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カバーニ、ゴール後に弓を引くパフォーマンスをする理由を明かす

2021-01-23 | 先住民族関連
Goal 2021/01/22

【欧州・海外サッカーニュース】マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)のエディンソン・カバーニが弓を引くゴールセレブレーションをする理由を語った。
マンチェスター・ユナイテッドのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが、自身のゴールパフォーマンスについて言及した。
昨シーズンにパリ・サンジェルマンを退団し、フリーでマンチェスター・ユナイテッド入りしたカバーニ。シーズンが進むにつれてコンディションを上げると、前線からの献身的な守備や確度の高いポストワークなど、ここまでの公式戦17試合で5ゴールという数字以上のインパクトを残している。
そのカバーニは、ゴールを挙げた後に弓を引くパフォーマンスを披露している。このゴールパフォーマンスについて問われると、「母国の歴史と、先住民のチャルーア族にまつわるものなんだ」と口にし、自身のルーツが影響していることを明かした。
「僕の愛娘はインディアという名前なのだけど、ウルグアイのチャルーア族から連想して付けた名前なんだ。だから、僕の娘の名前と母国の先住民(への敬意)に対することから、ゴール後にあのようにセレブレーションすることにしているんだ」
チャルーア族は、アルゼンチンやブラジルを含め、特にウルグアイに多くが住んでいたとされるインディオの部族で、弓兵もいた闘争心の強い狩猟採集民であったと伝えられている。また、カバーニが118キャップを記録しているウルグアイ代表も、頑強で不屈な魂を持つ象徴として「ロス・チャルーアス」との愛称を持っている。
https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/edinson-cavani-manchester-united-goal-20210122/19e88ixgo3yz51bb3q0lm5y75f

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バイデン新大統領が執務室を模様替え。ポイントは「多様性と科学と真実」

2021-01-23 | 先住民族関連
ハフポスト 2021/01/22 15:06
ジョー・バイデン氏が大統領に就任してから24時間。
大統領執務室は、トランプ氏が設置したダイエットコーラの赤いボタンが無くなっただけではなく、装飾がドラマチックに様変わりした。
アンドリュー・ジャクソン元大統領の肖像は取り除かれ、代わりにベンジャミン・フランクリン元大統領の肖像画が掲げられた。
ジャクソン氏は奴隷を所有し、先住民族を強制的に移住させる法案にサインした大統領だ。トランプ氏はジャクソン氏のポピュリズムに刺激されたと言われている。
そのジャクソン氏に取って代わったフランクリン氏は「アメリカ合衆国建国の父」の一人で、科学者としての顔も持っていた。
フランクリン氏の肖像画は月の石が置かれた本棚の横に飾られたが、ワシントンポストによるとこれは「科学と真実」を重視し、祖先の偉業を大切にするバイデン氏の姿勢を反映している。
また、執務机の向かいにある暖炉の上に飾られたのはフランクリン・ ルーズベルト元大統領の肖像画だ。
周りをエイブラハム・リンカーン、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソンの3人の大統領経験者と、初代財務長官アレクサンダー・ハミルトン氏の肖像が取り囲んでいる。
最初に大統領執務室の撮影を許されたワシントンポストによると、意見がぶつかることもあったハミルトン氏とジェファーソン氏の肖像を並べたレイアウトは、意図的なものだという。
「共和国の中で起きる意見の違いは、民主主義にとって必要なものだということを示しています」とバイデン大統領のオフィススタッフが、この組み合わせについて説明している。
さらに、トランプ氏が好んで飾っていたイギリスのウィンストン・チャーチル元首相の胸像も無くなった。
代わって置かれたのが、公民権活動家で労働者運動の指導者でもあるメキシコ系アメリカ人のセザール・チャベス氏の胸像だ。
チャベス氏の胸像はバイデン氏の家族の写真とともに、執務机の後ろに飾られた。
チャベス氏の息子でセザール・チャベス基金代表のポール・チャベス氏は「悪者扱いや軽視をされ続けてきた全てのコミュニティにとって、胸像が設置されたことは希望と願望の象徴です。すべてのアメリカ人の貢献が大切にされ、評価される新しい1日の始まりであることを望んでいます」と、喜びをCNNに語っている。
他にも、公民権運動活動家のローザ・パークス氏やマーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏、人権活動家のエレノア・ルーズベルト氏、ハリー・トルーマン元大統領、ロバート・ ケネディ元大統領の胸像や、先住アメリカ人彫刻家のアラン・ハウザー氏が制作した馬に乗る人物の彫刻も飾られた。
ワシントンポストによると、このハウザー氏の彫刻は2012年に亡くなったダニエル・イノウエ元上院議員がかつて所有していたものだ。
ローザ・パークス氏の胸像のすぐ近くの壁には、雨に濡れたニューヨークの五番街とアメリカの国旗を描いた1917年の絵画「アベニュー・イン・ザ・レイン」が飾られた。
CNNによると、この絵画はオバマ元大統領とクリントン元大統領の時代に執務室に置かれ、トランプ氏も一時期飾っていた。
もう一つ忘れていけないのは、動物だ。
アメリカの歴代大統領の多くはホワイトハウスで動物と暮らしたが、長年続いたこの慣習はトランプ氏によって途切れた。
しかしバイデン氏と妻のジル・バイデン氏が2頭のジャーマン・シェパード、チャンプとメジャーとともにやってきたため、ホワイトハウスで久しぶりに動物の姿が見られるようになった。
A post shared by Dr. Jill Biden (@drbiden)
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
https://news.goo.ne.jp/article/huffingtonpost/world/huffingtonpost-600a3abfc5b6d64153aa6a22.html

