少し以前に突如として我家の漏電ブレーカーが作動して家中の電気が遮断されるトラブルが時々発生した。当初は家庭内の電気器具か家電商品内の漏電(故障)が原因と思われて居たが自分で色々調べて行くと漏電ブレーカー本体に問題が有る事を突き止めて交換する事に寄り其のトラブルは解決したが同じ電気畑の仕事で有りながら弱電畑の仕事をして居た私には屋内配線関係は専門外で有り余り直接に担当する事は無かった。
然しながら家電商品のメーカーサイドの仕事をして居ると作業が出来る出来ないに関わらず仕事上のトラブルに関係する会社や電力会社関係の遣り取りで「家電商品に問題が無いから後は関係が無い」と言っても関連する会社や需要家様を納得させる事は出来ないので問題の原因を探る為に一応屋内関係の電気周りを手直ししたり調べたりする為に資格は必要で有った。
仕事上の問題で家電製品に問題が有ると需要家様に呼ばれた場合に現地に行き我社の製品に問題が無かった場合でも関連会社(電力、ガス、消防関連、電話関係)と仕事上の折衝、立会い問題解決は残るので其れ等の人と対等の話し合いをする為には関連する資格は全て取得する必要が有り若い頃から其れ等資格は強制的では無かったが取得せざるを得ない立場に居た。
従って電気工事士の資格は若い頃に既に持って居たが所謂ペパーライセンスで実務経験が少ない関係から如何しても物事の対処に当り私には教科書的な理論事を並べる頭でっかちに陥り易い欠点があった。今回のトラブルも漏電遮断機が動作をするのは配線関係か其れ等に接続される電気機器にしか原因は無いと思い込んで居た頭でっかちの部分と時々症状であった事が災いして問題解決までには1週間以上を要した。自分の家の事なので悠長に構えた事も有ったが一番に経費を抑える事も考えて15000円近くする漏電ブレーカーに少しは疑問を持ったが其れを意図も簡単に交換してみる事が出来なかった事も問題解決が遅れた大きな原因の一つで有った。
私の仕事や立場柄、単なる「部品交換で直ったから良し!」では問題解決では無くて事例の検証と生産現場への情報のフィード・バックは一番重要な仕事でしたが最近はリタイヤした事から其のプレッシャーから解放されて居たのであれだけ悩まされた問題の不良の漏電ブレーカーは無線機の横に修理戦利品として置かれながら興味からは遠ざかって居ました。実際の漏電ブレーカーの仕組みは当然に解かっていたが実際はどの様な構造に成って居るかも知らなかったので今回の十分過ぎる3B7Aの待受け受信の間に暇に任せて遅まきながら後学の為に分解してみる事にしました。ケースを開く方法が解からずに少し手間が掛かったが分解すると以外にも部品点数は少なく「此れが15000円もするのか?」の疑問も有ったが此の会社は私が勤めた会社で御蔭様で何とか今日まで生きながらえて然も死ぬまで企業年金を戴く会社なので?余り偉そうな文句は言えませんHi
理屈的には簡単にいうと赤、白(中線)空色の三線が円形の検出コイルの中を通り双方の電流バランスが採れて居る時(漏電が無い時)はコイルの検出部には電圧が現れず漏電により流れる電流(地絡電流が流れると電流差に寄る)のバランスが崩れると電圧が発生し其れを茶色のブラックボックス(回路)で増幅して右肩上のリレーを動かしてプラスチックの白いバーを蹴って回路(接点を)を遮断させる構造と成って居ます。また赤と水色の線路にはコイルが二個取付けられて予め設定された電流をオーバーするとコイルの起磁力に寄って回路が遮断される過電流遮断器の動作との一人二役の仕事をする事に成ります。
円形の検出コイルの右上の鉄片同士は本体のテストボタンを押した時にショートし故意的にアンバランス状態を(漏電状態を作り)作り右肩のリレーを動作させてレバーを落とす動作と成ります。今回此の漏電ブレーカーは私に中身の構造を見せた事で骨までしゃぶられて無事御役目を終えて晴れて素材ゴミとして処分される事と成りました。
