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アイヌ民族の伝統に基づき安全祈願 弟子屈の文化生活館 改築へ起工式

2024-08-27 | アイヌ民族関連

高橋力 有料記事

2024年8月26日 19:17(8月26日 19:25更新)

アイヌ民族の生活館起工式で行われた地鎮祭

 【弟子屈】「アイヌ文化等拠点整備多機能型生活館」の改築起工式が26日、屈斜路湖畔で行われた。徳永哲雄町長らが参列し、アイヌ民族の伝統文化に基づく地鎮祭を行い、工事の無事完工を祈願した。

 アイヌ文化生活館は木造平屋建て440平方メートルで、工費は約3億8千万円。老朽化した同地区の生活館の代替施設で、アイヌ民族文化の継承の役割も担っており、踊りの練習などに利用できる多目的室や浴室などが設けられる。来年4月の供用開始を予定している。

 地鎮祭では、地・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1054784/


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<北見>遺跡研究成果 公開目指す 東大大学院常呂実習施設教授・熊木俊朗さん(56)

2024-08-27 | アイヌ民族関連

有料記事

北海道新聞2024年8月26日 9:56

常呂実習施設を拠点に、出土品を長年研究する東大大学院の熊木俊朗教授。同施設では、70年以上前に東大の研究者たちがオホーツク管内で発見した土器なども保管する(茂忠信撮影)

 北見市常呂町では旧常呂町時代の1957年から、東京大学による遺跡調査が行われ、常呂遺跡の史跡指定などにつながった。昨年は東大大学院付属の北海文化研究常呂実習施設が設置から半世紀を迎え、今年10月には記念の公開講座が北見市で開かれる。常呂を拠点とする東大大学院の熊木俊朗教授(56)に、常呂の遺跡の特色や、大学と地域の連携について聞いた。

 ――どうして東大は常呂町に拠点を持つようになったのですか。

 「1955年、東大でアイヌ語を研究していた服部四郎教授が調査で常呂を訪れた時、地元の人から『すごい遺跡があるので考古学の先生を呼んでほしい』と要望がありました。服部教授に呼ばれた考古学研究室の駒井和愛教授は、実際に大規模な遺跡であることを確認し、57年に調査が始まりました」

 ――実習施設が開設されるのは、しばらく先の73年です。

 「それ以来、駒井教授ら考古学研究室の関係者が毎年発掘調査をするようになりました。次第に出土品を展示し、調査の拠点となる場所を作ってはという声が地元から上がり、町からの申し出を受けて65年に町の郷土資料館に東大の研究室を置くことになります。67年に助手が派遣され、73年に当時の文部省から認可されて正式に実習施設が設置されました」

 ――常呂の遺跡の特徴はどんなところにありますか。

 「一番は規模が大きい点です。竪穴住居跡のくぼみは常呂川流域で3千件ほどあり、状態も良好です。また、旧石器時代からアイヌ文化期まで連続して遺跡が残されていて、文化の変遷が一つの地域で追えることも大きな特徴です。学術的な観点からは少し離れますが、地域と長期にわたって協力するケースもなかなかないと思います」

 ――連携は地域や大学にどのような効果があったのですか。

 「東大による竪穴の測量調査、分布調査が70年代までに完了し、それをもとに史跡の指定がなされました。90年に史跡に追加指定された実習施設の周辺の地区は、市が『ところ遺跡の森』として、見学できる環境を整えました。整備を終えて来年度公開予定のトコロチャシ跡遺跡群にも、東大と市の共同研究の成果が生かされています」

・・・・・・・

(聞き手・北見報道部 光嶋るい)

 <略歴>くまき・としあき 1967年、東京都生まれ。北大文学部卒業後は一般企業で働き、92年に明治大文学部に学士入学し考古学を学ぶ。東大大学院人文社会系研究科を経て96年4月に常呂実習施設に助手として着任。2018年11月より現職。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1054540/


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『シサム』主演の寛一郎、アイヌの文化を「知ること」「未来へつなぐこと」の大切さを熱弁

2024-08-27 | アイヌ民族関連

ムービーウォーカー2024/8/26 21:09

アイヌと和人との歴史を描く映画『シサム』(9月13日公開)の完成披露舞台挨拶が8月26日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、寛一郎、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、緒形直人、中尾浩之監督が登壇。寛一郎が、アイヌの文化を知ることの大切さについて熱弁した。

『シサム』(9月13日公開)の完成披露舞台挨拶が開催された

すべての写真を見る(32件)

