予防などを目的として、嘉慶15(1810)年、それまで化外の地としていたカバランを版図に組み入れることにした。
干立御嶽にマーラン船の絵が飾られたのは、この17年後である。干立御嶽を訪れた当時の船乗りたちが「カバラン」という地名にまったく疎かったとまでは言い切れないのではないか。「ガバラぬ島」という言葉が台湾からもたらされた可能性はここにも残されている。
自分たちより力量のある「高砂島」へ
視点を変えて、いかだを流すという行為に着目してみよう。
このいかだはいったい何の目的で海に流すのだろうか。神司の浦崎敏江さん(69)は「『お供えをするので、(疫病を)島には来ささないでください』ということ。ガバラぬ島が(疫病を)引き受けてくれる」と話す。そうであればこそ、いかだを波打ち際から流すタイミングは潮が引いていく時と決まっている。村の中から悪疫を追い出し、海の向こうへ放り出すというわけである。今回のシマフサラシが行われた2019年11月11日の干潮は午後0時41分。村の人たちは神司の指示を受けながら供物をいかだに載せると、干潮時刻の直前に海に浮かべた。
干立のシマフサラと同じようにいかだを海に流す儀式を行っている島が、八重山のほかの島にもある。有人島としては日本最南端の波照間島だ。干立村のある西表島と同じ竹富町に属している。
波照間島でいかだを流すのはシマフサラの儀式とは別の「ピタトムン」と呼ばれる儀式で、農作物を病害虫から守ることを目的とする。儀式では、島の東側から害虫やネズミ、カタツムリなどを捕まえていき、北西端の海岸へ来たところでバショウのいかだをつくり、これに捕まえてきた害虫などを載せて海に流す。祈祷では「この島には食い物がないが、西方に高砂島があって豊かであるので、その島へ移って楽に生活できるようこの舟をつくって見送る。安心して行け」と唱える。高砂島、つまり台湾を自分たちの村よりも力量のある場所と位置付け、病害虫の処分を託しているわけである。
「ガバラぬ島」とカバラン、そして、クヴァラン族。つながりをはっきりと示す線を手繰り寄せることはできない。干立村のシマフサラは、島の人たちが台湾を頼れる存在と見なしていた可能性を今に伝えているのかもしれない。
参考文献
呉密察監修・横澤泰夫訳『台湾史小事典 第三版』(中国書店、2016年)
竹富町教育委員会編集・発行『竹富町の文化財第5集 国指定重要無形民俗文化財 西表島の節祭(干立編)』(1997年)
本田昭正編『波照間島の歴史・伝説考-仲本信幸遺稿集』(2004年、私家版)
宮平盛晃『琉球諸島の動物儀礼 シマクサラシ儀礼の民俗学的研究』(2019年、勉誠出版)
バナー写真=バショウで組んだいかだに供物を載せ、海に流す。いかだが目指す先は「ガバラぬ島」だという=2019年11月11日、竹富町西表島の干立村(筆者撮影)
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00798/

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直木賞・川越宗一 書きながら思った「みんな仲よくしよう」

2020-01-26 | アイヌ民族関連
女性セブン2020.01.25 16:00  
【本の内容】
 若くしてサハリンに流刑されたポーランド人のブロニスワフと、サハリン生まれのアイヌのヤヨマネクフ(山辺安之助)。帝国主義のもと、列強の激しい覇権争いの中で、それぞれロシア、日本の文化に飲み込まれそうになりながらも自分を見失わない波乱万丈の人生を中心に、明治初期から第二次世界大戦終了までのドラマを描く。アイヌ10+ 件の人々の伝統的な暮らしが生き生きと描かれているのも魅力。
 1月15日になんと2作目となる本作で直木賞受賞が決まった川越宗一さん。前日に京都から上京し、この取材は選考会が始まる2時間前という落ち着かない中でのものだったが、終始柔和な表情で、質問に答えてくれた。
『熱源』は北海道、サハリン(樺太)、ロシア、南極にまたがる壮大な物語だ。日本とロシアの同化政策に苦しみ、戦争に運命を変えられながらも、たくましく生きるアイヌ10+ 件とポーランド人の姿を描く。
 執筆のきっかけは5年前、夫婦で訪れた北海道で白老(しらおい)のアイヌ民族博物館に立ち寄ったことだった。
「ブロニスワフというポーランド人の銅像を見て、なぜ北海道にあるのか、アイヌとどんな関係だったのかなと思いました」
 調べてみるとポーランド独立の英雄の兄であり、サハリンに流刑されてアイヌ10+ 件と交流し、結婚もしていたことがわかった。アイヌの中には南極探検隊に参加した山辺安之助がいた。2人を中心に川越さんの中で物語が動き始めた。
「こういう話があったら読みたいなと空想する癖があるんです。とくに地理的に壮大な話にひかれます。異なる文化同士が接するときの溶け合っていく様子とか、葛藤とか、混ざった具合に昔からすごく興味がありました」
 資料を集め、史実をもとに、ほとんどが実在の人物という小説を書き上げた。川越さんが創作した魅力的な女性たちも登場する。
「人類の半分は女性なのに歴史の本、とくに政治史にはあまり出てきません。歴史は人の思いや行動の集積です。男の話ばかりしていると、その半分しか描けないことになってしまいますからね」
 子供の頃から歴史が好きだった川越さんは大学の史学科に入学したものの中退。アルバイトをしながらロックバンドでベースを弾いていた。30才で会社員になり、時間に余裕ができた4年前に小説を書き始めた。筋トレを始めるような軽いノリだったという。
 川越さんは国家に翻弄される人や少数民族に温かな眼差しを向ける。それは異文化に不寛容な今の世の中への問いかけでもある。
「書きながら思っていたのは『みんな仲よくしようよ』ということ。いろいろ考えたんですけど、この言葉にしかならへんなと思って」
 居丈高な軍人を含め登場人物は全員好きだという。誰もがそれぞれの事情を抱え懸命に生きている。胸が熱くなる冒険譚だ。
■取材・構成/仲宇佐ゆり
※女性セブン2020年2月6日号
https://www.news-postseven.com/archives/20200125_1531204.html

