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アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢

2025-01-02 | アイヌ民族関連

 

東京新聞 1月2日

 研究目的で収集されたアイヌ民族などの遺骨返還が遅々として進まない。先住民族から搾取し、同化させた歴史は植民地主義の暗部とも言えるが、遺骨返還にアイヌ民族の自己決定権は事実上ないに等しい状況だ。沖縄の琉球民族に至っては法律上、先住民族にさえ位置づけられていない。日本は世界の潮流に逆行している。(特別報道部・木原育子)

◆アイヌ民族の遺骨、研究目的で1800体以上収集

 アイヌ民族の遺骨は1880年代から1970年代にかけ、研究者らによって収集された。時に「盗掘」もあったとされ、東京大や北海道大など全国の12大学で1500体以上が保管されてきた。国の2013~19年の調査で、東京国立博物館など博物館も合わせると、1800体以上に上るとみられる。

アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢

 元の埋葬地に直ちに返還できない遺骨や副葬品は、国のガイドラインに従って、北海道白老町に整備された民族共生象徴空間「ウポポイ」の慰霊施設へ集約されるが、このガイドラインが不評だ。

 まず国が出土時期や場所を情報公開し、それを見てアイヌ民族側が返還を申請。申請者は出土地域に暮らす人々で構成される団体であることなどが厳格に求められ、出土地域で「確実な慰霊」が要求される。情報公開から6カ月間、返還申請がない場合は慰霊施設に集約される。その後に申請があり、地域に返す場合も同様の経過をたどる。

◆謝罪や哀悼なく、返還を「物理的な移転」としか考えず

 しかし、このプロセスの中に一切の謝罪はなく、占有し搾取した植民地主義の反省なしに対応しようとする姿勢がにじむ。文化的観点や死者への哀悼という精神性は感じられず、物理的な移転としか捉えていない。

 対照的に米国では1990年に先住民族の墓地の保護や遺骨返還に関する法律を整備。人類学者が遺骨の出自や地域を特定し、研究者と先住民族の双方が納得できる形で子孫コミュニティーに返す方法を探ってきた。

アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢

 日本は単一の民族国家ではない。多様性の欠如は根強い偏見を助長し、アイヌ民族に対する負の歴史は今も色濃く影を落とす。北海道の調査で、アイヌ世帯の生活保護率は居住する市町村の平均を上回っており、昨年は4.1%(市町村平均3.1%)だった。高校卒業後の進学率も低い。アイヌ民族の失われた生活や文化を取り戻せるか。問われるのは過酷な歴史を強いた側の意識といえる。

   ◇   ◇    

◆立法上「先住民族」と認められていない琉球民族

 琉球王家の子孫らが京都大に遺骨返還を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(大島真一裁判長)は2023年、原告らを「沖縄地方の先住民族である琉球民族」と認定。請求自体は棄却したが、判決の中で「遺骨はふるさとで静かに眠る権利があると信じる」と付言した。

アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢

 原告の一人で、龍谷大の松島泰勝教授は「琉球民族が日本の先住民族と認められた大変価値のある歴史的判決だった」と語る。この判決を維持するため、最高裁への上告も見送った。

 アイヌ民族も同様の経緯をたどった。2019年施行のアイヌ施策推進法で初めて「先住民族」と明記されたが、司法判断で認められたのは2022年も前のことだ。

 アイヌ民族にとって重要な土地だった北海道平取町(びらとりちょう)に二風谷(にぶたに)ダムの建設計画が浮上。土地強制収用の裁決取り消しなどを求めた訴訟の判決で、札幌地裁(一宮和夫裁判長)は1997年「アイヌ民族は先住民族に該当する」と指摘した。松島氏は「琉球民族もアイヌ民族と同じように独自の文化と言語を持つ。立法上でも先住民族と位置づけられるべきだ」と訴える。

◆「日本政府の遺骨返還プロセス、いまだ植民地主義的」

アイヌ・琉球…先住民族の遺骨、なぜ故郷に帰れない? ウラに世界と逆行する日本政府の「植民地主義的」姿勢

 国連は2007年に「先住民族権利宣言」を採択し、日本も賛成。収奪した土地や遺骨の返還、先住民族との合意なき軍事活動の禁止を規定しており、沖縄が先住民族の地と認められれば、沖縄の米軍基地も国際法違反となる可能性が出てくる。

