先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化、義務教育で…理解促進へ有識者懇

2009-07-27 | 日記
(読売新聞2009年7月25日09時06分 )
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長=佐藤幸治・京大名誉教授)が、29日の最終会合に向けてとりまとめを進めている報告書案が明らかになった。
 中学卒業までにアイヌ民族に関する基礎的な知識を市民が身に着けられる環境整備を図るほか、アイヌ民族を積極的に雇用する取り組みを企業側に促すなど、素案段階より踏み込んだ内容となっている。
 報告書案は資料も含め約80ページ。懇談会委員による最終調整を経て、29日の最終会合で決定し、河村官房長官に提出する。
 報告書案では、国民理解の促進について「義務教育終了時までに、アイヌに関する歴史や文化等に関する基礎的な知識の習得や理解の促進が可能となるような環境整備が重要」と、具体的目標を設定した。またアイヌ民族の雇用促進については、「企業等においても積極的に受け入れるなどの取り組みがなされることが期待される」と民間の努力を求めた。
 前回の会合で報告書に盛り込むことで一致したアイヌ新法については、「国の姿勢と覚悟を法律のかたちで具体的に示す」との表現で検討を求め、「立法措置がアイヌ政策を確実に推進していく上で大きな意義を有する」などとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090725-OYT1T00053.htm

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アイヌ文化にふれる

2009-07-27 | 日記
(北日本放送 2009 年 07 月 25 日 11:16 現在)
富山市の北代縄文広場のオープン10周年を記念して、25日からアイヌ文化の保全活動をしている北海道の団体との交流会が始まりました。
 北代縄文広場は、縄文時代中期の北代遺跡の上に当時の集落を再現した場所で、平成11年に完成しました。
 25日は10周年を記念し、いにしえに思いをはせようと、アイヌ文化を現代に継承している北海道の鵡川アイヌ文化協会のメンバーが招かれました。
 交流では地元の小学生と一緒に、打製石器を使ってクリの木を植樹した後、古式舞踊が披露されました。
 また、ムックリと呼ばれる竹を使った楽器の演奏も披露され、訪れた人々はその不思議な音色に聞き入っていました。
午後からは近くのお寺に場所を移してアイヌ舞踊の披露や記念講演が行われる事になっています。
http://www2.knb.ne.jp/news/20090725_20769.htm

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アイヌの祈り、歌、踊りを実演 北海道白老町で「ポロトコタンの夜」始まる

2009-07-27 | 日記
(MSニュース2009.7.24 13:41)
 アイヌの人々の間に伝わる伝統的な祈りや歌、踊り、食文化を紹介する夜間特別プログラム「ポロトコタンの夜」が北海道白老町のアイヌ民族博物館で、24日から始まる。
 平成15年から行われている夏の恒例プログラムで、今年は24日から8月15日までの毎週金、土曜日の夜に行われる。
 会場となるのは、チセと呼ばれるかつてアイヌの人々が住んだ伝統的な家屋。そばには、「大きな湖」(ポロト)があることから、施設周辺はポロトコタン(大きな湖の村)と呼ばれる。
 開催期間中、森と湖に囲まれたポロトコタンはライトアップされ、チセ周辺にはかがり火がたかれ、夜の幻想的な雰囲気の中で、アイヌの人々の伝統文化が披露される。
 プログラムは、カムイノミと呼ばれる古式にのっとった神への祈りから始まり、アイヌの人々の代表的な楽器ムックリの演奏や伝統的な歌が披露される。
 さらに、アイヌの人々にとって最も重要な行事であるイヨマンテ(熊の霊送り)の踊りなどが披露される。

開催は7月24、25、31日と8月1、7、8、14、15日の計8回。博物館の学芸員を中心とする専門スタッフが解説する博物館見学(午後6時40分~午後7時15分)の後、午後7時半から午後8時15分まで、「ポロトコタンの夜」の公演が行われる。
 先着順の予約制で、料金は大人2000円、中学生以下は1000円。詳しい問い合わせは、アイヌ民族博物館(電)0144・82・3914まで。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090724/acd0907241344001-n1.htm

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「地の果て」のぜいたく 羅臼温泉(北海道)

