バラが終盤を迎えると
アジサイの前にウツギの花が一斉に咲き出してきます。
ウツギにもいろいろな種類があるけど
面白いことにみんな一斉に咲いてくる。
ハコネウツギ、スイカズラ科の花。
特に箱根に多いわけでもなく北海道南部以南の海岸線に多いようです。
花は白く咲いてきて時間と共に赤く変わっていきます。
タニウツギ、これもスイカズラ科。
山間の谷間などに多く見られるようでいろいろな名前で呼ばれているようです、
花はピンク、ちょっと濃いピンクが多いみたい。
ウツギ、アジサイ科の植物。
雪のように真っ白なので別名「雪見草」とも。
旧暦4月に咲くことから「卯の花」と、
♪卯の花のにおう垣根に ほととぎす早も来啼きて 忍音もらす 夏は来ぬ・・・。
バイカウツギ、アジサイ科。
同じようにウツギとついてもスイカズラ科とアジサイ科の植物があります。
ウツギとは茎の中が中空で空っぽになっているため"空木"と書き
バイカウツギは花が梅の花に似ているからと。
池のほとりにハマナスの花が。
バラ科の花で北海道から関東までの海岸線に多く咲くとか、
山陰の海岸にも咲くみたい、特に北海道は有名で
寒冷地に咲く貴重な花木として育てられている。
ノイバラ、これもバラ科の植物。
日本に野生しているバラの代表格で
沖縄を除く日本各地で見られるようです。
草地にひっそりとフタリシズカが。
2本の花穂の先に米粒のような白い花をつける、
花穂は1本や3本また4本のときもある。
静御前とその亡霊の舞姿にたとえた名前。
緑一色になった向島百花園。
ここにはバラはほとんどなく
桜が終われば新緑のシーズンになります、
この緑の中でそろそろアジサイが咲き
梅雨のシーズンへと移ろっていきます。
その前にこの池で泳ぐカルガモのヒナの姿が見られるのかな、
カップルが来ているのでヒナは生まれるのだろうけど
問題はそのあとで、ちゃんと見られるか?
Twitterで教えてくれるだろうけど待ち遠しいね。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 5月10日 向島百花園