 近年では、DNA解析技術の進化で日本人の起源を探る研究は再び盛んになっている。日本人類学会は2019年、京都大に「古人骨は学術的価値を持つ国民共有の文化財で、保存継承され研究に供与されるべきだ」との要望書を出し、国内外から批判を浴びた。

 松島氏は「遺骨を本来あるべき先住民族の土地に返すことは世界の潮流だ。だが日本政府は植民地主義への総括も謝罪もない。遺骨返還のプロセスもいまだ植民地主義的で今すぐ改めるべきだ」と指摘する。

研究者側(右側)と話し合いの場につくアイヌ民族ら=2024年4月13日、札幌市内で(木原育子撮影)

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/アイヌ-琉球-先住民族の遺骨-なぜ故郷に帰れない-ウラに世界と逆行する日本政府の-植民地主義的-姿勢/ar-AA1wOx2k?ocid=BingNewsVerp


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み(巳)年 鹿追神社で白い蛇の舞 アイヌの伝説もとに

2025-01-02 | アイヌ民族関連

 

NHK 01月01日 12時37分

ことしの干支のみ年(巳年)にあわせて、十勝の鹿追町の神社では、アイヌの伝説をもとにした白い蛇による舞が披露されました。
鹿追町の郷土芸能「白蛇姫舞」(はくじゃひめまい)は、女神とその使いの白い蛇が人々を飢えから救ったというアイヌの伝説をもとにした舞で、地元の鹿追神社では、み年にあわせて12年に一度、奉納されています。
神社の境内では初詣の参拝客が集まる中、1日午前0時に新年を迎えると、笛や太鼓の音色にのせて白い蛇が身をくねらせたり、とぐろを巻いたりする幻想的な舞が披露されました。
神社を訪れた18歳の男性は「中学生のときに舞に参加したことがあり、地域の伝統がいまも続いていて安心しました」と話していました。
また、小学6年生の男の子は「蛇の動きが印象的で笛や太鼓の演奏もかっこよかったです。ことしも楽しい年になってほしいです」と話していました。
白蛇姫舞保存会の鹿野内健会長は「町の皆さんの健康を願って踊りました。12年に1度のみ年が飛躍の年になってほしいです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20250101/7000072361.html


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寒さと飢え…日ロ領土争いに翻弄 樺太アイヌの語り部・楢木貴美子さん「歴史をなきものとされないために」

2025-01-02 | アイヌ民族関連

 

東京新聞 2025年1月1日 06時00分

有料会員限定記事

 2011年夏、旧樺太(サハリン)。樺太庁があったユジノサハリンスク(旧豊原町)から列車で北へ7時間。車窓から楢木貴美子(76)の目に飛び込んできたのはどこまでも続く濃緑のじゅうたん。ワラビやフキといった山菜が歓迎の手招きでもするかのように優しく風に揺れていた。

伝統衣装テタラペに身を包みながら、樺太アイヌの刺しゅうの特徴について語る楢木さん=札幌市内

 腰を折ってツルコケモモの実を採る人の姿が生前の母に重なり、「戦争がなければ、母もここにいたのかも」。持参した母の遺影をそっと胸に引き寄せた。

◆旧ソ連軍が侵攻 両親は財産捨て樺太を去る

 第2次世界大戦前、樺太で暮らした樺太アイヌは1000人以上いた。楢木の母もそのひとり。和人の父と結婚。だが太平洋戦争末期、旧ソ連軍が日ソ中立条約を破棄して樺太に侵攻。両親は一切の財産を捨て、樺太を去らざるを得なかった。

 父の故郷、青森に身を寄せたが、1948年に末っ子の楢木が生まれると父はすぐに病死。残された母親と7人の兄姉は、樺太アイヌたちがいつか集まろうと約束した地を目指すことになる。楢木が3歳の頃のことだ。

◆父母の故郷の青森、樺太より過酷だった「約束の地」

 それが北海道宗谷に近い稚咲内(わかさかない)だった。稚咲内は、戦後の農山漁村振興対策で開発地区の指定を受け、樺太からの引き揚げ者や樺太アイヌによる入植が始まっていた。身寄りをなくした一家も当然かの地を目指したが、待っていたのは青森や樺太以上の厳しい環境だった。

