榛東村の運用を終えて群馬県に来たので世界文化遺産に認められた富岡製糸場の見学をしようと思い富岡市に向かった。工場近くは沢山の有料駐車場が出来て彼方此方でガードマンが立って呼込みをしていたが私は事前に無料の駐車場が有る事を知って居たが其の場所が解らなかったので少し迷って上信電鉄の上州富岡駅の北東に有る。市の駐車場を如何にか見付ける事が出来た。
駐車場から製糸場までは可也の距離が有り順路の案内が不十分で解り辛かったが正門前の券売所付近に着くと周囲は同世代の御婦人の集団と夏休みに入って居たので小学生の集団でごった返していた。正面入口の右側の建物の中に製糸場の明治時代の役割や歴史等の説明パネルが有り順路に従って進むと製糸場の全体が理解出来る様に成っていたが小学生には少し難しい感じがした。後は真ん中の写真の様に順路に従って全体を見学したが此れと言って眼を引く物は無かった。
此の日は俗に言う「関東方面の梅雨明け10日のカンカン照り」場内には余り日陰も無く兎に角暑かった。小学生の見学の集団も何と無く元気が無く「早く帰ろう~」的感じ、私も早々と製糸場を後にした。
帰りの道筋の街角には可也気合の入った土産物店や特に目立ったのは空き地をアスファルト舗装した真新しい駐車場の乱立、其処に相変わらずの日本人特有の商魂の逞しさを見たが今は認定騒ぎで賑っているが私の感じでは其の賑わいも長くは続かない様に思えた。民間企業が払い下げられた稼動していない工場を営利を目標とせず只管 守り続けた姿勢には感服するが正直に言ってインパクトが無かったし一度見れば再度行きたいとは思わない場所に思えた。