東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

最後の梅、豊後が満開

2018-03-11 | 季節の花
  とうとう豊後が満開に、
  梅の中では一番遅く咲く梅です。
  このあとはモモが咲いてアンズが咲いて
  ソメイヨシノへとバトンを引き継ぎます。


  

     「豊後」は梅と杏(アンズ)との雑種。

     ボリュームのある豊かな大輪の花、花弁はうっすらと淡紅色を帯びて、
     しっとりとした風合いながらも花を沢山つける様は豊後ならではです。




  

     うっすらと紅を差したような薄桃色の花、
     清楚で優美な豊後梅の花にうっとり。




  

     果実は直径4,5cmで、熟すと黄赤色になる。
     果肉が厚いわりには種は小さく且つ酸味が少ないために、
     梅干などにしても大変に風味がよく、果樹として栽培されている。




  

     枝にびっしりと花をつける、
     他の梅では見られない花のつき方。




  

     豊後梅はその名の通り豊後国(今の大分県)が発祥とされていて、
     江戸時代には杵築松平家から将軍家にその実の砂糖漬けが献上されていた。
     この縁で豊後梅は杵築市の花にも制定されています。




  

     ほかの梅と違い花がまとまって固まって咲いています、
     この辺はアンズの性質が出たのかな。

     「桜伐るバカ、梅伐らぬバカ」とう諺があります。
     桜はむやみに切ると切口から腐敗しやすい、
     梅は剪定に強いうえ切っていかないと無駄な枝が伸びすぎ
     樹形が悪くなり実のつき方も悪くなる、それを言った諺です。

     農業公園では花が終わると剪定作業が始まります、
     こうした日頃の手入れが春にはこんなきれいな姿を見せてくれます。

                                     3月6日 都市農業公園
          

コメント
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