本作は、江戸時代前期に「蝦夷地」と呼ばれた現在の北海道を領有した松前藩が、アイヌとの交易を行うなかで起きた争いを描く人間ドラマ。「シサム」とは、アイヌ語で「隣人」を意味する。蝦夷地に赴き、異なる文化や風習に触れることで、アイヌの持つ精神や理念に共鳴してゆく松前藩の若者・高坂孝二郎役を演じた寛一郎は「撮影期間はちょうど1年くらい前。やっと公開できます。ちょっとドキドキしています」と緊張の面持ち。「小学生くらいの時に、アイヌのとある集落に2週間くらい訪れたことがある」そうで、「それから20年くらい経って、アイヌの作品のオファーが来て。これも縁だなと思いました。アイヌの文化について知りたいという思いもあり、受けさせていただきました」と明かした。

寛一郎と和田は、敵役として対峙する間柄で共演を果たした。善助役の和田は「面と向かってお芝居するときの寛一郎くんの気迫や思い、熱。そういったものにどう対峙するかという緊張感があった。ここで負けたら、この作品のおもしろい部分、大事な部分が薄れてしまうなというくらいの緊張感が持てた。それは彼の芝居のすごさ」と寛一郎の熱演を絶賛。「北海道にゆかりがある」と微笑んだのが、師範の大川役を演じた緒方だ。「アイヌ民族については、ほとんど知らずにきた。僕も知りたいなと思った」と前のめりで参加したと話しつつ、「アイヌの人を演じた皆さんは、アイヌ語で感情を乗せて芝居をしている。どれだけ大変だったことか。完成した作品を観たら、本当にすばらしかった」と称えた。

アイヌ語での演技に挑戦した面々はやはり、苦労もあった様子。アイヌの青年・シカヌサシ役を演じた坂東は、「寛一郎が主演と聞いて、絶対にやると決めていた。プライベートでも仲良くしていて、やっと共演できるとワクワクしていた」と念願の共演だというが、「台本を開いてギョギョッとした。全部カタカナ。そこから一気に不安が募ってきた」とアイヌ語で演じることにプレッシャーが押し寄せてきたと告白した。寛一郎が「『できない』って連絡が来た」と笑顔で回想するなか、坂東は「『無理、無理、無理』ってね。大変でした」と苦笑い。特訓を重ねてアイヌ語での演技に打ち込んだことで、「アイヌの言葉はいまだに忘れられない。ずっと脳内にいる。撮影から1年ちょっと経っているのに、まだ全部覚えている」と語る。すると寛一郎が「覚えている?ちょっとなにか言ってよ」と無茶振り。坂東は「ええ!本当に!?」と戸惑いながらも見事にアイヌ語のセリフを披露し、これには寛一郎も「すごい!思った以上に長いセリフだった」と目を丸くしていた。

オーディションで、アイヌの村に嫁いできたリキアンノ役を役を獲得したサヘル・ローズは「台本を拝見した時に、必ず自分がやりたい。彼女を生きてみたいと思った。この役を通して、皆さんに届けたいメッセージが明確にあった」と力強くコメント。アイヌ村のリーダーを演じた平野も「北海道で1か月ほど、みんなで戦ってきた作品」と本作への思い入れを打ち明けていたが、寛一郎は「アイヌの人たちがこの地に存在し、豊かな文化を築いてきたこと。その文化が徐々に失われつつあること。僕らはその文化を絶やさずに、未来へつなぐためにこの映画を作りました」と吐露。「過去だけのものではなく、今日も僕らが生きている世界では、歴史や価値観の衝突でさまざまな困難があると思います。その現実と向き合い、僕らはどうするべきなのかを模索すべきだと思います。それをするためには、まず知るということが前提として大事で。この映画が、知ることのきっかけになったらと思います」と熱っぽく語っていた。
※「シサム」の「ム」は小文字が正式表記
取材・文/成田おり枝

https://moviewalker.jp/news/article/1214481/


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寛一郎「これも縁だな」小学生の頃にアイヌの集落を2週間訪れたことを明かす

2024-08-27 | アイヌ民族関連

日刊スポーツ [2024年8月26日20時25分]

映画「シサム」完成披露舞台あいさつに出席した寛一郎

俳優の寛一郎(28)が26日、都内で行われた主演映画「シサム」の完成披露舞台あいさつに出席した。

同作は、北海道の大自然を背景にアイヌと和人との歴史を描いた人間ドラマ。寛一郎は松前藩士の息子孝二郎を演じる。

小学生の頃にアイヌの集落を2週間訪れた経験があり、「20年たってアイヌの作品のオファーが来て、これも縁だな」と作品への思いを語った。和人側を演じながら「アイヌのことをどんどん学んでいきました」と話した。