 アイヌ民族は地名をほとんど見たままに付ける。稚咲内はアイヌ語で「飲み水がない川」の意。深く掘らねば飲み水が出ず、砂地のため風の強い日は、その砂で井戸が埋まってしまう。幼い身体で姉と2人、天秤(てんびん)棒を担いで遠く離れた隣家に水をもらいにいったことも1度や2度ではない。

 浜の番屋で一つの布団に3人でひしめき合って寝ることも。あまりの飢えに耐えられず、配給の種芋も半分食べてしまう。学校の帰り道、和人に石を投げられていじめられたが、母を悲しませると言えなかった。

 幸せだと思える一瞬もあった。1955年頃に頼みの綱だったニシンが取れなくなり、魚かすを煮るニシン釜は、露天の五右衛門風呂に早変わり。海に浮かぶ利尻富士を眺め、夕方にはホタルが飛び交い、見上げれば暗い夜空が満天の星に照らされ思わず感嘆した。「あの景色は生涯忘れられない」

 それもつかの間、生活は立ちゆかなくなり、楢木が小学5年の時に小樽に。年配女性が駅近くの市場で魚を仕入れ、ブリキ製の箱を背負って朝一番の列車で行商に行く姿は「ガンガン部隊」とやゆされたが、一団にはご多分に漏れず母の姿も。「樺太アイヌだけではないが、本当に苦しかった」。何ものにもあらがえず、ただ一日を耐えしのぶだけの戦後の家族があった。

◆アイヌ伝統工芸の第一人者として語り部に

 「樺太アイヌは、オヒョウニレの木の内皮でアットゥシ織する北海道アイヌの着物とは違う。異なる文化と言語があることを知ってもらえたらうれしい」

 白地の着物テタラペに身を包んだ楢木が言う。樺太アイヌ特有の西洋風情の絹糸の刺しゅうが映える。

伝統衣装テタラペに身を包みながら、樺太アイヌが生きてきた軌跡について語る楢木さん

 楢木は樺太アイヌの刺しゅうなど伝統工芸の第一人者として、語り部になっていた。だが、活動を始めたのは60歳を過ぎてから。

◆樺太...

残り 1338/2675 文字

https://www.tokyo-np.co.jp/article/376930


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【難読駅名クイズ】「北一已」(北海道)はなんて読む? 声に出すとなんだかかわいい……!

2025-01-02 | アイヌ民族関連

 

All About ニュース2025.01.01

日本に9000以上存在する駅。「東京」や「大阪」など、名前がよく知られた駅名はたくさんありますが、中には読み方が難しい駅名も。今回は、そんな「難読駅名」を使ったクイズを作成しました。この駅名、あなたは読めますか?

答え:きたいちやん

正解は「きたいちやん」でした。

北一已(きたいちやん)駅は、北海道深川市にあるJR北海道留萌本線の駅です。留萌本線は、2023年3月末に石狩沼田駅~留萌駅間の営業を終了。北一已駅を含む深川駅~石狩沼田駅間は、現在は営業をしているものの、2026年3月末をもって廃止されることが決定しています。

駅名は、かつての地名・一已村(いちやんちょう)の北方に位置することから付けられたそう。「一已」という地名は、「サケやマスの産卵場」を指すアイヌ語の「イチャン」に由来するとされています。

北一已駅のある北海道は難読駅の宝庫。「音威子府」「雄信内」「大楽毛」「美唄」「比布」など、初見では読むことが難しそうな駅名が多数あります。ぜひ読み方を考えてみてくださいね。

https://news.allabout.co.jp/articles/o/88358/?page=2


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BSスペシャル 人新世の地球を生きる 経済思想家 斎藤幸平

2025-01-02 | 先住民族関連

 

NHK 2025年1月1日

初回放送日:2025年1月9日

人類の経済活動が地球環境に深刻な影響を与える「人新世」の時代、 経済思想家、斎藤幸平が、ドイツや北米を訪ねながら、新たな生き方を探す思索の旅を追った。

人類の経済活動が地球環境に深刻な影響を与えていると警鐘される「人新世」の時代、私たちはどう生きていくのか‥マルクスの「資本論」に新たな光を与えて、“脱成長”を提言し、注目される気鋭の経済思想家、斎藤幸平(37歳)。今、彼は、自らの思想をどう実践に結びつけていくか、悩んでいる。若き思想家が、ドイツの環境運動の最前線や北米の先住民族を訪ね、対話を重ねながら、新たな生き方を探す思索の旅を追った。

https://www.nhk.jp/p/bssp/ts/6NMMPMNK5K/episode/te/NGKYZGN9XQ/


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ヌスロン大臣:2024年土地サービスからのPNBPが2.9兆ルピアに達する

