工藤純子さんが『モーグルビート』再会を出版されました。
10月にだされた作品の続きの物語です。今回も、加藤アカツキさんの絵がすてき。帯には、上村愛子さん推薦の文字が大きく書かれています。
工藤さんは、モーグルをかなり勉強されてかかれたようです。テンポよくすすむストーリーの中で、他のスポーツものとちょっと違うなっと感じたのは、モーグルが採点競技であるというところ。フィギュアもそうですが、審査員、審査方法によって、結果が左右されることになります。そのあたりのことが、ストーリーにうまくからんでいます。
主人公の一子は、モーグルで「てっぺんを目指す」のですが、そのてっぺんというがどこにあるのか、ストーリーの中で悩みます。
試合で勝つこと、メダルととること、それとも??
このてっぺんの目指し方、もしかしたら、工藤純子さん自身も作家として、どんなてっぺんを目指すか、考えたことがあるのではないでしょうか?
売れる作品、子どもが喜ぶ作品、評論家の目にとまる作品、賞の候補になる作品、そして、自分が満足する作品??
わたしはよく迷います。
もちろん、全部、あわさればいいのだけれど、それはなかなかむずかしい。
けど、わたしの場合は悩んでも、それほど器用に書けるわけではないので、結局は、自分が書けるものを書くというところに落ち着きます。
さて、そんな深読みをしてしまうほど示唆にとんだストーリー、ぜひ、みなさんも楽しんでください。
10月にだされた作品の続きの物語です。今回も、加藤アカツキさんの絵がすてき。帯には、上村愛子さん推薦の文字が大きく書かれています。
工藤さんは、モーグルをかなり勉強されてかかれたようです。テンポよくすすむストーリーの中で、他のスポーツものとちょっと違うなっと感じたのは、モーグルが採点競技であるというところ。フィギュアもそうですが、審査員、審査方法によって、結果が左右されることになります。そのあたりのことが、ストーリーにうまくからんでいます。
主人公の一子は、モーグルで「てっぺんを目指す」のですが、そのてっぺんというがどこにあるのか、ストーリーの中で悩みます。
試合で勝つこと、メダルととること、それとも??
このてっぺんの目指し方、もしかしたら、工藤純子さん自身も作家として、どんなてっぺんを目指すか、考えたことがあるのではないでしょうか?
売れる作品、子どもが喜ぶ作品、評論家の目にとまる作品、賞の候補になる作品、そして、自分が満足する作品??
わたしはよく迷います。
もちろん、全部、あわさればいいのだけれど、それはなかなかむずかしい。
けど、わたしの場合は悩んでも、それほど器用に書けるわけではないので、結局は、自分が書けるものを書くというところに落ち着きます。
さて、そんな深読みをしてしまうほど示唆にとんだストーリー、ぜひ、みなさんも楽しんでください。