共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

伝え下手

2019年03月23日 23時05分47秒 | 音楽
今日は愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさんの御自宅に伺って、来たるべき次回以降のライブに向けてのリハーサルをしました。途中からはギタリストのオサギさんも参加して『我々はネコかも知れない楽団』としてのリハーサルになりました。

先月、月末恒例にしているアミューあつぎ野外ライブがなかったため、主に今月末に久々に開催されるアミューライブとその前後に開かれるライブで披露する予定の曲をいくつか合わせてみました。私も、今までにみらいあいこさんが作曲したいくつかの作品を新しくアレンジして、そのコード譜を作ってオサギさんやみらいあいこさんに渡しました。写真はその中の一つ《さくら色》のギターコード譜です。

しかし、楽器の出来ない人間がイメージだけで『ああしてほしい、こうしてほしい』と口で伝えるということには限界があります。ピアノで「こんな感じ」と弾いてみても、それがギター的でないと演奏しにくくなってしまうわけです。だからと言ってギタリストからも「こんな感じ?」と提示された弾き方を聞いてみると、自分の頭の中で鳴っていた感じとはそんなにリンクはしないのです。でも、キチンと伝えられない私もいけないので、最近はだいたい自分の想像している70〜80%くらいのものが再現できればOKとするようにしています。

勿論、自分でギターが弾ければそれに越したことはないのですが、早々に挫折した人間としてはあまりエラそうなことも言えません。その辺りは自分のボキャブラリーとコミュニケーション能力の低さに辟易させられます。これは自分の今後の大きな課題です。

それともう一つ難しいのは、自分ではいいアレンジが出来たと思っていても、その大元を作曲したみらいあいこさんが納得しなければどうにもならないわけです。この辺りは何ともジレンマなのですが、あくまでも私はアレンジャーですから仕方ありません。

そんな中でも、みらいあいこさんの代表作の一つである《ネコになりたい》という曲のリアレンジバージョンは気に入ってもらえたようで、内心ホッとしています。これはいずれライブで披露する他にレコーディングする予定にもなっているので、今から楽しみです。
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