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横浜市のある町ですが町の大半の人がいい住環境を守りたいと地区計画を求めているのに、少数の人が地区計画は財産権を侵害すると主張して反対しています。
住環境も財産だと思いますが、彼らの関心は売るとき自分の土地がいくらで売れるかだけです。
住環境がいい町では細分化して売った方が全体で高く売れる傾向があるので地区計画で最低敷地面積を制限されることに断固反対します。
彼らも町の住民ですから町内会は彼らを無視することができず、説得に説得を重ねますが、いろいろな理由をつけて大声で反対を続けます。
隣人のことや町のことを考えてほしいと思うのですが、彼らはそのような価値観を持ちません。
少しでも高く売りたいと思い、地区計画のために代金が減るのは財産権侵害と主張します。
ここまで来ると社会性なき拝金主義です。
すでにこの町では4年も町で議論を続け、地区計画賛成反対の理由も出揃いました。
多数決で地区計画賛成派が大半なら横浜市は地区計画を承認すべきと思います。
少数の拝金主義者のために住環境が悪化し、大半の住環境重視派の善意が踏みにじられるようなことがあってはいけません。
ところで30年ぐらい前の横浜市は住環境を重視する市でした。
ところがその後経済成長鈍化と関係があると思いますが、住環境を軽視し、いわゆる狭小住宅歓迎という姿勢に変わりました。
狭小住宅の方が不動産がよく動き、税収が増えると思ったのでしょう。
この方針変更が致命的でして、横浜は住環境がどんどん悪化し、さらに防災上危険度が増しました。
貧すりゃ鈍すると言いますが、横浜市はロマンを失っています。
横浜市は拝金主義になっていないでしょうか。