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北国に咲く桜に祝福されて、すくすく育つフワフワのエゾフクロウ

2020-01-26 | アイヌ民族関連
現代ビジネス 2020/01/26

フクロウの巣立ちの頃に満開となるシウリザクラ
5月、新緑の森で、春に生まれて巣立ったばかりのエゾフクロウのヒナを見つけました。
止まっているのはシウリザクラで、ちょうどフクロウの巣立ちの頃に白い花を咲かせます。
日本では、本州の中部以北、隠岐島にも分布しているようですが、北海道の山に多く、新緑の季節を代表する花です。
ビンを洗うブラシみたいに固まって咲きますが、近づいてみると、ひとつひとつの花はちゃんと桜の形をしています。
この桜はアイヌとの繋がりが強く、学名にもアイヌ語が使用されています。
シウリはアイヌ語で苦い木の意味で、この桜の実がとても苦いことから名付けられたようです。
シウリザクラは、水気の多い土壌を好み、自然が豊かな場所に自生しています。
桜というと、薄桃色のソメイヨシノや鮮やかなピンク色の八重桜が人気ですが、僕は、白いシックなシウリザクラも、渋く大人な雰囲気で大好きです。
豊かな自然に囲まれて、エゾフクロウのヒナはスクスク育ち、今頃は雪山でしっかり自立していることでしょう。
この連載のすべての写真をご覧になりたい方はこちらから!
https://gendai.ismedia.jp/list/author/keisatou
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69791

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深田恭子 洞爺湖アヒルボート満喫も松本潤“ダメ出し”「永遠のニシパ」PR“深田効果”札幌会場“満員”

2020-01-26 | アイヌ民族関連
スポニチ[ 2020年1月25日 17:20 ]

北海道札幌市を訪れ、バスケットボール「B.LEAGUE」の「レバンガ北海道―サンロッカーズ渋谷」の試合前に、北海道150年記念ドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」のトークショーを開いた深田恭子(C)NHK
 昨年7月15日にNHK総合で全国放送された北海道150年記念ドラマ「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」に出演した女優の深田恭子(37)が25日、北海道札幌市を訪れ、バスケットボール「B.LEAGUE」の「レバンガ北海道―サンロッカーズ渋谷」(札幌市豊平区・北海きたえーる)の試合に来場。試合開始(午後3時5分)前にトークショーを開いた。
 深田は冒頭、「今日はレバンガ北海道を応援したいと思います!」とあいさつ。“深田効果”による満員に迫る5390人が集まった会場からは「フカキョン」「かわいい」などと大歓声が沸き起こり、熱烈な歓迎を受けた。
 この日の5390人は、今月18日に同会場で行われ、今季限りの引退を表明しているSG折茂武彦(49=レバンガ北海道)がMVPを獲得した「B.LEAGUE ALL―STAR GAME 2020 IN HOKKAIDO」の5073人を上回り、今季最高のフィーバーぶりとなった。
 ドラマは「嵐」の松本潤(36)が主演。深田は主人公に大きな影響を与えるアイヌの女性・リセを演じた。ノーカット完全版(96分)が2月1日午後7時20分からBSプレミアムで放送される。
 深田は「撮影は行ったことがない場所ばかりで、洞爺湖で松本さんたちが撮影している間に、アヒルボートに乗って満喫した思い出もあります。松本さんからは『作品の時代にアヒルボートはないから、映り込まないようにしてね(笑)』と言われちゃいました!」と茶目っ気たっぷりに撮影を振り返った。
 「B.LEAGUE」の試合は初観戦。「選手の大きな身体をずっと見ていましたが、皆さん、すごいです!」と興奮気味。イベントを終え「会場の盛り上がりを目にして、選手の皆さんがウオーミングアップをされている中、ここに私が立っていいのかなと最初は緊張しましたが、ご来場の皆さんが温かく迎えてくださったことで、ここにいてもいいんだと思えましたし、とても力を頂きました。今回の北海道150年記念ドラマを通して、北海道を一緒に盛り上げることができたら、うれしいです」と笑みがこぼれた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/01/25/kiji/20200125s00041000258000c.html

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マイノリティ女性の人権を考える集い

2020-01-26 | アイヌ民族関連
日本海新聞 20年1月26日(日)
 マイノリティ女性の人権を考える集いは26日午前10時から、倉吉未来中心で、「マイノリティ女性の人権を考える集い」を開く。
 ドキュメンタリー映画「Ainu-ひと」上映、シンポジウム「私たちからの発信」など。シンポジストは多原良子札幌アイヌ協会副会長、フリーライターの李信恵さんら。
 無料。問い合わせは電話0858(22)0232、倉吉市はばたき人権文化センター内、山下さん。
https://www.nnn.co.jp/odekake/detail.html?eid=53846

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