2009-07-27 | 日記
(朝日新聞2009年7月24日10時19分)
 ここは知床。アイヌ語で「シリエトク(地の果て)」。羅臼岳のすそ野に広がる森は、短い夏の光を浴び、緑濃く茂る。その奥でヒグマがうごめき、鳥たちは声を弾ませる。
 朝5時すぎ、エゾシカが人里にひょっこり顔を出した。「熊の湯愛好会」会長の太田久信さん(71)の一日が始まる。
 羅臼温泉「熊の湯」は、ヒグマが現れても不思議はない、世界自然遺産の大自然にたたずむ露天風呂。「北海道らしい秘湯」を求めて、夏の多い日には千人が訪れる。愛好会メンバーの清掃ボランティアは欠かせない。
 太田さんも25年間、清掃に励んできた。大雨の日も、大雪の日も。岩風呂の湯を抜き、デッキブラシで湯船や床を磨き、清潔な湯がたまるまで1時間半。「夏のコンブ干しで疲れた体を湯に浸すと、また元気になるんだよ」。何ともぜいたくに、ざぶんと「一番風呂」に入るのが何よりの楽しみという。
 一番風呂に私も浸(つ)かる。でも、30秒も我慢できない。湯温が45度以上あるという。困っていると、地元の女性が教えてくれた。「出たり入ったりを繰り返すと、慣れてくるよ」。試すと、心地よさが肌にじんわり、ほんわり。
 女性は、オホーツク海の冷たい風を受けながら働く「浜の母ちゃん」。「私らにはこの熱さがちょうどいい」とほほ笑んだ。
 頭上を仰ぐと、樹木がみずみずしい枝葉を広げていた。澄んだ空気に溶け込むように、湯煙が舞い上がった。(上原理恵)
●羅臼温泉 羅臼岳のふもとに3軒の温泉宿がある△熊の湯 湯船、脱衣所は男女別で、女湯は塀で囲まれている。地元の「熊の湯愛好会」(約150人)が管理・運営する。入浴料は寸志。[前]5時すぎ~7時の清掃時間以外は入浴可。電話町環境管理課(0153・87・2126)。
●知床 世界自然遺産に05年登録。羅臼、斜里両町にまたがる知床半島の一部と、その沿岸の海域が対象。シマフクロウやオジロワシ、オオワシなどの希少動物が生息する。最高峰は標高1661メートルの羅臼岳。羅臼ビジターセンター(電話0153・87・2828)では、パネルや動物のはく製の展示、映像上映などで知床の自然を紹介している。
●クジラ・イルカ・バードウオッチング 羅臼港からクルーザーで沖合へ。季節や状況によりクジラやシャチ、海鳥などを観察できる。5~10月の毎日[前]9時、[後]1時。所要約2時間半。要予約。8000円、3歳~小学生4000円。電話知床ネイチャークルーズ(0153・87・4001)。
    ◇
(2009年7月21日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)
http://www.asahi.com/travel/yunotabi/TKY200907230201.html

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アイヌ懇報告書 「同化政策で深刻な打撃」 国の責任初めて明記

2009-07-27 | 日記
(北海道新聞07/24 10:14)
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の報告書の全容が23日、明らかになった。アイヌ民族の歴史を報告書の半分近くを使って詳述。政府機関の報告書としては初めて、過去の国の同化政策がアイヌ民族に打撃を与えた責任を明記した。また、アイヌ民族の生活・教育支援などに関する新法制定の必要性については「国の姿勢と覚悟を法律のかたちで具体的に示すことが大きな意義を有する」と記した。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/178903.html

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アイヌ新法の必要性明記 政府有識者懇の報告書案

2009-07-27 | 日記
(北海道新聞07/23 01:47)
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の報告書案全文が22日、明らかになった。政府がアイヌ民族を対象に生活・教育支援などに取り組むとの「国の姿勢と覚悟を法律で示すことが大きな意義を持つ」と指摘し、新法制定の必要性を明記した。
 一方、政府は同日までにアイヌ政策の具体的な内容を審議する新たな機関を年度内にも設置し、2010年度にはアイヌを対象とした全国規模の生活実態調査を実施する方針を固めた。これまでは道内に限定されてきたアイヌの生活実態が初めて明らかになりそうだ。
 報告書案は29日の会合で正式決定され、同日、河村建夫官房長官に提出される。同案は、一般の国民より厳しい水準にある生活の向上施策の必要性を打ち出す一方、アイヌ語継承が極めて深刻な状況にあるなどと指摘。文化振興や伝承を担えるようにするための生活支援や、アイヌ語指導者の育成など、報告書が示している政策に直ちに取り組むことも求めている。
 アイヌの歴史や現状に対する理解が、一般の国民や企業のレベルで深められるべきだとも強調。一部の私立大がアイヌの優先入学枠を設けていることを例に挙げ、一般企業もアイヌの大学卒業生を積極的に受け入れるよう期待を示している。
 報告書案は約40ページで、半分近くを使い、アイヌの歴史などを説明。「国には先住民族であるアイヌの文化の復興に配慮すべき強い責任がある」と繰り返し強調している。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/178638.html