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「アイヌ文化へのまなざし」

2021-01-22 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2021/01/21 10:30

熊の魂を神の国に送る儀式(イヨマンテ)で、踊る人たちを撮影するカメラマン(1930年)=国立歴史民俗博物館提供(朝日新聞デジタル)
 千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で特集展示「アイヌ文化へのまなざし」が開かれている。スコットランド出身の医師ニール・ゴードン・マンロー(1863〜1942)がアイヌ民族研究のために作成した写真資料約10点を展示するとともに、熊の魂を神の国に送る儀式(イヨマンテ)の映像を紹介。参考資料として同館所蔵のアイヌ民族の資料を並べている。
 マンローの業績をまとめた「映し出されたアイヌ文化」(吉川弘文館)の著書があり、歴博が所蔵するマンローの写真や映像を研究している特集展示担当の内田順子教授によると、マンローは1891年に来日し、横浜市を拠点に医師をしながら考古学を研究した。横浜市の三ツ沢貝塚の発掘調査の成果などをまとめた著書「Prehistoric Japan」は、英語で書かれた日本で初めての考古学の本格的な概説書として高く評価されている。
 その後、現在の北海道平取町の二風谷(にぶたに)に長期滞在し、イヨマンテの映像を撮影した。二風谷に土地を購入し、地域の人たちに無償で医療を提供しながら、アイヌ文化の研究を続けた。1942年に現地で死去した。
 今回の展示の中で、最も見応えがあるのがイヨマンテの映像だ。35ミリフィルムをデジタル化した上で、17分間に短縮したものを会場で紹介している。イヨマンテの儀式を神との霊的な交わりととらえた上で、約4カ月間、アイヌの人たちと生活を共にして親しんだのちに、プロのカメラマンを使って撮影したものだ。
 カメラの前で生き生きと動く、アイヌ民族の人たちの姿は魅力的だ。映像と映像の間に挟まれたマンローの解説の字幕で、いかにマンローがアイヌ民族とその文化を尊重していたかが分かる。
 ただし内田教授によると、この映像は購入した熊を使って、研究のために行われた祭りを撮影したものだ。明治以降のアイヌ民族の同化政策により、1930年代にはアイヌ文化は大きく変わりつつあった。
 マンローが関心をもったアイヌ民族の手仕事や日常生活についても、樹皮製の織物やござ編みの様子、男性が手仕事として作った山刀や小刀の写真などが展示されている。
 5月9日まで。休館は月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館)。大人600円、大学生250円。問い合わせはハローダイヤル(050・5541・8600)。(稲田博一)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/region/asahi_region-ASP1N71RDNDTUDCB00V.html

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先住民族もワクチン接種開始 ブラジル

2021-01-22 | 先住民族関連
AFP 2021年1月21日 18:58 発信地:マリカ/ブラジル [ ブラジル 中南米 ]

【1月21日 AFP】ブラジル各地で18日、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。政府は、75歳以上の高齢者、高齢者施設の入居者の他、外部から持ち込まれた疾病により大勢が死亡した歴史がある先住民族を優先接種の対象としている。20日には、先住民族グワラニ(Guarani)がワクチン接種を受けた。
https://www.afpbb.com/articles/-/3327591?pno=11&pid=23000770

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国連でオーストラリアの人権問題が矢面に

2021-01-22 | 先住民族関連
日豪プレス 2021年1月21日
難民問題、刑事責任年齢引上げ要求など
 国連で31か国がオーストラリアに対して刑事責任年齢を引き上げるよう要求があった。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 未成年者の刑事責任年齢は国によってさまざまだが、2019年の国連子供の権利委員会は刑事責任最低年齢を14歳とするよう勧告しているが、オーストラリアの州、準州ではまだほとんどが昔のままの10歳を採用している。
 しかし、オーストラリアの刑事責任年齢が問題になるのは、刑事事件になる年少者の人口比率で先住民族の年少者が圧倒的な数にのぼっていることが背景にある。
 国連の席では、カナダ、フランス、ドイツ、ベネズエラ、ノルウェーなどが31か国の先頭に立ってオーストラリアの刑法制度を改革するよう求めている。
 5年に一度、国連全加盟国の人権状況を審査する国連人権理事会の普遍的定期審査でオーストラリアの状況が大きく問題にされたもの。
 これに対して、オーストラリア代表は、「連邦、州、準州の法務長官が構成する『法務長官会議(CAG)』で作業グループを設立し、この問題について協議している。決定が出るまでまだ少し時間がかかる」と答えている。
 しかし、2020年7月にはCAGが、「刑事責任年齢を14歳に引き上げるかどうかの決定を先延ばしにすること」を決めており、今も、オーストラリアのどこでも10歳の少年が訴追を受け、有罪判決を受け、量刑を言い渡されることが続いている。
 その直後、ACTが独自に刑事責任年齢を14歳に引き上げており、他州にも刑事責任年齢の14歳への引き上げに合意するよう求めている。
 このようなCAGの動きについて、先住民族アボリジニが主体になっている司法問題提唱団体「Change The Record」のシェリル・アクスルビー共同議長は、「この問題に関して、オーストラリア政府には緊急という認識が欠けている。国内でアボリジニやトーレス諸島人の受刑率、特に若年者の受刑率がずば抜けて高いことが国家的な問題だと認めなければならない。深刻な問題であり、直ちに行動すべきことだ」と語っている。
 国連の委員会での要求に対して、アンドルー・ウォルター連邦法務省第一政務次官補は、「10歳から17歳までの年齢層比較で国民全体に占める先住民族の割合は6%にしかならないのに、少年刑務所受刑者は57%が先住民族の年少者だ。しかも、10歳から13歳までの年齢層について絞ってみれば78%が先住民族で占められている。
■ソース
Australia urged by 31 countries at UN meeting to raise age of criminal responsibility
https://nichigopress.jp/ausnews/202714/

