今日は節分でございます。ということは明日から暦の上では春…ということになりますが、どういたしまして、吹く風はまだまだ冷とうございます。
そんな冷たい風の中、今日は秦野市の出雲大社相模分祠で行われる節分祭に参じました。何でも横綱・日馬富士関の四股名の名付け親がここの宮司さんという御縁もあって、ここでは毎年節分祭に日馬富士関をはじめとした大相撲の力士を招待しての豆まきが行われます。
私は豆まきの始まる二時間ほど前に到着したのですが、到着してビックリ!鳥居の前に既に長蛇の列が( ̄□ ̄;)!!やはり横綱をはじめとした人気力士が間近で見られるということもあって、なかなかの人気ぶりです。
寒風にさらされて待っている参拝客の下に、鬢付け油の甘い香りが漂ってきたので見てみたら、鳥居のはるか彼方に紋付袴姿の力士たちが勢揃いしていました。それを見つけた参拝客から歓声が上がる中、力士と彼等と一緒に豆を撒く人達が祈祷を受けるため拝殿に入っていきました。嫌が応にも期待値が高まりつつもいい加減手足が冷えきった頃、ようやく蒔き手達が壇上に上がりました。そこから何グループかに区切られつつ進むと、いよいよ豆まきの始まりです。と言っても私はフライ玉も取れないほどの運動オンチなので、豆をGETしようなどどはハナから考えもせず、ひたすら写真撮影に勤しんでおりました(汗)。
私に限らず、ほぼ全員のお目当ては横綱日馬富士関だったようです。そして、ちょっと離れたところに安美錦関もいましたので、なるべく一緒にフレームインするように写真を撮りました。参拝客も国会議員や市長よりもなるべく力士衆から豆をGETすべく、キャアキャア言いながら豆を追いかけていました。豆まきを終えてから力士衆が壇を降りると、乳児を連れた親御さん達がこぞって力士衆に子供を抱いてもらっていました。大きなガタイの力士がギャン泣きする赤ちゃんを抱いて困惑したような笑顔を見せていたのが、何とも印象的でした。
安美錦関は、豆を撒いている最中にも時折手が痛そうにしていて、子供を抱く代わりにツーショットに応じていました。もしかしたら腱鞘炎かも知れませんが、あれだけの体格の力士がぶつかり合ってまわしを取るわけですから、手にも腕にも相当な負担がかかっているでしょう。大変でしょうが、気を付けてほしいと思います。
帰りがけに立春大吉の御札を頂いて去年の御札を納め、人々の興奮と鬢付け油の香りが漂う境内をあとにしました。