2025-01-02 | 先住民族関連

 

VOI 01 Januari 2025, 09:07

ATR大臣/BPNヌスロン・ワヒド長官。(写真:テレジア・アガサ/VOI)

ジャカルタ - 農業問題・空間計画大臣/国土庁(ATR/BPN)長官のヌスロン・ワヒドは、2024年の土地サービスからの非課税国家歳入(PNBP)の価値が2.9兆ルピアに達したことを明らかにした。

2024年には、ATR / BPN省がコミュニティに提供する800万のサービスがあり、その中には電子証明書の発行も含まれていると彼は述べた。

「その後、今年のPNBPは800万から2.9兆ルピアです」と、2025年1月1日火曜日にANTARAが報告したように、ヌスロンは述べています。

土地サービスの約84%は、土地情報サービス、扶養権、権利移転によって支配されています。

2023年12月の発売以来、ATR / BPN省は3,192,663もの電子証明書を発行しました。

電子証明書の発行は、インドネシア全土の486の土地事務所で実行されています。

発行された電子証明書の数は、国家の目から見て合法的な土地の権利の証明を保持することの安全性と利便性のために、電子証明書に対する国民の関心が高まり続けていることを証明しています。

この電子証明書は、ATR / BPN省の公共サービスの変革の一形態としてその実施が引き続き奨励されているものの1つです。

ATR / BPN省は、提供されるすべてのサービスのうち、コミュニティと州の経済も改善しており、これは2024年に発行された電子扶養権の価値から見ることができ、882.7兆ルピアに達しました。

資産の合法化において、ATR / BPN省の主な任務の1つは、個々のコミュニティが所有する土地、先住民族が所有する慣習的な土地、ワクフの土地、礼拝所など、土地を登録および認証することです。

今年、ATR / BPN省は9,171,555区画の土地を登録することに成功し、3,605,520区画の指定土地がありました。

この成果は、土地区画の登録におけるATR / BPN省の成功を反映しています。

2024年に1億2,000万区画の土地が登録されるという当初の目標から、2024年末までに9,530万区画の土地が登録され、全国数で達成されました。

一方、ATR / BPN省は、インドネシアの多くの地域で慣習的な土地登録にも成功しています。

ATR / BPN省は、120万平方メートルの面積を持つ33の畑の慣習的な土地を登録しました。

さらに、ATR / BPN省は、2021年から2024年にかけて16の州で実施された慣習的な土地の目録作成と識別に成功しました。

これらの結果から、約380万ヘクタールの慣習的な土地があると推定されています。

一方、ワクフの土地と礼拝所の登録に関連して、ATR / BPN省は全国で268,865区画の土地を登録しており、2024年には少なくとも15,093区画の土地が登録されています。

ヌスロン大臣のリーダーシップの下、ATR / BPN省は、例外なく、waqfの土地と礼拝所の登録をさらに最適化します。

https://voi.id/ja/amp/447314


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インド東部で農民たちが刑務所の危険を冒して儲かる大麻作物を栽培 |薬物

2025-01-02 | 先住民族関連

Njpw Fun 1月 1, 2025  から 翼大代 - 

インド、オリッサ州 – アジェイ・ラウトは、インドのオリッサ州南部の人里離れた村に住む先住民族の農民です。

村は森と丘に囲まれており、最寄りの市場は 10 km (6.2 マイル) 先にあります。

34 歳の彼は、家族が食べたり、市場で売ったりするために、0.2 ヘクタール (0.5 エーカー) の土地でスイートコーンと野菜を栽培しています。

ラウトさんは、この収入はほんのわずかなので、収入を増やすために禁止薬物である大麻の栽培を始めたと語った。

彼は丘の奥深くに約 1,000 本の大麻植物を栽培しているが、そこに行くには少なくとも片道 2 時間のトレッキングが必要である。その理由は、道が岩や岩でいっぱいで、自転車やオートバイに乗るのがほとんど不可能だからである。