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核兵器禁止条約とは 核は「違法」、ヒバクシャにも言及

2021-01-22 | 先住民族関連
朝日新聞 2021/01/21 11:00

2017年7月、核兵器禁止条約が採択された国連本部の議場=ニューヨーク(朝日新聞)
 史上初めて核兵器を全面的に禁止する「核兵器禁止条約」(核禁条約)が22日に発効する。核超大国の米国では、「核兵器なき世界」の理念の継承を表明するバイデン新政権が始動する。条約の発効や米国の政権交代は、停滞し続けてきた核軍縮を動かすことができるか。
 核禁条約は、あらゆる核兵器の開発、実験、生産、保有、使用を許さず、核で威嚇することも禁じた初めての国際条約。国連加盟国の6割にあたる122カ国・地域の賛成で2017年7月に採択された。批准国が50カ国・地域に達したため、法的な効力を発することになった。核軍縮の交渉義務を課す代わりに米ロ英仏中の5カ国だけに核保有を認めている核不拡散条約(NPT)とは発想が異なり、核兵器そのものを非人道的で不法と見なす。
 対人地雷やクラスター爆弾の禁止条約と同様に、志を同じくする国家とNGOが連携して国際世論を動かす「人道的アプローチ」で成立した。条約締結を先導した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)は17年にノーベル平和賞を受賞した。
 核兵器廃棄の検証など核廃絶を進める具体的な方法は、発効から1年以内に国連事務総長が招集する締約国会議で決めるとする。法的拘束力が及ぶのは批准国だけで、条約に背を向ける核保有国やその同盟国は縛られないが、「核は違法」という規範が広がることで、核保有国は核兵器を持ち続けることへの説明責任が強まるとICANや有志国は期待している。
 条約の前文では、核兵器の使用による犠牲者(ヒバクシャ)と核実験被害者の苦痛に留意すると明記され、広島、長崎の被爆者だけでなく、世界の核実験被害者の支援や環境汚染の改善を批准国が協力して進めることも定めている。
 菅義偉首相は1月7日の記者会見で、条約について「署名する考えはない」と改めて表明。締約国会議には、批准していない国でもオブザーバーとして参加できるが、オブザーバー出席に関しても「慎重に見極める必要がある」との考えを示した。(武田肇)
■核兵器禁止条約の前文
 本条約の締約国は、国連憲章の目的と原則の実現に貢献することを決意する。
 核兵器の使用によって引き起こされる壊滅的な人道上の結末を深く懸念し、そのような兵器全廃の重大な必要性を認識し、全廃こそがいかなる状況においても核兵器が二度と使われないことを保証する唯一の方法である。
 偶発や誤算あるいは意図に基づく核兵器の爆発を含め、核兵器が存在し続けることで生じる危険性に留意する。これらの危険性は全人類の安全保障に関わり、全ての国が核兵器の使用防止に向けた責任を共有していることを強調する。
 核兵器の壊滅的な結果には十分に対処できない上、国境を越え、人類の生存や環境、社会経済の開発、地球規模の経済、食糧安全保障および現在と将来世代の健康に重大な影響を及ぼし、ならびに電離放射線が母体や少女に与える不均衡な影響を認識する。
 核軍縮が倫理的責務であり、核兵器なき世界の実現と維持が緊急を要し、これが国家および集団的な安全保障の利益にかなう最高次元での地球規模の公共の利益であることを認識する。
 核兵器の使用による犠牲者(ヒバクシャ)ならびに核兵器の実験によって影響を受けた人々に引き起こされた受け入れがたい苦痛と被害に留意する。
 核兵器に関わる活動が先住民族に与えた大きな影響を認識する。
 全ての国は国際人道法や国際人権法を含め、適用される国際法を常に順守する必要性があることを再確認する。
 国際人道法の原則や規則を基礎とする。とりわけ武力紛争の当事者が戦時において取り得る方法や手段を選ぶ権利は無制限ではないという原則、区別の規則、無差別攻撃の禁止、均衡の規則、攻撃の予防措置、過度な負傷や不要な苦痛を引き起こす兵器使用の禁止、自然保護の規則。
 いかなる核兵器の使用も武力紛争に適用される国際法の規則、とりわけ人道法の原則と規則に反していることを考慮する。
 いかなる核兵器の使用も人道の原則や公共の良心に反することを再確認する。
 各国は国連憲章に基づき、国際関係においていかなる国の領土保全や政治的独立、あるいはその他の国連の目的にそぐわない形での武力による威嚇や使用を抑制しなければならないことや、国際平和と安全の確立と維持は世界の人的、経済的資源を極力軍備に回さないことで促進されることを想起する。
 1946年1月24日に採択された国連総会の最初の決議ならびに核兵器の廃絶を求めるその後の決議を想起する。
 核軍縮の遅い歩みに加え、軍事や安全保障上の概念や教義、政策における核兵器への継続的依存、ならびに核兵器の生産や維持、近代化の計画に対する経済的、人的資源の浪費を懸念する。
 法的拘束力のある核兵器の禁止は、不可逆的、かつ検証可能で透明性のある核兵器の廃棄を含め、核兵器なき世界の実現と維持に向けて重要な貢献となることを認識し、その実現に向けて行動することを決意する。
 厳密かつ効果的な国際管理の下、総合的かつ完全な軍縮に向けた効果的な進展の実現を視野に行動することを決意する。
 厳密かつ効果的な国際管理の下での核軍縮のための交渉を誠実に行い、完結させる義務があることを再確認する。
 核軍縮と不拡散体制の礎石である核不拡散条約(NPT)の完全かつ効果的な履行は国際平和と安全を促進する上で極めて重要な役割を果たすことを再確認する。
 核軍縮と不拡散体制の核心的要素として、包括的核実験禁止条約(CTBT)とその検証体制が極めて重要であることを再確認する。
 国際的に認知されている非核兵器地帯は関係諸国間の自由な取り決めを基に創設され、地球規模および地域の平和と安全を促進し、核不拡散体制を強化し、核軍縮の目標実現に向けて貢献していることを再確認する。
 本条約のいかなる規定も、無差別に平和目的での原子力の研究と生産、利用を進められるという締約国の奪い得ない権利に影響を及ぼすと解釈されてはならないことを強調する。
 女性と男性双方の平等かつ完全で効果的な参加は、持続可能な平和と安全の促進と達成に不可欠の要素であり、核軍縮における女性の効果的な参加を支持し強化することを約束する。
 あらゆる側面における平和と軍縮教育、ならびに現代および将来世代における核兵器の危険性と結果についての意識を高める重要性を認識し、本条約の原則と規範の普及に向けて取り組むことを約束する。
 核兵器廃絶への呼び掛けでも明らかなように、人道の原則の推進における公共の良心の役割を強調し、国連や国際赤十字・赤新月運動、その他の国際・地域の機構、非政府組織、宗教指導者、議員、学界ならびにヒバクシャによる目標達成への努力を認識して、次の通り協定した。(田井中雅人訳)
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASP1M5DFCP1MPTIL00H.html