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アイヌ新法の必要性明記 政府有識者懇の報告書案

2009-07-23 | 日記
【共同通信2009/07/22 23:37】
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の報告書案全文が22日、明らかになった。政府がアイヌ民族を対象に生活・教育支援などに取り組むとの「国の姿勢と覚悟を法律で示すことが大きな意義を持つ」と指摘し、新法制定の必要性を明記した。
 一方、政府は同日までにアイヌ政策の具体的な内容を審議する新たな機関を年度内にも設置し、2010年度にはアイヌを対象とした全国規模の生活実態調査を実施する方針を固めた。これまでは道内に限定されてきたアイヌの生活実態が初めて明らかになりそうだ。
 報告書案は29日の会合で正式決定され、同日、河村建夫官房長官に提出される。同案は、一般の国民より厳しい水準にある生活の向上施策の必要性を打ち出す一方、アイヌ語継承が極めて深刻な状況にあるなどと指摘。文化振興や伝承を担えるようにするための生活支援や、アイヌ語指導者の育成など、報告書が示している政策に直ちに取り組むことも求めている。
 アイヌの歴史や現状に対する理解が、一般の国民や企業のレベルで深められるべきだとも強調。一部の私立大がアイヌの優先入学枠を設けていることを例に挙げ、一般企業もアイヌの大学卒業生を積極的に受け入れるよう期待を示している。
 報告書案は約40ページで、半分近くを使い、アイヌの歴史などを説明。「国には先住民族であるアイヌの文化の復興に配慮すべき強い責任がある」と繰り返し強調している。
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072201001196.html

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インフル、豪州が先住民族らに無料で治療薬

2009-07-22 | 日記
 (日経ネットニュース 2009年7月21日 22:01)
【シドニー=高佐知宏】オーストラリア政府は、妊婦と15歳から50歳までの先住民族に対し2010年1月から無料で季節性インフルエンザの治療薬を配布することを決めた。現在では65歳以上の高齢者のみが無料配布の対象となっているが新型インフルエンザの感染確認者の最初の死者が先住民族だったほか、妊婦の感染例も増えているため。
 豪州では例年、100万人が季節性インフルエンザに感染するが、今年はこのうちの3分の1が新型インフルエンザに感染するとの見方も出ている。感染者の7割はシドニーやメルボルンなどのある東部3州に集中しており、各州政府は高齢者や妊婦への感染拡大防止に力を入れている。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090721AT2M1900N21072009.html

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放射能漏れ事故30年 健康被害訴え 米先住民デモ

2009-07-22 | 日記
(東京新聞 2009年7月17日 夕刊)
 【ギャラップ(米西部ニューメキシコ州)=嶋田昭浩】米ニューメキシコ州北西部チャーチロック地区で一九七九年に米国史上最大とされる放射能漏れ事故が起きて丸三十年となった十六日、地元の先住民族ナバホ族ら約二百人が、米政府に徹底した医学調査や放射性廃棄物の除去を求めて現場周辺をデモ行進した。
 デモ参加者は、現在もウラン鉱山の廃鉱などから漏れ出す汚染物質で健康被害が続いていると言う。周辺では二十世紀後半、核爆弾や原子力発電所の燃料用にウラン採鉱が盛んだった。七九年、鉱滓(こうさい)(不要成分)の貯蔵ダムが決壊し、流域のナバホ族らの居住地域を汚染させた。
 鉱山は八〇年代末までに閉鎖されたが、ナバホ族政府によると、最近でもがんによる死者や奇形の家畜が目立つため、疫学調査が緊急の課題という。同州議会調査局も、州北西部の数百カ所の廃鉱で放射性廃棄物の除去が行われていないと警告する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009071702000241.html

