春に背を向け北へ帰る

　　ツグミの繁殖地はシベリア地方、
　　夏になるとここで繁殖し冬は南下して日本、中国、アジアの北部で過ごします。
　　あれほどたくさんいたツグミも今ではすっかり影を潜めました、
　　もう北へと旅立ったのでしょうか、撮ったままになっていたツグミを。


　　

　　　　　どうにもカッコいい姿で惚れ惚れしますね。
　　　　　ツグミは「ホッピング」といわれる動きをします、
　　　　　両足を揃えてピョンピョンと数歩あるき、胸をそらした独特な姿勢で静止します。




　　

　　　　　10月ごろシベリアから大群となって渡ってきて
　　　　　日本へ着くと群れを解いて低地で暮らします。
　　　　　3月になると再び群れてシベリアへと飛び立っていきます。




　　

　　　　　よくできた保護色で、、、どこにいるのかよく分からない。
　　　　　落ち葉の下の虫など探して食べます。




　　

　　　　　エサを探しながら時おりすっくと立ち上がりキョロキョロ。




　　

　　　　　この胸を張って口をぐっとつぐんでいる姿からツグミと、、、
　　　　　これはあまりアテにはなりませんが。




　　

　　　　　畑に佇みながら想うは遥かシベリアの地か、、、。
　　　　　ツグミは"鳥目"ではないため夜間でも飛ぶことができる、
　　　　　背に日を浴びない夜間に渡ることで、天敵から逃れより安全な移動ができます。

　　　　　冬の間にはたくさん見られたツグミもすっかり見られなくなりました、
　　　　　どこかで飛び立つ準備をしているのかな、
　　　　　それともすでに飛び立ってしまったのか。
　　　　　無事に帰れるといいね、そして寒くなったらまた元気な姿を見せてね。

　　　　　　　　　　　　　　　data:　最終撮影日：2月09日　撮影：都市農業公園