さらに「この映画はアイヌが存在したこと、豊かな文化を築いたこと、その文化が徐々に失われつつあること、その文化を未来につないでいくための映画」と続け、「僕らが生きている世界では価値観や歴史の衝突でさまざまな困難があるが、まずは知ることが大事。この映画は知るきっかけになれば」と語った。

※「シサム」のムは小文字

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202408260001240.html


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寛一郎、主演映画完成に思いを吐露「僕らはアイヌの文化を絶やさず未来に繋ぐためにこの映画を作りました」

2024-08-27 | アイヌ民族関連

クランクイン 2024年8月26日 20時35分

寛一郎、映画『シサム』完成披露舞台挨拶に登場  クランクイン!

 俳優の寛一郎が26日、都内で行われた映画『シサム』完成披露舞台挨拶に、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、緒形直人、中尾浩之監督と共に登壇。共演者から気迫ある芝居を絶賛され照れ笑いを浮かべていた。

【写真】坂東龍汰と共に笑顔を見せる寛一郎

 本作は、江戸時代前期を舞台に、アイヌと和人の関係性を描いた物語。北海道南西部に位置する松前藩士の息子である考二郎(寛一郎)が、兄の栄之助(三浦貴大)と共に、アイヌと交易をするために蝦夷地に向かったことから起きた事件をきっかけに、アイヌの文化に触れ自身を見つめ直す姿を描く。
 約1年前に撮影した本作。寛一郎は「やっと公開が近づいてきたと思うとドキドキしています」と心境を明かすと、アイヌを題材にした作品に「小学生のころ、アイヌに訪れたことがあり、アイヌの文化について知りたいという思いもあったので、お話しを受けさせていただきました」とアイヌと自身の縁について述べる。
 劇中では、和田演じる善助と対峙するシーンがある。和田は、寛一郎との共演は初めてだが以前から面識があったことに触れると「いつかご一緒したいなと思っていた素晴らしい俳優さん。今回僕は、敵役として追われる身として対峙したのですが、セリフにないところでの気迫がすごかった。そのおかげで僕のなかの緊張感を保つことができた」と寛一郎を称賛する。
 さらに寛一郎演じる考二郎の上司となる松前藩士・大川を演じた緒形は「アイヌ人を演じた方々は、アイヌ語で感情を乗せて芝居をするのがどれだけ大変だったか」と、坂東やサヘル、平野らを慮ると「そんな彼らと対峙する寛一郎君とのやり取りを見てほしい」と寛一郎とアイヌ人を演じた坂東らのシーンを見どころにあげる。
 アイヌ人のシカヌサシを演じた坂東は「寛一郎とはプライベートでも仲良しで、彼が主演と聞いて『絶対やる!』と思ったんです」と前のめりで作品に参加したというが、ほぼ全編アイヌ語のセリフだったことに「台本が全部カタカナで、そこから一気に不安になった」と苦笑い。それでも懸命にアイヌ語を理解したという坂東は「撮影から1年経っていますが、セリフが抜けない」と発言し、長セリフのアイヌ語を披露して会場から大きな拍手を浴びていた。
 寛一郎は「この映画はアイヌの人達がこの地に存在したこと、豊かな文化を築いたこと、その文化が徐々に失われつつあることを描いています」と述べると「僕らはその文化を絶やさず未来に繋ぐためにこの映画を作りました」と作品の持つ意義について語っていた。
 映画『シサム』は、9月13日全国公開。

https://www.crank-in.net/news/152187/1


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アイヌ文化体験学習、28日まで参加募集 室蘭市教委

2024-08-27 | アイヌ民族関連

室蘭民報 2024/08/26 23:00

 室蘭市教育委員会は31日、アイヌ文化体験学習会「アイヌ...

ここから先の閲覧は有料です。

https://www.muromin.jp/news.php?id=112771


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ベネチア・ビエンナーレ報告 先住民の歴史・文化、多彩に 小さな循環、日本館・毛利悠子

2024-08-27 | 先住民族関連

毎日新聞 2024/8/26 東京夕刊 有料記事 1866文字

ブラジルの集団MAHKUが先住民の神話で彩った中央パビリオン

 世界で最も長い歴史を持つ国際美術展、ベネチア・ビエンナーレの第60回展がイタリアで開催されている(11月24日まで)。国際企画展には、初のラテンアメリカ人、アドリアーノ・ペドロサをキュレーターに迎え、西洋中心主義からの脱却をいっそう高らかにうたい上げていた。

