ノルウェーで起こった爆破銃撃テロは驚きました。
犯人はノルウェー人で反イスラム感情を持っているようですが、この感情が高じて度を越し、イスラムに寛容なノルウェー人を攻撃しました。
イスラムに寛容なノルウェー人に恐怖を与えて反イスラムを強制しようとしたようです。
まさにこれはテロでした。
しかしテロを行わなくても反イスラム感情を持っているノルウェー人は多いと思います。
感情問題は、外国人に開かれたノルウェーがいいという理念だけで解決する問題ではありません。
排外思想はすべての国にあります。
郷に入っては郷に従えという諺がありますが、町は均質だと平安であるからです。
外国人労働者をもっと使わないと日本産業は駄目になると経団連会長の米倉弘昌氏が主張していますが要注意です。
会社の収益を考えていますが、町の平安を考えていません。
日本での生活に慣れない外国人労働者は集まって自分達の社会をつくります。
日本人の中に溶け込むことは容易でないからです。
町の中に外国人町ができ、町は外国人町の管理に手を焼くでしょう。
また自分が住む地域が外国人町になった日本人は居たたまれず外に出るでしょう。
町に平安が戻るには再び町が均質になるまで長い年月が必要でしょう。