共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

これがあるから…

2018年09月18日 20時22分05秒 | 音楽
ふぅ…

いや、先日からバッハの《パッサカリア ハ短調 BWV582》の編曲に取りかかっているのですが、やはり敵は大曲、そう易々と私なんぞの手にかかってくれるはずも無く、書いちゃあ消し書いちゃあ消ししております。今更ながら、とんでもないものに着手しちゃったな…という感じです。

何が大変って、原曲の規模の壮大さもさることながら、実はこの曲には巨匠レオポルド・ストコフスキー版という名編曲が既に存在していて、どうしてもそれが頭の中でチラチラしてしまうのです。

今回は吹奏楽版ですから、音色としては全然別物になるのですが、どうしても

『バッハかくあるべし』

然としたこのストコフスキー版が巨大な壁になってしまっていて、遅々として筆が進まないのです。いっそのこと、この名編曲を知らなければどれだけ気が楽だったか…いや知らなくても、どのみちテンパっていたには変わりないのかも知れませんが…。

ここまで絢爛豪華な編曲はできませんが、何とか頑張って自分なりのバッハを完成させてみようと思います。

ということで今日はこの名編曲を、ストコフスキー自身の指揮による名演でお楽しみ下さい。

Bach: Passacaglia & Fugue in C minor - Stokowski in Germany
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