主人公は、父と兄を処刑された「楚」への復讐を心に誓う「伍 子胥」(ご ししょ、? - 紀元前484年)。
この巻では、兵法書『孫子』の作者とされる「孫 武」(そん ぶ 紀元前535年? - 没年不詳)の活躍が始まります。
外交をまかされた子胥は「斉」に向かい、敵対するつもりはないことを伝える。
そして、孫武を迎えに行き、孫武の兵法書を呉王闔廬に献呈し・・、孫武は闔廬の臣下となった。
後宮の美女を女兵部隊に作り上げる話、敵の意表を衝く「其の疾きこと風の如し」の進撃、川を塞き止めて溜めたた水を一気に放出する城攻め、神出鬼没作戦、楚との大会戦の前哨戦ともいうべき戦いに於いても孫武の知略は遺憾無く発揮され・・、史実は別にして、読み物としては面白く読ませて頂きました。
尚、孫武のように貴族が専有する術理を平民に教える同時代の人物として、孔丘(孔子)(紀元前552年 - 紀元前479年)が登場していました。
余談ながら、「呉には、孫氏あるいは公孫氏という氏はないはずなので」とあって、気になって三国志の孫権をWikiで見ると「・・先祖は春秋時代の兵法家・孫武に遡るとされ・・真偽の程は不明である」とありました。
(17/11/18撮影)
この巻では、兵法書『孫子』の作者とされる「孫 武」(そん ぶ 紀元前535年? - 没年不詳)の活躍が始まります。
外交をまかされた子胥は「斉」に向かい、敵対するつもりはないことを伝える。
そして、孫武を迎えに行き、孫武の兵法書を呉王闔廬に献呈し・・、孫武は闔廬の臣下となった。
後宮の美女を女兵部隊に作り上げる話、敵の意表を衝く「其の疾きこと風の如し」の進撃、川を塞き止めて溜めたた水を一気に放出する城攻め、神出鬼没作戦、楚との大会戦の前哨戦ともいうべき戦いに於いても孫武の知略は遺憾無く発揮され・・、史実は別にして、読み物としては面白く読ませて頂きました。
尚、孫武のように貴族が専有する術理を平民に教える同時代の人物として、孔丘(孔子)(紀元前552年 - 紀元前479年)が登場していました。
余談ながら、「呉には、孫氏あるいは公孫氏という氏はないはずなので」とあって、気になって三国志の孫権をWikiで見ると「・・先祖は春秋時代の兵法家・孫武に遡るとされ・・真偽の程は不明である」とありました。
(17/11/18撮影)