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MOTTAINAI マリナ・シルバさんインタビュー 気候変動問題、バイデン政権誕生は「良い兆候」

2021-01-22 | 先住民族関連
毎日新聞 2021年1月21日 11時00分(最終更新 1月21日 13時17分)
 米国の第46代大統領に民主党のジョー・バイデン氏が就任した。国際協調を掲げるバイデン氏はパリ協定に復帰し、地球温暖化防止に向けた国際協調が進むと期待されている。アマゾン熱帯雨林の保護活動で著名なブラジルの元環境相、マリナ・シルバさん(62)に地球環境と世界情勢について書面インタビューした。【MOTTAINAIキャンペーン事務局】
ブラジルでも「第2波」による感染拡大
 ――日本では新型コロナウイルスの感染が拡大しています。ブラジル、そしてアマゾンの感染状況はいかがでしょうか。
 シルバさん ブラジルでも「第2波」による感染拡大が見られ、残念ながら全国各地で死者数も増加しています。アマゾンでは新型コロナウイルスは最も遠方の地域にまで達していて、特に政府による適切な支援が届いていない先住民族の村における感染症例が増加していることが懸念されます。状況が悪化する中、大統領はいつわりの発言で、ワクチンへの不信感を駆り立て、ソーシャルディスタンスに対する反発を促し、世界でも国の恥となっています。ブラジルの状況は大変悪く、政府はそれをさらに悪化させるばかりです。
トランプ氏のネガティブな政治から脱却
 ――米国の新しい大統領にバイデン氏が就任しました。シルバさんはバイデン氏の就任について、どのようにお考えですか。バイデン政権は気候変動問題を重視し、パリ協定に復帰します。温暖化防止のための国際協力やグリーン・ニューディールの動きは加速するでしょうか。
 シルバさん トランプ氏のネガティブ(否定的)な政治から脱却できるだけでも一つの安心材料です。ジョー・バイデン氏からは良い兆候が見られます。パリ協定に復帰することや、二酸化炭素(CO2)排出量の削減と太陽光発電や風力発電によるエネルギー構成のクリーン化に向け新たな目標を設定することを、「クリーンエネルギー/持続可能インフラ計画」によって公約しました。また、国内の国立公園などの保護区や鉱物資源を管轄する内務省の長官に、先住民出身で尊敬に値する女性議員(デブ・ハーランド下院議員)を任命したことも良い兆候です。それらの良い兆しが、地球温暖化防止に向けた国際協力体制への参加の重要性と、低炭素経済への移行が急務であることを米国の新政権が理解したことを意味しているのだと期待するばかりです。そして、北半球大国の変化が、南半球最大の国、ブラジルにおける将来の変化を示唆していることを願っています。
温室効果ガス削減、日本政府の決意が他国への刺激に
 ――日本の菅義偉首相は2050年までにCO2などの温室効果ガス排出量を実質ゼロにする方針を打ち出しました。これについてどのように評価しますか。
 シルバさん 各国の目標が地球全体CO2削減に実際にどう影響するのか、科学的に評価する必要があります。(産業革命以降の気温上昇をパリ協定で目標とする1.5度に抑えるため)2030年までにCO2排出量を半減するという目標達成はかなり厳しいと思います。過去10年間、実質的な変化がほとんどなく、遅々として進まなかったからです。しかし、あらゆる進歩は歓迎されるべきもので、日本政府の決意が他国への刺激となることを願っています。なぜなら、地球に残された時間が短くなってきていて、気候危機を前に、私たち一人ひとりが日々緊迫感を高める必要があるからです。
 シルバさん アマゾン地域では雨季が始まっているため、火災が減り、遠方での森林資源の採取も難しくなってきます。しかし、パンデミックのまっただ中で雨が降る中でも、森林破壊、土地の不法占拠、保護区の侵略などがまだ多く見られます。そして、政府による監視機関の解体や森林・森林住民保護法の違反が誘因となって、アマゾン地域の一部の州政府もそれに追随しています。国際社会においてブラジルはのけ者になってしまいました。しかし、ブラジル政府や地方政府への圧力はより効果的であるべきで、何よりブラジル国内で変化を引き起こしたり、促したりできるように市民団体や企業、機関等に十分に説明されるべきです。(熱帯雨林によるCO2の吸収などによって)世界はアマゾンに依存していますが、アマゾンも(持続可能な発展という面で)また世界に依存しているのです。
東京五輪で新しい行動様式を率先して示して
 ――東京五輪の開催は新型コロナウイルスの影響で微妙な情勢ですが、もし開催された場合はどのようなことを期待しているでしょうか。
 シルバさん 日本人からはいつも革新的なアイデアが期待されます。それは日本が技術的に大きく発展しているからだけではなく、古くからの豊かな文化的伝統や、歴史上の劇的な場面で示されてきた連帯の偉大な経験があるからです。数年前のサッカーワールドカップでは、日本人サポーターが試合終了後にスタジアムのゴミを拾う姿勢が世界に美しい学びをもたらしました。オリンピックで私が期待しているのは、平和という五輪の理想を回復し、今日人類が直面している試練を克服するために必要な連帯や新しい行動様式などを日本の皆さんが率先して示し、私たちを驚かせてくれることです。
 マリナ・シルバ略歴 1958年、ブラジルのアマゾン奥地でゴム採取労働者の貧困家庭に生まれた。16歳で初めて読み書きを学ぶ。重金属中毒に苦しみながら、大卒後に政治運動や環境保護活動に取り組み、36歳で同国史上最年少の上院議員に就任。環境相時代はアマゾン熱帯雨林の伐採率を6割削減し、数多くの国際的環境賞を受賞した。2015年10月に毎日新聞社の招きで初来日。「持続可能な開発と環境保護」をテーマに上智大学で開かれたシンポジウムで講演し、広島市の原爆資料館などを訪問した。昨年2月にもブラジルとインターネット中継で結んだ上智大でのシンポジウムで基調講演した。

