共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

小田原城の実状

2016年02月22日 20時55分40秒 | 日記

先日知人から、

「毎週小田原に行ってるのに、何でお城の写真がないわけ?」

と聞かれました。

確かに、今までにも折に触れて拙ブログに小田原城の写真をアップしたことがありました。では何故に最近載せていないか…と言いますと、こんな状態だからです!!(゜ロ゜ノ)ノ

旧小田原城天守閣は、明治政府の発布した廃城令によって解体されてしまいました。跡地には閑院宮家の御用邸が建てられたり、更にその後は遊園地になったりしましたが、戦後の昭和35(1960)年に江戸時代の図面を基にして天守閣が再建されました。

しかし、この再建天守閣は伝統工法ではなく鉄筋コンクリートで建てられたため、50年余りの歳月を経て改修工事を余儀無くされてしまいました。海風が吹き付ける高台に昭和中期の鉄筋コンクリート工法で建てられたところにもってきて、5年前には東日本大震災の揺れにもさらされたわけですから、無理もないと言えば無いのかも知れません。

改修工事は4月末頃までかかるらしいので、今年の桜の時期には間に合わないようです。まあ、小田原城の桜が綺麗なのはお堀端周辺なので、影響が無いと言えば無いのかも知れません…。

次に小田原城の姿を拝見できるのは、恐らく御感の藤が満開になる頃になるかと思われます。それまでは夜間のライトアップも無く寂しい感じですが、またリニューアルした小田原城天守閣が姿を現す日を楽しみにすることとしましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする