北海道新聞 09/10 16:59 更新
道は9日、今年の道功労賞を元札幌医科大理事長・学長の今井浩三氏(72)=札幌市=、アミノアップ(札幌)会長の小砂憲一氏(73)=同=、写真家の水越武氏(82)=釧路管内弟子屈町=、アットゥシ(樹皮衣)職人の貝沢雪子氏(79)=日高管内平取町=の4人に贈ると発表した。
今井氏は札医大の学長・理事長として、道内の医学教育の振興に尽力。がんの最先端の研究・医療などに取り組む東大医科学研究所付属病院の病院長を務めるなど、がん研究の第一人者として功績を上げた。
小砂氏は機能性食品開発のアミノアップを創業。道産食材を使ったサプリメントが海外市場から高評価を受けている。バイオ企業の新規事業を支援するなど道内のバイオ産業の発展にも貢献した。
水越氏は国内外の山岳や森林、氷河などを撮影し、1988年からは弟子屈町に拠点を移した。写真集「森林列島」で99年に土門拳賞を受賞するなど、写真を通じて北海道の自然の魅力を世界に発信した。
貝沢氏はアイヌ民族の伝統工芸品アットゥシの第一人者。伝統的な技法を守りつつも新たな手法を取り入れ、着物や帯に加え、名刺入れやコースターなどを制作。アイヌ文化の普及・伝承に貢献した。
道功労賞は69年に始まり、これまで功労賞162人、15団体、特別賞2人を表彰した。贈呈式は今秋、札幌市内で行われる。(佐藤圭史)
※「アットゥシ」の「シ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/458733
道は9日、今年の道功労賞を元札幌医科大理事長・学長の今井浩三氏(72)=札幌市=、アミノアップ(札幌)会長の小砂憲一氏(73)=同=、写真家の水越武氏(82)=釧路管内弟子屈町=、アットゥシ(樹皮衣)職人の貝沢雪子氏(79)=日高管内平取町=の4人に贈ると発表した。
今井氏は札医大の学長・理事長として、道内の医学教育の振興に尽力。がんの最先端の研究・医療などに取り組む東大医科学研究所付属病院の病院長を務めるなど、がん研究の第一人者として功績を上げた。
小砂氏は機能性食品開発のアミノアップを創業。道産食材を使ったサプリメントが海外市場から高評価を受けている。バイオ企業の新規事業を支援するなど道内のバイオ産業の発展にも貢献した。
水越氏は国内外の山岳や森林、氷河などを撮影し、1988年からは弟子屈町に拠点を移した。写真集「森林列島」で99年に土門拳賞を受賞するなど、写真を通じて北海道の自然の魅力を世界に発信した。
貝沢氏はアイヌ民族の伝統工芸品アットゥシの第一人者。伝統的な技法を守りつつも新たな手法を取り入れ、着物や帯に加え、名刺入れやコースターなどを制作。アイヌ文化の普及・伝承に貢献した。
道功労賞は69年に始まり、これまで功労賞162人、15団体、特別賞2人を表彰した。贈呈式は今秋、札幌市内で行われる。(佐藤圭史)
※「アットゥシ」の「シ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/458733