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移民相、オーストアリアデーの黙とうの提案を拒否

2021-01-22 | 先住民族関連
SBS 2021年1月21日
アレックス・ホーク移民相は、オーストラリアデーに先住民の苦しみを認知する1分間の黙とうは、「歴史に否定的な政治をするもの」と述べています。
オーストラリアの先住民族を認知するため、オーストラリア・デーに1分間の黙とうをささげるという独立系議員ザリ・ステッガル氏の提案を、アレックス・ホーク移民相が却下したことがわかりました。
ステッガル議員は、シドニーの選挙区の市長に手紙を出し、英国統治時代以来、オーストラリアの先住民が直面してきた「差別と苦難」を認知するために黙とうの時間を設けることを検討するよう求めていました。
オーストラリア・デーは、1788年にイギリス船団が最初にポート・ジャクソンに入港した記念日でありますが、近年この日を「Invasion day(侵略の日)」と呼ぼうとする動きが活発化しています。
アボリジニ語での国歌斉唱について アンソニー・マンディーンとラテル・ミッチェルが苦言
ホーク移民相は、ステッガル氏の提案は「歴史に否定的な政治をするもの」とし、「考え抜かれたものではない」と批判しました。
「ワリンガの議員の提案は、私たちの歴史を否定的な政治に利用し、オーストラリアの先住民と非先住民の分裂を永続させるだけであり、失望している」と声明で述べました。
「オーストラリア・デーは、良いことも悪いことも含めて、私たちが共有してきた歴史のおかげで、私たちを一つにしてくれています」
「歴史の失敗にかかわらず、オーストラリアは今日、最も自由で、平等主義的で、安全で、多様性に富んだ社会の一つとなりました」
ホーク氏は昨年12月の内閣改造で移民・市民権・多文化担当相に就任。
ワリンガの議員で、元冬季オリンピック選手でもあるステッガル氏は以前、オーストラリア先住民の認知は和解に向けた力強い一歩になるだろうと述べていました。
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Protesters during the 2020 'Invasion Day' rally in Sydney
Sydney's ‘Invasion Day’ rally organisers push ahead with plans despite coronavirus restrictions
「1月26日はコミュニティの人々にさまざまな感情を呼び起こします。ヨーロッパ人による植民地化の始まりと同時に、先住民族が暴力を受け、力を奪われ、移住を余儀なくされた日の始まりでもあります。それは何世紀にも渡って続き、悲しみや差別、苦難を生み出してきました」
「この日が象徴するすべてのことを認知し、オーストラリアの先住民がこれまでに犠牲にしてきたことを認知し、追悼の念を組み込むことは当然のことです」
ステッガル氏は、ノースシドニー、モスマン、ノーザン・ビーチズの各議会の市長とともに、オーストラリア地方自治体協会に手紙を出していました。
スコット・モリソン首相は年始に、オーストラリアの歴史におけるファースト・ネーションズの人々の貢献をより良く反映させるために、国歌の一部を「We are young and free(我々は若く自由である)」から「We are one and free(我々は一つで自由である)」に変更することを発表しました。
この変更についてはさまざまな反応が寄せられており、オーストラリア先住民族が直面する不平等を減らすために、より実質的な行動を求める声もあります。
https://www.sbs.com.au/language/japanese/immigration-minister-rejects-australia-day-proposal-to-recognise-sorrow-of-indigenous-australians

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人生の歩み知って アイヌ伝統歌のグループメンバー、マユンキキさんが個展

2021-01-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/20 19:39

会場でチラシを手にするマユンキキさん
 アイヌ民族の伝統歌ウポポを歌う女性ボーカルグループ「マレウレウ」メンバーのマユンキキさんが、「シンリッ アイヌ女性のルーツを探る出発展」と題した個展を、札幌市中央区のアートギャラリーCAI03(南14西6)で開いている。自身の思いをつづったエッセーや、家族と友人にインタビューした映像などで半生を紹介している。
 国がアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を胆振管内白老町に開業し、アイヌ民族に注目が集まる中、今の時代を生きる姿に目を向けてもらおうと企画。「シンリッ」にはアイヌ語で「植物の根」や「祖先」の意味があり、自身の育った環境や家族を通じ、多様な生き方を知ってほしいとの願いを込めた。
 マユンキキさんがアイヌ語や音楽について自身の思いをつづった文章のほか、家族と友人の計5人にインタビューした約1時間の映像を上映。マユンキキさんは「美化せずに日常の姿を表現したので、足を運んでほしい」と話している。
 30日までの午後1~7時。24、25の両日は休館日。入場無料。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/503036

