昨日一日私の咽喉に居続けていた広沢寅造は、今朝起きたら晩年の古今亭志ん生に入れ替わっていました…。もう、一日中咽喉がイライラして仕方ないのですが、よりにもよって病院が全て閉まっている3連休中にこういう症状に見舞われたというのも、我が身の不徳の致すところなのでしょうか…?
そんなわけで今日も一日何もせずにグウタラ…基、自家治療に専念しようかとも思ったのですが、今日はどうしても出かける約束をしてしまったので、自分で自分を急き立てながら海老名に向かいました。今日はここで《ビナウォークよさこい祭り2014!》というイベントがあって、そこに私の生徒が参加するというので、奮闘ぶりを見に来たわけです。
会場には地元海老名からの参加グループを中心に、近隣の自治体のよさこい団体(…)5グループが参加していました。写真はその中のひとつの愛川町から参加していた団体の演技中のものです(うちの生徒はここにはいません、念のため)。
私はよく分らないのですが、この『よさこい』なるものは、恐らく平成の御代になって、しかもけっこう経ってから始まったのではないかと思います。確か、何シーズン目かの《3年B組金八先生》で、最後が卒業式ですっきりと終わらずに何だかモヤモヤしたものを孕みながら最終回を迎えて、それでも最後の最後にクラス全員で文化祭で踊った『よさこいソーラン節』なる音楽に合わせて、川原で生徒達が揃いのドテラを羽織って踊るシーンだけ見た覚えがあります。
今回の《よさこい祭り》なるものにはその時のソーラン節の要素はありませんでしたが、聞いた話によると、定義としては手に鳴子というカチャカチャ鳴る杓文字のような打楽器を持つことと、伴奏楽曲のどこかに
『土佐のぉ高知のぉ、はりまや橋でぇ~、
坊さぁん簪ぃ、買うを見ぃた、よさこ~い、よ~さぁこいぃ♪』
という『よさこい音頭』の一節が入ってさえいれば、あとは何でもアリなのだそうです。なるほど確かに一連の様子を見ていると、和テイストながらビートのキツい音楽に乗せて大人数が一体化して踊る、態の良い和風群舞といった感じでした。まあ日本には古来より念仏踊りから派生した盆踊りなるものがありますから、差し詰めそれの現代版といったところでしょうか。
それにしても、各団体それぞれに工夫を凝らした内容を見せてくれましたが、個人的に気になったのは、踊っている彼等の後ろで演技中延々と巨大な旗を振り回している男性陣の姿でした。ここにも写っていますが、長辺が恐らく6~7mくらいはあろうかという大きさの旗ですから、立てただけでも相当な重量になろうかと思います。ましてやそれを自分の頭の上以上に持ち上げて上下左右に大きく振り回すのですが、ここはちょうど建物と建物の間の風の通り道ですから、振り回し抵抗+ビル風攻勢が一気に生身の肉体に圧し掛かってくるのですから、その労苦たるや想像を絶します。
確かに各団体の旗振り役のお兄さん達を見てみると、どこの団体もかなり屈強な腕っ節の持ち主達でした。御苦労様です。
恐らく、この四国と北海道との不思議なコラボレーションによって誕生した『ネオ盆踊り』とでも言うべき新たなジャンルは、なんだかんだ言いながら徐々に浸透していくんだろうな…という複雑な心境を抱えつつ、とりあえずは参加していた生徒の労をねぎらったのでありました。
そんなわけで今日も一日何もせずにグウタラ…基、自家治療に専念しようかとも思ったのですが、今日はどうしても出かける約束をしてしまったので、自分で自分を急き立てながら海老名に向かいました。今日はここで《ビナウォークよさこい祭り2014!》というイベントがあって、そこに私の生徒が参加するというので、奮闘ぶりを見に来たわけです。
会場には地元海老名からの参加グループを中心に、近隣の自治体のよさこい団体(…)5グループが参加していました。写真はその中のひとつの愛川町から参加していた団体の演技中のものです(うちの生徒はここにはいません、念のため)。
私はよく分らないのですが、この『よさこい』なるものは、恐らく平成の御代になって、しかもけっこう経ってから始まったのではないかと思います。確か、何シーズン目かの《3年B組金八先生》で、最後が卒業式ですっきりと終わらずに何だかモヤモヤしたものを孕みながら最終回を迎えて、それでも最後の最後にクラス全員で文化祭で踊った『よさこいソーラン節』なる音楽に合わせて、川原で生徒達が揃いのドテラを羽織って踊るシーンだけ見た覚えがあります。
今回の《よさこい祭り》なるものにはその時のソーラン節の要素はありませんでしたが、聞いた話によると、定義としては手に鳴子というカチャカチャ鳴る杓文字のような打楽器を持つことと、伴奏楽曲のどこかに
『土佐のぉ高知のぉ、はりまや橋でぇ~、
坊さぁん簪ぃ、買うを見ぃた、よさこ~い、よ~さぁこいぃ♪』
という『よさこい音頭』の一節が入ってさえいれば、あとは何でもアリなのだそうです。なるほど確かに一連の様子を見ていると、和テイストながらビートのキツい音楽に乗せて大人数が一体化して踊る、態の良い和風群舞といった感じでした。まあ日本には古来より念仏踊りから派生した盆踊りなるものがありますから、差し詰めそれの現代版といったところでしょうか。
それにしても、各団体それぞれに工夫を凝らした内容を見せてくれましたが、個人的に気になったのは、踊っている彼等の後ろで演技中延々と巨大な旗を振り回している男性陣の姿でした。ここにも写っていますが、長辺が恐らく6~7mくらいはあろうかという大きさの旗ですから、立てただけでも相当な重量になろうかと思います。ましてやそれを自分の頭の上以上に持ち上げて上下左右に大きく振り回すのですが、ここはちょうど建物と建物の間の風の通り道ですから、振り回し抵抗+ビル風攻勢が一気に生身の肉体に圧し掛かってくるのですから、その労苦たるや想像を絶します。
確かに各団体の旗振り役のお兄さん達を見てみると、どこの団体もかなり屈強な腕っ節の持ち主達でした。御苦労様です。
恐らく、この四国と北海道との不思議なコラボレーションによって誕生した『ネオ盆踊り』とでも言うべき新たなジャンルは、なんだかんだ言いながら徐々に浸透していくんだろうな…という複雑な心境を抱えつつ、とりあえずは参加していた生徒の労をねぎらったのでありました。