『パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴(たかとおさえ)は、小さなオークション会社CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)に勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。
高額の絵画取引に携わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。
それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。
「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか? 」 「――殺されたんじゃないのか? ……あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」
ゴッホとゴーギャン。
生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、真実の物語。』
ゴッホの絵には好みの作品が多いですが・・、真偽は別として、面白い内容の本でした。
「ゴッホ、37歳で他界・・テオ(弟)、後を追うように半年後に逝去・・ゴーギャン、ポリネシアへと赴き・・、孤独のうちに54歳で命の灯火を消した。」
(21/08/20画像借りました。)