昨日の日中は断続的に無線機の前に座って3B7Aとの残りの未交信周波数やモードでの運用状況をチェックして30分以上は無線機から離れる事が無い様に徹底的にマークをしたが18MHz帯はCWとSSBでの運用は有ってもRTTYの運用は無かった。28MHz帯は日中に運用が無かったので私自身の諦め感が強く夕食の後に家内とテレビを見ていて暫く無線機を離れていた時にSSBの運用が有ったみたいで無線機の前に来た時からはどんどんコンディションが落ちて行く感じでJAを可也ピックアップして居た状態からEU方面を中心のピックアップと成り其の後に信号はノイズの中に沈んで行った。
こうなれば夜半に掛けてのワッチをする元気も無く成り、早めに就寝して朝方の3.5MHz帯(SSB)の運用に期待する事にした。一寝入りして目覚めたのは03時頃で「少し早いかな?」と思いながら僅かな期待を持ち待ち受け受信に入った。3.790MHz当りに何か信号が出て居ることの確認は出来るも送信の内容は解からない状態が続き03:15JST頃に3B7Aの様に聞こえたので待機していたら「5~10KHz-Down」のアナウンス、処が此の周波数はJAではオフ・バンドに成るので呼掛けることは出来ない。此の時間帯は夜中なのでJAの競合は少ないだろうし此の日の午前中に可也水が流れて居る川に入り濡れながらアンテナ・エレメントを切り詰めて3.750MHzに共振点を上げる努力をして居たので呼掛けたくて仕方が無いのだがじっと我慢を決め込んでいた。
然し御本尊のアナウンスでEU方面を捌いている時間は04:51JSTまで延々と続き一番強力な時間帯には信号は59まで上昇して此の間の私のストレスは尋常では無く「如何にかJAにもパスが開けて居る事に気付いて5KHz-UPを聞いてくれよ!」と思う気持ちで血圧は可也上がって居たと思う。然しオフバンドは出来ないので此の前後に信号が途絶えた時には塵箱を蹴っ飛ばして居た。
仕方が無いので「JI DX Contest」を利用して1Eでも実績を上げようと1.8MHz帯にQSYして10~15分ほど浮気をしてワッチしたが大した所も聞こえずに再び3.7MHz帯を聞いてみたら3B7Aが「5KHz-UP」のアナウンスをして居るように聞こえたので慌てて後先を考えずに呼掛けを開始し2発くらい叫んだ所で「AVM オフバンド!」と強力な信号が飛び込んで来た。一瞬????状態にディスプレイの送信周波数は3.795MHzに成って居るし当然スプリット周波数は可也前にセットして居たのでオフバンドの周波数では無い筈・・・・・暫くは「あれれ?」状態が続き訳が解からない状況に?暫くしてスプリット・スイッチが押し込まれて無かったのでは?の結論に至った。1.8MHz帯では全く交信する事が無かったのだが受信周波数帯を切替えた時に此のスイッチが入って入ると全体の受信感度が落ちるので何時もの癖で無意識にスプリット・スイッチを切って居たのだろう。其の後に上の周波数(3.7MHz)に戻った時に其の侭の状態で送信すると3.790MHzで送信するので当然1KHz下側にオフバンドした事に成るHi恐ろしや~!
実は過去に3.7MHz帯は殆ど運用経験が無く運用周波数帯区分が非常に複雑だったので今朝起きだした段階で俄か仕立ての運用で失敗しない様にJARLバンドプランを写して目の前に貼り付けての運用だったのでの「オフ・バンド!」と言われても一瞬、混乱して仕舞いインターネットで再びバンドプランを調べて確認したら3.795MHzはオフバンドで無い事が解かって漸くよくよく考えた結果、失敗の原因は此れしか無いと思う程に私自信が混乱して居た。早朝に初めて信号らしいものを聞き付けて其の後の約2時間近い時間帯を待ちに待たされて諦めて居た処で偶然に再び信号を聞き付けた所で功名心に走り大チョンボの巻!大ショックで其の後も呼掛ける事が出来ずにワッチのみに終わったが呼掛けて居たJA局に対しては何方にも応答が無かった様であった。
其れにしても直ぐに原因が判断出来ない位にボケて来た自分に「歳は取りたくないもの!」とほとほと実感した早朝の出来事で有ったが、私を良く知る口の悪い連中は「いやいや歳の性だけでは無く、元々が其の程度」との誹りを受けそうな結末と成った。思い込み程恐ろしいものは有りませぬ!皆々様もくれぐれも御注意あれ!