ラムダ株がニュースになって以来コロナ変異株の呼称が気になっていましたが・・、今回は「ミュー株」のニュースが流れていました。
『厚生労働省は1日、コロンビアで1月に初めて確認された新型コロナウイルスの変異型「ミュー株」を6月と7月、空港検疫で2例確認していたと発表した。世界保健機関(WHO)が8月30日に注目すべき変異型(VOI)と位置づけてミュー株と命名したことを受け、国立感染症研究所のこれまでの検査結果を厚労省が改めて集計した。』
『新型コロナウイルスの変異株が次々と確認される中、世界保健機関(WHO)は8月31日、コロンビアで最初に確認された「ミュー株」を注目すべき変異株に分類し、注視していると報じられた・・、WHOは懸念される変異株としてアルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株の4種を分類。ミュー株を含む5種がその次の警戒レベルとなっている。南米諸国や欧州でも確認されたミュー株について、WHOはワクチン耐性を持つ恐れのある変異があるとし、さらなる研究が必要と強調しているという。』
ネットをウロウロして、国立感染症研究所の資料によると、
表1. 変異株の分類と呼称
分類 (WHO) | 分類 (感染研) | WHO の呼称 | Pango系統 | GISAID クレード | Nextstrain クレード |
VOC | アルファ (α) | B.1.1.7 | GRY (旧GR/501Y.V1) |
20I(V1) | |
ベータ (β) | B.1.351 | GH/501Y.V2 | 20H(V2) | ||
ガンマ (γ) | P.1 | GR/501Y.V3 | 20J(V3) | ||
デルタ (δ) | B.1.617.2 | G/478K.V1 | 21A | ||
VOI | VOI | イプシロン (ε) | B.1.427/B.1.429 | GH/452R.V1 | 21C |
- | ゼータ (ζ) | P.2 | GR /484K.V2 | 20B | |
- | イータ (η) | B.1.525 | G/484K.V3 | 21D | |
VOI | シータ (θ) | P.3 | GR /1092K.V1 | 21E | |
- | イオタ (ι) | B.1.526 | GH /253G.V1 | 21F | |
VOI | カッパ (κ) | B.1.617.1 | G/452R.V3 | 21B | |
- | ラムダ (λ) | C.37 | GR/452Q.V1 | 20D | |
- | VOI | - | R.1 | GR | 20B |
VOC(懸念される変異株)、VOI(注目すべき変異株)
これにミュー(μ)がVOIとして加わる。
今一機関によるVOI分類がよく分からないが、以下の資料も目に留まりました。

という事で、WHOがギリシャ文字を順番に使って12番目のミューまで行った事は分かりました。