ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

原発施設を導入して地方はよくなったか

2014年11月30日 | Weblog
国や電力会社からお金が来て楽しいのは原発が安全と信じれる間だけです。

東京電力福島第一原発周辺の町は永遠に町として復活しないでしょう。
肝心の福一原発が安全になるのはいつか予想がつきません。
出てくる高放射性廃棄物をどこへ持っていくのでしょうか。
福一か福二原発敷地内に永久保管施設を建設して永久に保管する以外に方法はないでしょう。

これから建設する低放射性廃棄物の中間保管施設は永久保管施設になるでしょう。
国は永久ではなく中間と約束したと言いますが、低放射性とはいえ、いったん集めた放射性廃棄物をまた他県に移すことは不合理です。
どう考えても福一原発周辺で永久に保管した方が合理的です。
国、福島県、東京電力は責任をもって永久保管をやるべきです。
他県に移したら福島県や東京電力の責任があいまいになり、他県の責任になります。
これは不合理です。

福島県が原発を導入したことは、住民の安全を守ること、放射性廃棄物を永久に保管することを引来受けたことを意味します。
それが責任ある県の姿勢です。
福島県は何も責任をとれなかったではないですか。
これから他県に責任を押し付けることは不合理であり、不可能です。

まだ未事故の原発を持っている道県も責任をもって原発と放射性物質・廃棄物の管理をすべきです。
国が安全と言った、電力会社が安全と言ったと言っているだけでは責任ある道県の姿勢とは言えません。
道県は道県で自主的に原発の安全を検討できます。
放射能漏洩が起こったら国の責任だ、電力会社の責任だと言っているような県は無責任です。

責任が持てないと言うならはっきりと国および電力会社に原発廃止を指示すべきです。
鹿児島県は九州電力川内原発が放射能漏洩を起こしたら住民を避難させると言います。
国と一緒に避難計画をつくったと言います。
住民はこの計画は絵に描いた餅だと批判しました。
すると国は、自衛隊、警察を動員すると言います。
しかし放射線を防ぐ防護服はありません。
放射性物質が皮膚についたり、体の中に取り込まれるのを防ぐ防護服があるだけです。
自衛隊員や警察官の体は放射能に強いなどということはありません。

大規模放射能漏洩が起こったら自衛隊員も警察官も容易に現場に行けません。
住民が避難するだけです。
つまり避難計画を立てる必要がある原発は危険であり、廃止すべきです。
避難計画をつくればすむ問題ではありません。

未事故原発の処理処分は比較的安全に実行できます。
なお、比較的安全ですが、放射性廃棄物の永久保管は避けられないでしょう。
他県の原発敷地に持って行くと言ってもどこも放射性廃棄物でいっぱいです。
原発敷地以外で放射性廃棄物を永久保管するという地方はないでしょう。