共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

横内御霊神社例大祭

2016年09月18日 23時30分18秒 | 日記
今日は朝からぐずつき気味の天気になってしまいました。それでもまだ雨の止み間の方が多い感じで、時折、遥か南洋にある台風絡みであろう、湿気を含んだ生暖かい風が吹いていました。

そんな中、今年も平塚市横内の御霊神社例大祭に伺いました。何やかんやあって結局宮入直前に到着してしまったのですが、知り合いの氏子さんのお宅に一度寄せて頂いてから宮入を拝見しに出掛けることになりました。

実は今年、知り合いの氏子さんは直前にお身内に御不幸があって、初七日も明けないということで今回は急遽不参加ということになってしまいました。不肖私も先月伯父を亡くしてからまだ四十九日を迎えないため、今回は皆鳥居から境内に入ることを御遠慮申し上げることにしました。

境内に入って拝殿の階脇のスペースを確鳥居の向こうから「ドッコイドッコイ!」の掛け声も勇ましく、菊の御紋を戴いた立派な御神輿が神職に先導されて入って来ました。

半被姿の汗だくの若衆が入れ替わり立ち替わり担ぎ棒を取り、御神輿の四隅に提げられた鈴を鳴らすべく御神輿を大きく上下に振ると、ガランガランと勇ましい音が境内に響き渡ります。時折唄われる『甚句』に担ぎ手達が合いの手を入れながら御神輿を担ぐ様は、何とも言えずいいものです。

最後の甚句が唄われる頃には祭のテンションは最高潮に達し、居合わせた老若男女がこの場に居られた喜びに顔を綻ばせ、盛んに歓声を上げます。やがて世話役の発声によって終結が告げられると祭が終わるのを惜しむように拍手が送られ、担ぎ手の肩から御神輿が降ろされます。最後に世話役の手によって三本締めが打たれ、熱く盛り上がった例大祭は御開きとなりました。

知り合いの氏子さんは普段担ぐ側にいるためほぼ初めて客観的に宮入を御覧になったようでしたが、それはそれでなかなか新鮮な感動があったようでした。最後のチマキ撒きは御遠慮申し上げて、そのまま知り合いのお宅にお邪魔して直会のお相伴に与りました。

今回は個人的にやたらバタバタした中でのお祭りでしたので、来年はきちんとお休みをとって、もっとゆっくりとお祭りを楽しみたいと思ったのでした。
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