キンちゃんの「マイコレ」partⅤ

果樹栽培、自然観察、・・・そして時々人間観察等です。

月まで三キロ

2021-04-08 06:13:49 | 

《「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。―月まで三キロ。

「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性が、小学生の娘に伝えたかったこと。―エイリアンの食堂。

「僕ら火山学者は、できるだけ細かく、山を刻むんです」。姑の誕生日に家を出て、ひとりで山に登った主婦。出会った研究者に触発され、ある決意をする―。―山を刻む。

折れそうな心に寄り添う六つの物語。》

 

「月まで三キロ」「星六花」「アンモナイトの探し方」「天王寺ハイエイタス」「エイリアンの食堂」「山を刻む」の六篇。

「星六花」は雪の結晶撮影、「アンモナイトの探し方」はそのまま、「天王寺ハイエイタス」はギター演奏・・。

 

前投稿の「八月の銀の雪」に続き二冊目を借りました。

実は、その間に別の二人の作者の本を借りましたが、いずれも読みにくくて・・、昔のように頑張って読むことが出来なくなってしまったので、すぐにやめました。

この作者の作品を11篇読んだことになりますが・・、行き詰りを感じていた人が、自然科学的知識を織り交ぜて話す人との出会いによって再び一歩踏み出す気持ちになる話で・・、知識・調査の広さ、文の読みやすさ、話の分かりやすさに・・、次も借りようと思う本でした。

(21/04/02画像借りました。)

コメント
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