《県民の4人に1人、20万人が犠牲となった沖縄戦。
絶望的な状況のなか、自らの命を懸けて県民の保護に尽力した沖縄県知事・島田叡(あきら)と警察部長・荒井退造。そして戦火に翻弄されながらも必死に生きた沖縄県民。それぞれの苦悩と奮闘する姿を描きながら、戦争がリアルになった時代に「いのち」の重さを問う1作。
原案『沖縄の島守-内務官僚かく戦えり-』田村洋三著(中公文庫)》
「戦争がリアルになった時代」が本書を手に取らせたのかも知れません。
信じて従っても、悲惨な結果になる戦争。
観光で訪れた慶良間諸島・・、海が素晴らしいとの記憶しかなかった島は、1945年3月26日に米軍が上陸を開始し、集団自決があった所・・。
北の稚内にも行ったが・・、そこでは、樺太からの引揚者たちの悲劇・・。
支配欲に取り憑かれた人間の争いは・・、大量殺戮に向かい続ける・・。
(画像借りました。)