共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

懐かしい!夏目漱石バージョン千円札

2019年01月06日 22時11分23秒 | 日記
昨日のライブの疲れからか、今日目を覚ましたら時計が正午を指していました。
うわぁ、正月早々自堕落な一日のスタート切っちゃったなぁ…と思いつつ、今日は主に年賀状の返事書きに勤しむことにしました。

その後、ちょっと小腹が空いたので隣のセブンイレブンに買い物に出かけました。そうしたら、一万円出したお釣銭の中に懐かしい夏目漱石バージョン千円札が紛れていたのです。

野口英世バージョン千円札になって早幾年、紫式部二千円札と共にすっかり忘れかけていましたが、こうして改めて見てみると、これはこれでなかなか良かったんだな…と再認識させられます。

ところで、突然ですが問題です。

野口英世バージョン千円札の裏側は本栖湖越しの富士山(これは新渡戸稲造バージョンの旧五千円札もそうでした)と桜の花が描かれていますが、さて、夏目漱石バージョン千円札の裏の図柄は何だったでしょうか?









分かりましたか?












思い出しましたか?









忘れちゃいましたか?









正解は













つがいの鶴でした。

私も好き忘れていましたが、これはこれでなかなか美しい図柄だなと思うのですが、如何でしょうか。

この夏目漱石バージョン千円札が発行されたのは1984年のことでした。それまで流通していた伊藤博文バージョンの千円札と比べてサイズダウンした(伊藤博文千円札≒福沢諭吉一万円札)ので、登場した時には、子供心に

『何となく有り難みに欠けるな…』

などという失礼なことを思ったりもしましたが、それでも割りと早くに慣れたように思います。

その後、2004年に野口英世バージョン千円札が発行されると、2007年に夏目漱石千円札は支給停止となりました。理由としては千円札というものが他の紙幣と比べて流通が激しく、ほぼ1〜2年でお札としての寿命を迎えてしまうのだそうで、より流通の刺激や摩擦に耐える紙幣の開発が求められたことにあるようです。

因みに現行の野口英世千円札は、他の五千円札や一万円札と比べてほんの少しだけ紙が厚手に出来ているのだそうです。分かるかどうか、見比べてみて下さい。

この夏目漱石千円札もいずれの御時にか私の財布から世の荒波に旅立つことになるでしょう。いつか役目を終えるその日まで、紙幣としての使命を全うしてもらいたいと思います。
コメント
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