ヘンプ、マリファナ、雑草、ガンジャとしても知られる大麻の栽培が医療目的で合法とされているのは、ウッタラーカンド州、グジャラート州、マディヤ・プラデーシュ州、ウッタル・プラデーシュ州、ジャンムー州などの一部の州のみである。オリッサ州はその中には含まれていません。

インドには、1985年11月に大麻の使用禁止を含む法律が制定されるまで、麻薬物質に関する法律は存在しなかった。

1985 年の麻薬および向精神薬法は、人が麻薬および向精神薬を栽培、所持、販売、購入および消費することを違法とし、これらを行うと、厳しい罰金および最長 20 年の懲役が科される可能性があります。

リスクはあるが儲かる

過去8年間この業界に携わってきたラウト氏は、2017年に3か月の刑務所で服役し、それ以来保釈中である。彼にとって莫大なビジネスからの収入は、それに関わることへの恐怖を克服します。

オリッサ州の部族地域では、レンガ造りの家が泥造りの家に取って代わられている(ガービンダー・シン/アルジャジーラ)

「私たちは丘陵地帯に住んでおり、伝統的な農業の範囲は非常に限られています。野菜やスイートコーンの栽培では年間3万ルピー(357ドル)をほとんど稼げないが、大麻栽培ではわずか5~6か月で50万ルピー(5,962ドル)を簡単に稼ぐことができる」と、本名が明かされないことを保証された後、彼はアルジャジーラに語った。明らかにした。

ラウト氏と他の大麻栽培者は通常、警察の襲撃から身を守るために農園の場所として丘陵地帯の人里離れた場所を選ぶと語った。 「丘の中に住んでいるのは幸運だ。ここは道が険しすぎて、トレッキングしてプランテーション地域に到達することができないからである。」と彼は語った。

植え付けシーズンは7月末に始まります。通常、花が成長するまでに 5 か月かかり、その後摘み取られ、天日で乾燥され、梱包されて業者に販売されます。高さ 8 ~ 10 フィート (高さ 2.4 ~ 3 メートル) の植物から 1 kg (2.2 ポンド) の大麻が生産され、そのコストは 1 キログラムあたり約 500 ~ 600 ルピー (5.8 ~ 7 ドル) です。農家はそれを業者に1キログラム当たり1000~1500ルピー(12~18ドル)で販売している。

「しかし、すべての木が同様の成果を上げるわけではなく、ほとんどの木はまったく花を咲かせません。過度の雨は作物に有害です」と農家のディーパンカー・ナヤックさん(37)は語った。

ライフスタイルの変化

オリッサ州では大麻栽培が禁止されているにもかかわらず、農民にとって大麻栽培は非常に儲かるビジネスであり、一夜にして富をもたらした。

ラウトさんと同じ村に住むサブハンカル・ダスさん(38)はアルジャジーラに対し、最近、違法取引から得た収入で家の床をコンクリートから大理石のタイルに張り替えたと語った。彼はバイクも3台購入した。彼の子供たちは現地の語学学校に通っていますが、学費がはるかに高い英語の語学学校に転校させようと考えています。

「四輪車を買うこともできますし、宮殿のような家を建てることもできますが、そのような活動は、私たちを捕まえたり畑を破壊したりするために常に警戒している警官の目に留まる可能性があるため、そのような活動は控えなければなりません」とダスさんは付け加えた。 「それでも、私たちの中には四輪車を購入した人もいます。」

雑草栽培地区で活動する非営利団体 SACAL の創設者、NK ナンディ氏は、農民たちのライフスタイルの変化を目の当たりにしてきたと語った。

「私たちは2000年に大麻が栽培されている地区で活動を始めましたが、地元住民のほとんどが部族で、二輪車をほとんど持たず、泥の家に住んでいたのです。結婚は簡素で、部族の伝統に従って行われた。しかし、過去8~10年ですべてが大きく変わりました」とナンディ氏は語った。

「各部族の家族は 2 ~ 3 台のオートバイを購入しただけでなく、コンクリートの家も建てました。彼らは国の他の地域で行われているのと同じように結婚式を執り行い、贅沢に費やして数人のゲストを招待します。これらの地域での反政府勢力の活動が減少し、交通の便が良くなったことで、貿易業者がこれらの地域に到達するのにも役立っている」と、この禁止された商品の市場拡大に貢献したと同氏は述べた。

