東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

ヘンな記号を探してみよう

2020-06-03 | 散歩
  「几号(きごう)水準点」って知らないですよね、
  ほとんどの人が知らないと思います。
  高低測量を行うために設けた基準となる測量点です、
  これが街中にあるんです、追いかけてみました。


       

       明治初期から設置され始めたようです。
       イギリス式の測量法に従って漢字の「不」に似た記号を
       不朽物(恒久的に残るであろうもの)に刻印したり、
       「不」を彫った標石を埋めて水準点としました。
       (この画像はネットから借りてきました。)

       図のように掘られた几号に専用の器具をつけると椅子(ベンチ)のようになり、
       英語でいうとBenchmarkと言います。
       パソコンの性能測定のベンチマークテストの語源ともなっています。
       さあ、予備知識を身につけたので街に出てみましょう。




  

     不朽物に刻むというところにも意味があります。
     几号水準点は、石垣や門、神社仏閣の鳥居、灯篭、狛犬などの石造物などの
     恒久的に残るであろうと思われるものに直接刻まれました。
     これは道路の路面に埋められています。
     私もそうだけどみんな知らずに踏んで歩いているだろうね。




  

     ここは百花園へ行く道の途中にある「台東区立今戸社会教育館」、
     この建物の前の道にありました。
     関係者か「几号(きごう)水準点」マニアしか知らないでしょうね。




  

     マンホールなどと一緒にさりげなく道路に。
     こうして地面に埋められたものは
     三角測点及び三角補助点の付属予備点といいます。
     三角点や補助点が紛失した時に付属予備点が使用されたようです。




  

     真っ直ぐに白髭橋の方へ行くと「伊勢金」という会社、
     ここの前の歩道にも同じような?ちょっと違うようなのがあります。




  

     少し離れた玄関の軒の上に鬼瓦らしきものが乗せてありました、
     会社で取り扱っているのだろうか、こっちも気になりましたが。




  

     そこにあった「几号(きごう)水準点」は四角い枠で囲ってありました、
     記号だけなのと何か違うのだろうか。




  

     この先100m位を右に白髭橋です、いつも百花園へ行く道です、
     橋を渡らないでこのまままっすぐに行くと都立汐入公園。
     まだ百花園は休園中なので橋を渡ってすぐを左に入って東白髭公園へ行きましょう、
     どこの公園へ行くのにもこの道を通ります、いつも踏んで走っていたことでしょうね。

     この「几号(きごう)水準点」、あちこち撮って一回でと思っていたけど
     行く先々で撮るものが多く二回になるかな。
     いや待てよ三回か、いやそれも無理みたいと結局四回くらいになる模様。
     今回は百花園方面だったけど次回からは職場あたりから始まって
     通勤路を帰りながらの横着な楽ちんな取材をしていきます。

          data: PowerShot G12。 撮影 5月29日 台東区橋場あたり
          


     きのう6月2日、足立区新田の河川敷で体調1.5mくらいの鹿を発見、
     農業公園のちょっと下流辺りかな、この前はイノシシが出たんですよね。
     きょう3日はずっと下流の堀切橋あたりで見かけたようです、
     百花園とか東白髭公園から帰るときはここから河川敷に下ります。
     イノシシにしろ鹿にしろこの辺で生きてるわけはない、どこから来たのだろう。

  

     夕方のニューによると"逮捕"されたようです、かわいそうというかなんというか・・・。
コメント (2)
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