昨日の炎天下の草刈作業は大変で川辺の一部が少し残って居たので其の部分の草刈を今日の午前中に遣る事にした。此の部分は我家の土地では無く「用水ざらえ」(農業用水路等に流れ込んだゴミや異物を清掃作業する作業)をした時に其れ等の異物を一時的に置く土地で此の土地は農業用水路を管轄する部署の所有物なのだが此処の部分だけ雑草を残すと見栄えが悪いので何時も私が同時に草刈作業を遣るのだが此処には川底に流れ込んだ大小の石が用水から上げられて沢山置かれて何時の間にか土の中に混ざって居るので我家の畑の中の草刈作業に使うチップ式回転刃を其の侭に使用すると大きい石に回転刃が当たると直ぐに刃先のチップが吹っ飛んで駄目に成るので此の場所の草刈作業は石に当たっても余り問題の無いナイロン刃に交換せねば成らず其の作業が面倒なので此の部分の草刈作業が残って居た。
今朝の作業の為の回転刃の交換はチップ式回転刃を外し同じ場所にナイロン刃を取付けるアタッチメントを取付けて其処にナイロンの回転刃を通せば完了で早速、草刈機のエンジンを駆けるリコイル・スターターの紐を引いたら「ブチ!」と音がして引きハンドルの部分で引き紐が切れてしまった。正に「Oh! My Good !」
此れは困った事に成ったと思ったが千切れた紐の長さは2cm程度なので何とか手直しは出来そうな感じ?然し引き紐部分はリコイル・スターターの本体の中に完全に入って仕舞ったので此の部分を分解せねば成らなくなった。エンジン本体に此の部分を取り付けて居る4本のネジを弛めて本体から外して紐が取り出せる所まで分解する訳だが其の構造は掃除機のコード・リールと保々同じ構造で引き紐を引き戻す為に平板のゼンマイバネを使用して居るので分解時にミスると「バシャー」と音がしてゼンマイ・バネがばれると一寸大変に成る事は解かって居たので注意して分解に入ったが(此の分解作業は結構難しい)引き紐を巻き取っているプラスチックの部品をユックリと慎重に外した瞬間に「バシャー」と奥側のゼンマイ・バネがばらけて仕舞って「あちゃ~何てこった!」状態に・・・・・・・
此のゼンマイ・バネ構造は一度バラけて仕舞うと可也長い平板の硬性ゼンマイバネを小さい形に巻き取ってバネの先の両端を固定しながらスターター部の狭い二箇所の固定場所に上手く納めるのは至難の技で可也コツが必要と成る。(先の細いラジオ・ペンチ二つで巻き取った其々の両端を確り挟んだ状態でバラケ無い様に取付ける)然し直さなければ草刈機のエンジンを駆ける事は出来ないので「必至のバッチ」で1時間ほど掛かったが何とか組み上げに成功して其の部分に引き紐のリールを取付けリコイル・スターターブロックを組上げて本体に取り付け引き紐に引きハンドルを付けて如何にか手直しは終了、正常に引き紐が戻る事を確認して燃料を送って引き紐を引いたらエンジンは一発で駆かり何とか一件落着の運びと成った。
今回の様な草刈機の引き紐の断線の修理は初めての経験だったが私の昔の仕事の関係で掃除機のコード・リール等はよく分解修理して居たので其の知識が参考に成ったが此の手の修理は手間隙が掛かるので現在は全メーカー共にアッセンブリー交換に成って居る。多分、草刈機も業者に修理に出せばアッセンの交換対応では無いかと思う。此の様な事は「暇と時間は幾等でもあるが金は無い」私の様な爺さんで無いと遣らない御時世と成って居る。