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【白老】アイヌ漁法を学習 海のイオル

2009-07-21 | 日記
(苫小牧民報2009年 7/20)
 アイヌ民族の伝統漁法「山立て漁」を学ぶ海のイオル(アイヌの伝統的生活空間)体験交流事業が19日、白老町高砂町の白老生活館で行われた。地元の小中学生や親子65人が参加し、先人の知恵に理解を深めた。
 白老イオル体験交流事業推進協議会主催。アイヌ文化の普及を目的に、3年前からさまざまな自然体験を企画している。
 当初、船上での学習を予定していたが、悪天候のため中止。会場を同館に移し、山立て漁に詳しい近藤隆男さん(77)、鈴木克司さん(65)、長谷川繁美さん(70)が講義を行った。
 山立て漁は海から見える山や地形を目印に漁場を決める方法。3人によれば、魚が多く取れた漁場を記憶するため用いられていたといい、船上から山や建物など目印を2点以上定め、2点を通る直線が他の同様の直線と交わることで位置を把握する。
 3人は樽前山やオロフレ山など白老沖から見える山々を描いた地図を使い、山立てを解説。ほかに「樽前山の噴煙がまっすぐ上った日の翌日は海が荒れる」「海岸に打ち上がったクジラやホッキ貝も貴重な食料だった」など、自然と共生するアイヌの世界観に裏打ちされた風習や生活を紹介し、参加者は興味深そうに耳を傾けていた。
 
  講義の後は、ホッキ貝や毛ガニの殻むき体験が行われたほか、鉄砲汁やカニのてんぷらなどが振る舞われた。
http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09072002.html

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アイヌの漁文化学ぶ―白老町内外の家族連れら65人

2009-07-21 | 日記
【室蘭民報 2009年7月20日(月)朝刊】
昔のアイヌ民族の漁労と生活文化に触れる海のイオル体験交流事業「アイヌの山立て漁模擬体験」が19日、白老生活館で開かれ、参加者がホッキ貝の殻むきや食事体験を通してアイヌ文化に対する理解と関心を高めた。
 白老イオル体験交流事業推進協議会(野本勝信会長)の主催。今年で3年目を迎えたイオル体験交流事業の一環で、アイヌ民族と自然とのかかわりを通して、その生活様式や伝統文化を学ぶことが目的。町内はもとより苫小牧や登別、札幌、砂川から家族連れを中心に65人が参加した。

 山立て漁とは、海から見える半島や山、地形など複数の目印をもとに漁場の位置を決める伝統漁法。この日はあいにくの雨天のため体験乗船は中止となったが、スタッフの説明を通してアイヌの漁文化について学んだ。

 また、ホッキ貝の殻むきやカニなどの加工処理や試食体験を通して、魚貝類を使ったアイヌ民族の食文化にも関心を深めた。白老小5年の藤田美彩さんと新屋香紅楽さんは「ホッキ貝の殻むきは思ったより難しかった。次もぜひ参加したい」と笑顔を見せていた。
(伊藤洋志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/07/20/20090720m_07.html

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共に生きる・トブロサルダ:大阪コリアンの目/3 /大阪

2009-07-21 | 日記
(毎日新聞 2009年7月19日 地方版)
 ◇郷里の言葉で話そう オリジナリティーこそ力
 「きっしょ」「へっついさん」「さいぜん」--。
 これらの大阪弁は、私が聞いて育った言葉だ。家族が済州島から渡ってきて以来、三代にわたって大阪に生まれ育ち、いまも暮らしている。最近、抑揚にかろうじて方言は残るものの、大阪の人々の言葉から大阪弁があまり聞かれなくなったことが気になっている。
 明治以降、近代化の象徴として画一的な学校教育制度が全国に敷かれた。日本語を「国語」とし、方言は矯正され、特に方言の強い東北や九州の人々から貴重な言葉を奪っていった。琉球やアイヌへの同化圧力はさらに強く、琉球語やアイヌ語は、もはや政策的に保護しなければ残らない致命傷を受けた。08年、ユネスコが琉球語を消滅危機にある希少言語に加えた。
 いよいよ衆院選が近づき、週明けに解散という。政治への関心もいつになく高くなっている。ただ、この間の政治談議を聞きながら、無機質さを感じている人も多いのでないだろうか。たぶん、それは言葉のせいだろう。政治家ほど地元意識を強調する人々はいない。でも、そのわりには方言で話す政治家が少ない。特に東京で。まさか方言では恥ずかしいとでも思ってはおるまい。東京言葉で話せば頭がよさそうだとでも思ってもおるまい。
 かつてアイヌとして初めて国会に議席を得た萱野茂さんが、最初の国会質問でアイヌ語を使った。もちろん、他にわかるはずはなかったが、アイヌの尊厳をかけた語りだった。
 「国語」で話し、定型化された人々の言葉に、もはや力を感じない。少々荒っぽくとも方言で語りかけるオリジナリティーある言葉にこそ力は宿る。政治を語るならばなおさらだ。
 冒頭の大阪弁は、順に「きっかけ」「かまど」「さっき」--の意味。言葉の力は大きい。日本で朝鮮語を継承する在日コリアンの私が言うのだから間違いない。郷里の言葉を使いましょう。<文と写真 金光敏>
==============
 ■人物略歴
 1971年、大阪市生野区生まれ。在日コリアン3世。大阪市立中学校の民族学級講師などを経て、現在、特定非営利活動法人・コリアNGOセンター事務局長。教育コーディネーターとして外国人児童生徒の支援などに携わる。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090719ddlk27070182000c.html