 ペドロサは、先住民や移民が多く住むブラジル生まれで、サンパウロ美術館の芸術監督を務める。国際企画展のタイトル「Foreigners Everywhere」は、「どこにでもいる外国人」「どこにいても(あなたは)外国人」の二つの意味を含み、社会や美術において周縁に置かれた人たちへの共感を示そうとした。

 全体として目立ったのは先住民の歴史・文化を扱った展示だった。国際企画展ではニュージーランドの先住民族マオリのマタアホ・コレクティブが、国別展示でも先住民の作家、アーチー・ムーアが参加したオーストラリア館が、それぞれ金獅子賞を受賞。中央パビリオンはより象徴的で、アマゾンの先住民族ヤノマミの作家らが、南米の植民地構造をアーカイブで見せる展示と共に紹介されていた。

 オーストラリア館では、先住民族の長い歴史が静謐(せいひつ)な空間で可視化されていた。ムーアは、周囲の壁面に何世代にもわたる自らの家系図をチョークで記し、中央には警察に拘束された先住民の死亡事案報告書を整然と積み上げた。口承の伝統を持ち、「正史」から隠されがちな個々の名前を一人ずつ描き出したことは重い意味がある。

 特筆すべきは、展示を主催する組織「クリエーティブ・オーストラリア」が、先住民の文化や知的財産を使用する際の手続きを定め、資金助成の条件としていることだ。組織内には先住民部門も設立予定で、先住民のトップが予算配分もするという。ベネチア・ビエンナーレに限らず、近年は先住民の文化を取り上げることが多いが、ともすれば特権的なアート業界がそれらを利用することにもなりかねない。オーストラリアのような取り組みがあってこそだろう。

 オランダ館やブラジル館ではプランテーションと収奪、植民地の歴史とミュージアムの関係に光を当て、米国館も初めて先住民の作家が代表を務めた。エジプト館は英国による植民地化をミュージカル調の映像に仕立てて話題を呼んでいた。

 国際企画展では、先住民だけでなく、性的少数者の作家、・・・・・・

【高橋咲子】

 「ART」は毎週月曜日に掲載

https://mainichi.jp/articles/20240826/dde/012/040/009000c


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同じ英語圏の先進国でも平均余命には大きな格差がある、最も長生きなのはどの国なのか?

2024-08-27 | 先住民族関連

GIGAZAINE 2024年8月26日

英語が公用語となっている国の多くはかつてイギリスの植民地だった時代があり、さまざまな共通点を有しています。ところが新たな研究では、同じ英語圏の先進国であっても国民の平均余命には大きな差があることが判明しました。 Life expectancy and geographic variation in mortality: an observational comparison study of six high-income Anglophone countries | BMJ Open https://bmjopen.bmj.com/content/14/7/e079365

People in One English-Speaking Country Seem to Live Years Longer : ScienceAlert https://www.sciencealert.com/people-in-one-english-speaking-country-seem-to-live-years-longer 南カリフォルニア大学の健康科学者であるレイチェル・ウィルキー氏とペンシルベニア州立大学の社会学者であるジェシカ・ホー氏の研究チームは、英語を話す高所得国家の平均余命についての全体像を調査しました。研究チームは論文で、「高所得国家の平均余命は、高い生活水準と健康・福祉の改善に向けた豊富な資源がある状況で達成可能なフロンティアを示しています」と述べています。 研究では世界保健機関(WHO)の死亡率データベースおよび各国の人口動態統計機関を参考に、英語を主要言語とするアメリカ・カナダ・イギリス・アイルランド・オーストラリア・ニュージーランドの6カ国における1990~2018年のデータを比較しました。 研究チームは「これらの国々は共通の言語といくつかの文化的類似点(たとえば食事やライフスタイル)を共有しており、現在だけでなく歴史的に見ても高い所得格差がある点も共通です」と指摘しています。研究では出生時と65歳時点の平均余命を評価したほか、さまざまな死因による死亡率の違いや、各国の地域ごとに平均余命が異なるのかどうかも分析したとのこと。