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アイヌ関連資料 情報共有化へ

2021-01-21 | アイヌ民族関連
NHK 01月20日 20時22分

胆振の白老町にある国立アイヌ民族博物館は、全国の博物館や研究機関とアイヌ民族に関する資料の情報を集めた新たなデータベースをつくり、研究の強化などに取り組むことになりました。
これはウポポイの中核施設、国立アイヌ民族博物館が全国およそ300の博物館や大学に呼びかけて始める取り組みで、連携を強めるという願いを込めてアイヌ語で植物のつるを意味する「プンカラ」と名付けられました。
国立アイヌ民族博物館では、全国の博物館などが所蔵するアイヌ民族の生活道具など、資料の情報を共有するデータベースをつくることにしています。
そして、博物館の垣根を越えて資料の貸し借りを行うなどして共同研究を進めるほか、展覧会や学芸員の研修会の開催を目指すことにしています。
国立アイヌ民族博物館研究交流室の担当者は「全国の博物館に保管されている貴重なアイヌ民族の資料を共有し、今後の共同研究や展示に役立てたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210120/7000029602.html

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アイヌ誇りに生きる 差別・闘病・コロナ…苦境にも前向く 帯広で居酒屋、豊川さん 

2021-01-21 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2021年1月20日 地方版

© 毎日新聞 提供 コロナ禍で客足は遠のいたが、屋台「ポンチセ」の中で開店準備に追われる豊川純子さん=北海道帯広市で2021年1月12日午後5時22分、鈴木斉撮影
 新型コロナウイルスの感染拡大で北海道内の観光、飲食業界は深刻な影響を受けている。帯広市の観光名所の屋台村「北の屋台」も例外ではなく、アイヌ居酒屋「ポンチセ」は売り上げが激減した。だが、経営者の豊川純子さん(44)はアイヌの血を引くゆえの差別、離婚、闘病を乗り越え、出自に向き合い開店に踏み切っただけに「店はアイヌとしての自分の一部。簡単に心は折れない」と苦境にも前を向く。【鈴木斉】
 ポンチセはアイヌ語で「小さな家」で、2017年4月に開店した。アイヌ文様ののれんをくぐると、壁の手書きのメニューやアイヌを題材にした映画のポスターが目に入る。店内はわずか約3メートル四方。カウンター席と奥に厨房(ちゅうぼう)があるだけだ。検温と1時間ごとの換気、消毒とマスク着用など感染防止策を徹底。8~9席だった座席も6席に減らしたが、満席になることはなく、客がたった1人の日もあったという。
 帯広出身の豊川さんは母親がアイヌ。幼少期から差別と偏見を肌で感じ、出自を隠し続けた。高校卒業後、オーストラリアに留学。現地で知り合ったインドネシア人と結婚。ジャカルタで暮らし、2人の娘に恵まれたが離婚。帰国し東京でアジア雑貨の店や飲食店で働いていたが、2016年夏に乳がんを宣告され、摘出手術を受けた。闘病生活の中で自分を隠さずに生きたいと思い、屋台出店はアイヌとして生きる決意の一歩だった。
 開店当初は「ちょっと腕見せてよ。アイヌは毛深いんでしょ」などと、客から心ない言葉を浴びせられたこともあったが、「隠すことに必死だった頃に比べ、自分の気持ちが随分、楽になった」とめげる様子はない。
 「アイヌ文化を継承しているわけでもない自分が、いきなり店を出すってどうなのかな。誰かに嫌な思いをさせていないだろうか」と考えたこともある。そんな時、「来店したアイヌの人から『アイヌと言って店を出すのはすごいね』と声を掛けられた。認められたようで一番うれしかった」。
 以前の自分同様、アイヌを隠して暮らしている人も訪れた。「語り合ううちに、アイヌであることをマイナスに考えないで生きていくと言ってくれた」。店をやっていて良かったと思った瞬間だ。
 小路を挟んで20店が軒を連ねる「北の屋台」は20年4月と11月、関係者の感染判明などで2~3週間の全店休業を余儀なくされた。先行きは見通せない中でも訪れてくれる人がいる。店は「何とかやっている」状況だが、いろいろな経験や充実感を味わわせてくれた店をやめる気は豊川さんになかった。
 豚骨を長時間煮込み、骨ごとスープとして提供するアイヌの家庭料理「ポネオハウ」が店の人気メニューだ。「ずっと楽しくやってきたから、これからも頑張る」と笑顔を見せる豊川さん。厨房で豚骨を煮込みながら「小さな家」を訪れる人を待っている。
https://mainichi.jp/articles/20210120/ddl/k01/040/036000c

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ウポポイ PRトークイベント

2021-01-21 | アイヌ民族関連
NHK 01月19日 07時51分

去年オープンしたアイヌ文化の発信拠点、ウポポイをPRするイベントが胆振の白老町で開かれ、中国の少数民族出身の女性タレントが、ウポポイの魅力や、文化を伝えていくことの大切さを語りました。
このイベントは、去年7月にオープンしたウポポイや、白老町の魅力をPRしようと町が開いたものです。
イベントでは、中国の少数民族、「トゥチャ族」の出身で、日本を拠点に活動するタレント、ロン・モンロウ(龍夢柔)さんが、初めてウポポイを訪れた際、木や魚の皮で作られたアイヌ民族の衣装の展示に驚いたというエピソードなどを紹介しました。
そして、「アイヌの文化や歴史を勉強できたし、おいしい料理も食べることができました。ウポポイができてよかったです」と施設の持つ魅力や文化を伝えていくことの大切さを語りました。
ロンさんは、イベントのあと、「私も少数民族なので、自分の民族の文化やダンスがあります。今回は、日本で、アイヌ民族の文化を知り、とても親近感を感じました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210119/7000029542.html