警察の強制捜査

大麻栽培は現在、オリッサ州のコラプト、マルカンギリ、ラヤガダ、ガジャパティ、ブード、カンダマルの6つの地区で活発に行われており、いずれも山岳地帯と丘陵地が多い。

大麻を押収した警察(オリッサ州警察提供)

州警察 幹部らはアルジャジーラに対し、違法取引阻止に全力を尽くしており、2023年までの3年間で約600トンの大麻、2億ドル相当の商品を押収し、8500人の麻薬密売人も逮捕したと語った。警察は昨年、麻薬の密輸のうち、18万5,400kg(40万8,737ポンド)、約5,500万ドル相当の大麻を押収し、一度で最大の摘発を行った。

警察はまた、2021年から2023年にかけてオリッサ州の大麻プランテーション約2万8000ヘクタール(7万エーカー)を破壊したが、これは国内の大麻としては最大規模であるとオリッサ州警察特別任務部隊の元監察官JNパンカジ氏がアルジャジーラに語った。 。

同氏によると、2024年の最初の7か月間で、彼のチームは約3000万ドル相当の大麻10万2200kg(22万5312ポンド)を押収したという。

「私たちはドローンや衛星画像さえも使って植林地を追跡し、破壊します。パンカジ氏は、丘陵地帯ではなく、伝統的に反政府勢力の隠れ家となってきたこれらの地域での地雷爆発物の使用であると述べ、「それは私たちのチームの命に重大な危険をもたらす」と付け加えた。

そして、彼のチームはプランテーション地域を数年前の12から8に削減したにもかかわらず、この麻薬の莫大な需要と天文学的な価格が取引の繁栄に貢献していると彼は述べた。例えば、業者は農家から大麻を1キログラム当たり約1000ルピー(12ドル)で調達しているが、インドの大都市では1キログラム当たり2万5000ルピー(298ドル)で販売されている。

代替生計手段

以前にこの取引に携わっていた数人の農家は、警察の過剰なパトロールのためやめたとアルジャジーラに認めた。

(写真)部族農家のアジェイ・ラウトさんは約1,000本の大麻の木を栽培し、増えた収入でオートバイを購入した(ガービンダー・シン/アルジャジーラ)

「彼らはやって来て私たちの農園を破壊し、私たちに重大な損失を与え、逮捕者も出ます。訴訟費用に多額の費用をかける余裕はなく、家庭生活に混乱をきたしたくないのです」と、5年間大麻栽培を続けた後、代わりにアワ栽培に切り替えたオリッサ州南部の農家、プラバット・ラウトさん(50歳)は語った。

「雑草ほど収益性は高くありませんが、頭痛の種はありません」と彼は説明した。

アワはインド南部の一部地域に古くから伝わる穀物で、連邦政府と州政府が復活させようとしている。

オリッサ州は播種用の種子を無料で提供し、州が農家から作物を購入するというインセンティブが農家をこの作物に誘い込み、オリッサ州をアワ生産の重要なプレーヤーにするのに役立っている。

しかし、ラウトにとって、大麻の利益に匹敵する栽培はありません。 「農家は恐怖からシフトしているが、雑穀からの収入は大麻からの利益に匹敵するものではない。それだけの価値があるので、私はリスクを負います」と雲に覆われた空の下、畑へ向かう厳しい旅を始めながら彼は語った。

編集者注: 物語に登場するすべての農民の名前は、身元を保護するために変更されています。

https://www.njpwfun.com/ニュース/63272/インド東部で農民たちが刑務所の危険を冒して儲/


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音威子府村」←この地名なんて読む?

2025-01-02 | アイヌ民族関連

 

Jタウン調査隊 2025.01.01 07:10

日本全国にいくつもある「難読地名」。思いもよらぬ読み方をする場所も......。

今回、出題する地名は、北海道のこの場所だ。

音威子府村

正解は......

おといねっぷむら

北海道上川管内の村名。アイヌ語のアイヌ語の「オトイネプ(川口のにごっている川)」に由来するという。

https://j-town.net/2025/01/01364491.html


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