2025.01.02釧路新聞
船上で初日の出を拝む「KUSHIRO初日の出クルーズ!2025」が1日、釧路フィッシャーマンズワーフMOO対岸のベイサイドビル前発着で行われた。総勢16人が乗船して釧路の海へ。澄み切った空気の中、水平線から顔を出した初日の出に今年一年の幸せや健康を祈願した。
観光船運航などの事業を営むアイコム(釧路市愛国西1、佐久間陽介社長)の主催。初日の出クルーズは2023年から行われており、今回で3回目の元旦の船出となった。参加者たちは午前5時30分に集合し、ライフジャケット装着や安全説明を受けた後、同6時に出発。乗船後は用意されていたビール、温かいココア、お菓子などを自由に飲食するなどして、きれいに初日の出を見ることができる地点まで移動した。
豪華絢爛(けんらん)な船旅を過ごしていると、同7時ごろに初日の出が姿を現し、それぞれが祈りを込めて手を合わせたり、スマートフォンで写真撮影するなどして、洋上での貴重な体験を楽しんだ。帰りの船上では天然記念物のオオワシとオジロワシを観察し、参加者らは幸先の良い年初を迎えた。乗船は2回目という釧路市在住の山岸つばささん(8)は「とてもきれいな日の出だった。今年の目標は大好きなアイヌ文化についてたくさん勉強したい」と抱負を語った。
佐久間社長は「波や風も穏やかで、縁起の良い鳥を見ることもでき、過去最高の日の出だった。釧路川のふもとで夕日と遊べる船として今後も続けていきたい」と意欲を示した。
船上から初日の出を眺める参加者ら(1日午前7時ごろ)