分析の結果、オーストラリアがその他の国々と比較して最高の結果を収め、特に45~84歳までの男女の死亡率が低いことが判明しました。研究チームは、「オーストラリアは出生時の平均余命が明らかに最も長く、2018年には女性の場合1.26~3.95年、男性の場合0.97~4.88年も他国をリードしています」と論文に記しています。 特にオーストラリアは循環器疾患や呼吸器疾患、がん、周産期疾患、先天性疾患、アルツハイマー病などの神経変性疾患に関して、他の国々よりも死亡率が低かったとのことです。さらにオーストラリアでは、他の国々と比較して銃器を用いた殺人や自殺、薬物の過剰摂取による死亡率が低いことも平均余命の長さに影響しているとのこと。 オーストラリアでこれらの疾患による死亡リスクが低い理由については、がんのスクリーニング検査や治療、インフルエンザなどの感染症のワクチン接種、心血管疾患の予防・診断・治療体制など、優れた医療システムが整っていることが関連していると考えられています。 一方、質の高い公的医療制度があることで知られるカナダは出生時の平均余命が2番目に長かったものの、近年はニュージーランドやアイルランドもこの数字に追いついてきています。特にアイルランドは、調査期間全体で男性の出生時平均余命が8.29年、女性の出生時平均余命が6.66年も増加しており、かつて最下位を争っていた平均余命が著しく改善されました。 なお、アメリカは2001年以降ずっと出生時の平均余命が最も低かったとのこと。2019年のデータに基づくと、オーストラリアの男性はアメリカの男性よりも5年近く長生きするという予測になりました。

各国を地理的な区分ごとに分析していくと、イギリスとアイルランドでは国内のどこに住んでいても平均余命はほぼ同じでしたが、オーストラリアでは北部のノーザンテリトリーに住んでいる人々の平均余命がやや低いことがわかりました。これは、人口に占める先住民族のアボリジニの割合が多く、アボリジニの疾病負担率が高いことなどが理由だとみられています。 研究チームは、「オーストラリアはアメリカやイギリスなどの英語圏の先進国にとって、早期死亡率を削減するためのモデルとなる可能性があります」と述べました。

https://www.msn.com/ja-jp/health/other/同じ英語圏の先進国でも平均余命には大きな格差がある-最も長生きなのはどの国なのか/ar-AA1pqkFS


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新ひだか町三石の「ぽると・みついし」、地域の子どもたちに地元の魅力を発信する“宝箱”

2024-08-27 | アイヌ民族関連

 

リアルエコノミー 2024年8月26日

 日高郡新ひだか町三石地区で、2021年夏に開業した「 ぽると・みついし」。グリーンツーリズムの仕組みをこの地域に根付かせ、地域の子どもたちが、さまざまなアクティビティを体験することで、ふるさと教育に繋げようという目的で設立された。

「ぽると・みついし」の事業は、多岐に及ぶ。ツアー関連では、星空観賞ツアー、日高山脈眺望ツアー、地元三石地区にある、競走馬生産牧場を複数ヵ所巡る馬旅のほか、海釣りに川釣り、レンタカー、レンタサイクルなど多岐の事業を行っている。

 店舗兼カフェでは、こだわりのコーヒーやカプチーノ、ふんわりと泡が乗ったホットミルクを提供。また、ハーブティーには、ホットのクリアブルー、水出しのクリアパープル、個性的で、鮮やかな色彩が映えるマロウブルーを揃える。この他にも、飲むお出しやこぶ茶エスプレッソ、健康食としても関心の高い、きく芋を焙煎したきく茶など、メニューは実に多彩。そんなドリンクのお供にぴったりな地元銘菓・「元祖三石羊羹」のほか、「冬澤さんちのあんドーナツ」に「カレーパン」、豚肉まんにミルクジェラートなどスイーツ、軽食も充実している。

(写真は、「ぽると・みついし」の店内)

 さらに、物販では、アウトドアブランドのmontbell(モンベル、本社・大阪市西区)フレンドショップになっているため、同ブランドのアパレル商品やアウトドアグッズも数多く揃えている。これだけではない。1950年前後に活躍した三石生まれで10戦10勝、伝説のダービー馬「トキノミノル」のキャラクターグッズや、アイヌ文様の工芸品、「 ぽると・みついし」オリジナル商品など、こだわりの商品もある。オンラインストアも展開、新ひだか町の商品がラインナップされ、地元愛に溢れたeショップになっている。

 この地域では2024年夏、国内最大の広さを有する日高山脈襟裳十勝国立公園が誕生、アウトドア、アドベンチャー観光が、熱を帯びそうな兆しを見せている。しかし、「ぽると・みついし」は、こうした国立公園化の動きを見越して開業したのではなく、橋本勝司社長が、10年ほど前から取り組んできた思いを結実させたものだ。その思いとは、「地域の子どもたちに、ふるさとのことをより多く知ってもらいたい」ということ。
 橋本社長が自ら、何年にもわたって地元の歴史や特徴を調べ、子どもたちに伝えていきたい地域の魅力をぎっしりと詰まらせた、モノとコトの宝箱が「ぽると・みついし」。国立公園誕生の祝賀ムードに、地に足の着いた橋本社長の取り組みが彩りを添えている。

https://hre-net.com/keizai/kanko/77519/


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