「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

高域特性の良いコンデンサー

2024年10月03日 | オーディオ談義

19年もブログをやっていると、良きにつけ悪しきにつけ、いろんなことが起こる。

あれは10年以上も前のことだったろうか・・・。

とある「真空管工房」から縁あって、アンプを購入したことがあり、自宅のシステムに組み入れて聴いたところ、想像以上の音質に驚き、その感動を数話に亘って記事にしたためたことがある。

かなり反響を呼んだと見えて、同工房に同じアンプを注文された方々がそこそこ居らっしゃった様子~。

当然「お値段の割にはとてもいい音質」という条件付きでの話だったが、実際に購入された方々においては「悲喜交々」(ひきこもごも)で、中には周辺システムとの相性が悪いのを棚に上げて「ブログの記事に騙された」と称する方が出てきた。

「あなたが絶賛していたアンプですけど期待外れでした。まさかリベートをもらって提灯記事を書いたのではないでしょうね」と、詰問調のメールが届いたのには驚いた!

「え~っ、とんでもない! びた一文 もらってないですよ」と、即答したがとても後味が悪い思いをした。

良くも悪くも該当記事が「誘因」になった
のはまちがいないからね~(笑)。

爾来、コマーシャルベースと受けとられかねない表現については、極力用心することにしている。

という話を前置きにして、本題に移ろう。

あることが「きっかけ」で、オーディオに極めてご熱心な「T」さん(東海地方)から「高域特性の良いコンデンサーです。ぜひ試してください」と、手紙の中に同封されていたのがこの小さなコンデンサー。



「これって容量はどのくらいですか?」

「最小のピコ単位ですからまったく気にする必要はありません。まずネットワークに付けて聴いてみてください。ヴァイオリンの音色が違ってきますよ。プリアンプにもOKです」

何しろ「新しモノ好き」の「変化大好き」人間だから、チャレンジするのに「やぶさか」ではない(笑)。



現在、「ウェストミンスター」の上に載せている「ドライバー」のネットワーク用として使っているウェスタン製の「オイルコンデンサー10μF」(2000ヘルツ以上)に御覧の通りパラってみた。

ワクワクしながら聴いてみると、お~、なかなかいいじゃないか!(笑)。

高齢者の「駄耳」でも高音域の伸びがひときわ増した感じがする~。

効果を実証できたので、さっそく1台の「プリアンプ」の「カップリングコンデンサー」(マイカ使用)にもパラってみた。

いいことづくめなので、「T」さんにお伺いを立てた。

「ブログで公表してもいいでしょうか?」

実は、オーディオ愛好家という人種は自分の知る限り「秘伝」とか「秘儀」とかの「秘密主義者」が多いのが特色である。

たしかに、「血と汗と涙」(お金、手間、失敗)を大量に流して得た折角の ”ノウハウ” を簡単に他人に教えてたまるか!」という心理は十分理解できる。

そもそも容易くタダでいい情報を得ようという根性が間違っている、と言いたいところだが、自分も該当者なのであまり大きな口は叩けない(笑)。

で、「T」さんから、快く応諾のメールをいただいた。

「コンデンサーの効果をブログに発表しても良いです、「高域特性の良いコンデンサー」として下さい。

写真で分かっている人はなるほど、あのコンデンサーだと気が付きます。

音を良くしようと格闘すると静かさに辿り着きます、静かになると全ての楽器が鮮明になります。」

どうもありがとうございました。このコンデンサーは静けさに寄与しているんですね・・。

「仮説→実験→検証」のサイクルの中で仮説が不足しているが、な~に「実験と検証」だけで十分だろう、というか「仮説」(原理)を立てるのは無理でしょうよ、オーディオは実にこういうことが多い(笑)。

ほかにも使いたい箇所がいろいろありまして、さっそく注文して追加のコンデンサーを入手しましたのでお知らせしておきます。

最後に、冒頭の話との関連だが、この「コンデンサー」は非常に格安なのでどうか「被害届」は出さないようにしましょうねえ~(笑)。



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