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知られざる忍者部隊「早道之者」 弘前藩でのミッションとは? 謎多き歴史を掘る

2021-01-21 | アイヌ民族関連
東奥日報 1/20(水) 18:18
 黒ずくめの装束、運動能力に優れ、敵の城や屋敷に潜入し、忍術を操り手裏剣などの武器を使い戦う…。漫画やアニメの影響か、こんなイメージがつきまとう忍者。伊賀国(現三重県北部)の伊賀流、近江国甲賀郡(現滋賀県南部)の甲賀流が有名だが、実は、弘前藩(現青森県西部)に甲賀流の流れをくむ「早道之者(はやみちのもの)」と呼ばれる忍者集団が存在した。果たしてその任務は…。早道之者については、同藩の歴史などを記した各種史料を照らし合わせることで浮かび上がってくる。早道之者創設の鍵となるのは、中川小隼人(なかがわこはやと)。4代藩主信政が1673(寛文13)年に甲賀流忍者である小隼人を召し抱え…(この記事は2021年1月4日、東奥日報に連載されたものです。肩書き、年齢等は掲載当時のものです)
購入後に全文お読みいただけます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dfa396bfe276cbc2401c52917c59efc10438807

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映画で痛感した自然の尊さと、私の小さな第一歩。【VOGUEエディターの #ChangeChallenge】

2021-01-21 | 先住民族関連
VOGUE 2021年1月20日 BY AIRI NAKANO
エディターたちが生活の中で取り組むサステナブルな行動についてお届けする本連載。私は前回の記事でもお伝えしたように、定期的に環境問題を題材にした映画を観て、行動のインスピレーションを得ています。
私が最近よく観ているのは、自然や農業をメインテーマに扱ったドキュメンタリー映画。世界の広大な自然を目にし、さらにそれを守るために奮闘する人々の姿を観ていると、微力ながら私にも何かできたら……という気持ちが自ずと芽生えてきて、観終わった後しばらくはパソコンの検索画面に齧りついています。
自然と共存することの真の意味。
https://www.youtube.com/watch?v=Zf_vCU4hue8&feature=emb_logo
『カナルタ 螺旋状の夢』(東京ドキュメンタリー映画祭2020上映作品)予告編
まず最初にご紹介するのは、太田光海さん初監督作品のドキュメンタリー『カナルタ 螺旋状の夢』。監督自身が約1年もの間現地に住み、エクアドル南部アマゾン熱帯雨林に住むシュアール族の夫妻、セバスティアンとパストーラに密着したこの作品。彼らと長期間にわたり生活を共有し、関係性を築いたからこそ映し出せる貴重な瞬間が詰まっています。
彼らにとっての森は保護すべき“対象物”ではなく、自分たちの一部、生活そのもの。森で得たものを食べ、毒味をしながら薬草を見つけ、木や葉で家を建てる。生活のすべての瞬間に自然が存在しています。
そんな彼らにも現代文明の影響は及んでおり、映画中では先住民たちが対峙する水質汚染の問題も描かれています。彼らの住む地域の水も汚染されつつある今、それを解決するために結局、現代文明の技術に頼らなければならない。そのためにお金が必要となれば、自分たちの唯一の財産である自然を切り売りしなければならないときもある ── 先住民族がそういった矛盾に苦しめられているという側面にも気付かされます。
ネットで読んだ監督の言葉の中に「他者を理解するのではなく、他者と共有するために」というフレーズがありました。東京に住む私が彼らのように生きることは出来ないけれど、少しでも彼らの森を守るために何かできないか。元来もつべき人間と自然との繋がりから、あまりにもかけ離れてしまわないように、生活の意識を変えられないか。この作品は、そういったことへの気付きの種になりました。
東京ドキュメンタリー映画祭2020で上映されて以降、今現在は視聴できる方法がないのが残念なのですが、何かの機会で観れることになった際にはぜひ一度ご覧になっていただきたい一本です。
環境保護への多様なアプローチ。
https://www.youtube.com/watch?v=5W6tlcykKSY&feature=emb_logo
Trailer FILM SEMESTA - Tayang Terbatas 30 Januari 2020 di Bioskop
次にオススメするドキュメンタリー映画『スムスタ -地球を守る7つの知恵-』では、インドネシアの7つの地域における環境保護への取り組みが、すごく分かりやすくまとめられています。伝統や宗教、先住民族としての誇りなど、背景やアプローチはそれぞれ全く異なるのですが、どの地域の人々にも共通しているのは自然への深い愛と敬意。
この映画で心に残ったのは、自然と人間の間に立ち現れる犯してはならない境界線を決して超えまいとする人々の凛とした姿勢です。たとえ隣村の先住民は伐採していても、たとえ海洋生産物が捕れずに生活が逼迫しようとも、象が村を荒らそうとも。
過度に自然を切り売りしたり、生き物を乱獲したり、ましてや攻撃することは絶対にしない。そういった自然とともに生きる者としての矜持を垣間見るにつけ、自然保護という言葉が意味するものの厚みと重みに背筋が伸びる思いでした。
この映画はNetflixにて配信中。地域ごとの取り組みが約10分ずつでコンパクトに要約されており、とても観やすいので気軽にクリックしてみてください。
具体的な行動のアイディアを得た一本。
https://www.youtube.com/watch?v=K3-V1j-zMZw&feature=emb_logo
Kiss the Ground Film Trailer (2020)
スムスタの中でも登場する「持続型農業」というキーワードについてより深く学べるのが、ドキュメンタリー映画『キス・ザ・グラウンド: 大地が救う地球の未来』。前出の2作品を観た後に、自分には何が出来るんだろうか……と考えていたときに出合った一本です。
この映画のテーマは「大地こそが我々を救う」ということ。いたってシンプルかつ一貫した内容を、非常にわかりやすくそして時にポップな演出とともに伝えてくれます。
温室効果ガス削減の取り組みが叫ばれて久しいですが、大地は大量の温室効果ガスを閉じ込めて気候を安定させてくれて、かつ私たちに恵みをもたらしてくれる偉大な存在。ですが、現代の工業型農業は、土地を耕起し化学肥料や農薬を使用することで土壌に大きな負荷をかけています。
映画ではその悪影響を実例を交えて訴えるとともに、大地を健全化させるための解決策として再生(REGENERATION)の考えに基づく農法を提唱。実際に環境再生型農業に取り組む農家が紹介されています。
今すぐ農業を始めることはできないけれど、そういう取り組みを行う農家を支援するために野菜の買い方を変えることはできるかも! と思い立ち、行動に移してみることにしました。
有機栽培の野菜を食べるという選択。
今さら何を…と思われる方もいるかもしれませんが、私は今まで有機栽培=健康に良いという程度の認識でした。私たちの身体に良いということは、即ち地球にも優しいということ。そんな当たり前のことを、真剣に受け止められていませんでした。
でも映画を観て循環型農業を少しでも支援したいという意識が芽生えたからには、もう有機野菜に切り替えるしかない! と決意。とはいえ、いつもそういったスーパーに通うことは難しそうだったので、思い切ってサブスクにトライしてみることにしました。
色々調べてみて私が選んだのは「ビオ・マルシェ」。有機野菜やオーガニック食材を週に一度、宅配してくれます。
「セットをご購入いただくことで、育てるのにすこし手間と時間のかかる有機野菜をしっかり計画して栽培することができ、有機の畑がひろがることにつながります」というHPの文言もまさに私の意図するところだったのと、セットを選べるので野菜の量が多すぎて困ることもなさそうだったのが決め手でした。
私はまず、お得な初回限定のお試しセットを注文。今後も続けていきたいと思っています。
そして私が心待ちにしているのが、ほぼ日が1月27日に発売開始する「畑deしぼり」。農薬を一切使わない健康的な土壌づくりをモットーにする、つくば市の「ベルファーム」の方々が育てた野菜を100%使ったフレッシュジュースです。
「畑の栄養をまるごとしぼる」というコンセプトのもと、最初に登場するのは「にんじん」2種類と「ハニーケール」(青汁)。にんじんは正直あまり得意ではないのですが(笑)、さらっとした飲み心地&甘みがあるようですので、トライするのが楽しみです。
1月23日(土)から1月31日(日)まで、渋谷PARCOで開催中の「ほぼ日のおやつ展。」で先行販売されるようですので、私はそこを狙おうかなと思ってます!
次買うボディソープは「ドクターブロナー」で決定。
最後に、今使用中のボディソープやリップが無くなったら買おうと思っているのが、「ドクターブロナー」の製品。ドクターブロナーは工業型農業がもたらす危機に警鐘を鳴らしている企業の一つ。以前編集部の名古さんが記事で書いていた「B Corporation認証」の企業でもあります。
「環境再生型オーガニック認証」の設立を目指すと同時に、ドクターブロナー製品の主要原材料が認証を取得することを目標にしているそう。前述の映画を観た後に色々と調べていて、その事実に行き着きました。
リップバームやトゥースペーストなど色々あるようなのですが、私はまず代表商品であるというマジックソープを買ってみようと思っています。使用感は、また追って別の記事でご報告させてください!
#ChangeChallenge
https://www.vogue.co.jp/change/article/change-challenge-regenerative-agriculture-airi-nakano

