【室蘭民報2009年7月2日(木)朝刊】
「アイヌの智慧(ちえ)でシラオイ再生プロジェクト」が、国の「地方の元気再生事業」に選ばれたのを受け、白老町は今月中に「オール白老」によるプロジェクトチームを立ち上げる。アイヌの伝統料理の商品化やアイヌ民族博物館の入場者数増加策など、さまざまな観点からアイヌ文化を生かしたマチ振興を図っていく。
選定は平成20年度に続き2回目。本年度は全国で191件、道内は15件。白老町提案の事業費は2800万円。国が全額支援する。
取り組み目標は(1)アイヌ文化を活用したビジネスモデルの構築(2)アイヌ民族博物館の入場者数の増加(3)観光振興を核とした地域振興による雇用創出(4)アイヌ文化の理解度・関心度を高める―の4点。
具体的には、伝統食材の商品化、文様刺しゅうや伝統的素材、工法による実用品の開発、アイヌ語地名マップの作製、「アイヌ文化ツアープログラム」の開発、「魅力発信」としてアイヌ文化を世界に発信するためのデジタル番組制作、移動博物館、誘客キャンペーンなど。
今月中に立ち上げるプロジェクトチームは、町が事務局となり、北海道アイヌ協会白老支部、白老モシリ、アイヌ民族博物館、観光協会、商工会などで構成する予定。「商品開発」「文化普及啓発」「事業検証」の3チームをつくり、役割分担する。(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/07/02/20090702m_08.html
「アイヌの智慧(ちえ)でシラオイ再生プロジェクト」が、国の「地方の元気再生事業」に選ばれたのを受け、白老町は今月中に「オール白老」によるプロジェクトチームを立ち上げる。アイヌの伝統料理の商品化やアイヌ民族博物館の入場者数増加策など、さまざまな観点からアイヌ文化を生かしたマチ振興を図っていく。
選定は平成20年度に続き2回目。本年度は全国で191件、道内は15件。白老町提案の事業費は2800万円。国が全額支援する。
取り組み目標は(1)アイヌ文化を活用したビジネスモデルの構築(2)アイヌ民族博物館の入場者数の増加(3)観光振興を核とした地域振興による雇用創出(4)アイヌ文化の理解度・関心度を高める―の4点。
具体的には、伝統食材の商品化、文様刺しゅうや伝統的素材、工法による実用品の開発、アイヌ語地名マップの作製、「アイヌ文化ツアープログラム」の開発、「魅力発信」としてアイヌ文化を世界に発信するためのデジタル番組制作、移動博物館、誘客キャンペーンなど。
今月中に立ち上げるプロジェクトチームは、町が事務局となり、北海道アイヌ協会白老支部、白老モシリ、アイヌ民族博物館、観光協会、商工会などで構成する予定。「商品開発」「文化普及啓発」「事業検証」の3チームをつくり、役割分担する。(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/07/02/20090702m_08.html