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アイヌ施策:立法措置、官房長官に申し入れ--超党派議員の会

2009-07-18 | 日記
(毎日新聞 2009年7月17日 北海道朝刊)
超党派の国会議員で作る「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」(代表世話人・今津寛衆院議員)は16日、アイヌ民族の施策を推進する新たな立法措置をするよう、河村建夫官房長官に申し入れた。議員の会は、立法措置は内閣提出の法案とするほか、アイヌ教育の副読本増刷の予算措置やアイヌの日制定も求めている。
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090717ddr041010005000c.html

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アイヌ民族先住性「法」に 超党派議員の会

2009-07-18 | 日記
(朝日新聞2009年07月16日)
■制定など求め決議
 超党派による「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」は15日、東京・永田町の衆院議員会館で総会を開き、アイヌ民族を先住民族と認めることなどを盛り込んだ法律の制定と、国民理解の促進など5項目の「早急に取り組むべき施策」を政府が推進するよう求める決議をした。麻生首相は21日にも衆院を解散すると表明しているが、議員の会の代表世話人である今津寛・自民党衆院議員は「決議したことを解散前に河村官房長官に届けたい」と話した。
 議員の会が決議したのは、(1)アイヌ民族を先住民族と認める(2)アイヌ民族に対する総合的な施策を国の責任で推進する(3)民族の共生という基本的な理念について国民理解を促進する(4)アイヌ施策を統括して推進するセクションとアイヌ政策を継続して審議する機関を設置する――ことを盛り込んだ法律を制定することを求めた。
 また、政府が「早急に取り組むべき施策」として5項目挙げた。「アイヌ民族の日」の設定など全国規模の恒常的な啓発活動による国民理解の促進や、アイヌ民族との共生の象徴となる国営公園の設置、アイヌ民族の実態調査と生活・教育支援の前提となる個人認定方法の検討などだ。
 総会には、高橋はるみ知事と加藤忠・北海道アイヌ協会理事長が参加。アイヌ協会と道が要望書を提出し、理解を求めた。
 これに先立ち、加藤理事長はこの日午前、首相官邸で河村官房長官と会談。内閣官房にアイヌ政策を統括する窓口を設置し、アイヌ政策を継続的に審議する機関の事務局も置くことなどを求めた。
 こうした要望には、「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が政府に提言する報告書の内容がほぼ固まる中、政策を早期に実現させる狙いがある。(神元敦司)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000907160003

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アイヌ新法制定など「決議」を国に提出

2009-07-17 | 日記
(読売新聞 2009年7月16日)
 超党派の国会議員で作る「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」代表の今津寛衆院議員らは16日、官邸で、アイヌ民族に対する総合的な施策の推進などを定めた新法制定をすることなどを盛り込んだ「アイヌ施策の推進を求める決議」を、河村官房長官に提出した。
 決議では、新法制定のほか、国民理解の促進のための学校教育や「アイヌ民族の日」の設定、文化振興施策の充実を早急に実施するための予算措置を求めている。
 官邸には今津代表のほか、新党大地の鈴木代表、社民党の福島党首、民主党の三井辨雄衆院議員、共産党の紙智子参院議員が訪れ、今津代表は提出後、「超党派でアイヌ民族の方々を積極的に支援するという意思を官房長官に伝えた。(政府提案の)閣法でアイヌの方々のために立法措置をと申し上げた」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090716-OYT8T00695.htm

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