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アイヌ文化×日本伝統工芸 白老に新ブランド 第1弾はハンカチ

2021-01-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/20 05:00

 【白老】町の公共施設の管理などを請け負う一般社団法人しらおい振興センターは、アイヌ文化と日本の伝統工芸を融合した商品ブランド「Kitakarano(キタカラノ)」を立ち上げ、商品開発に取り組んでいる。第1弾として、今治タオルにアイヌ文様を縫い込んだハンカチを昨年12月中旬から販売している。
 各地の伝統工芸を取り入れることで、アイヌ文化の普及と振興につなげようと、昨年春ごろから企画を進めてきた。
 タオルハンカチ「ポロトの森の仲間たち」(1100円)は、町大町2でカフェ結を経営するデザイナー田村尚華さん(46)がデザインし、白老アイヌ協会が監修、愛媛県今治市のタオルメーカーが製造した。
 オフホワイトのハンカチにアイヌ民族に関わりのあるエゾシカ、キツネ、ヒグマのイラストとアイヌ文様の「アイウシ」(とげ)をあしらった。田村さんは「日常的に使ってもらえるように親しみやすいデザインに仕上げた」と話す。今後はシマフクロウ、エゾリス、アイヌ民族の伝承に登場する妖精「コロポックル」の3種類を追加する。
 各デザイン100枚製造し、ウポポイ入り口のエントランス棟のショップ、白老駅北観光インフォメーションセンター(若草町1)、カフェ結で販売している。今後はオンラインショップでの販売も検討している。
 しらおい振興センターの岡村幸男事務局長は「日本の伝統工芸とコラボすることで、アイヌ文化を世界に発信したい。商品開発を通じて地元のアイヌ文化の継承にもつなげたい」としている。(斎藤佑樹)
※「アイウシ」の「シ」は小さい字。
※「コロポックル」の「ロ」と「ル」は小さい字。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/502686

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