昔の日本の主要道には松などの常緑樹を道路の両側に植えました。
歩行者を夏の太陽から守るためでした。
歩行者を夏の太陽から守るためでした。
現代の並木道は落葉樹が多いと思います。
夏は歩行者は太陽から守られ、冬は太陽の恩恵を受けることができます。
そして春には新緑、秋には紅葉を楽しむことができます。
夏は歩行者は太陽から守られ、冬は太陽の恩恵を受けることができます。
そして春には新緑、秋には紅葉を楽しむことができます。
ところが落葉の季節は歩道に落ちる枯れ葉がものすごく、歩道沿いの店や家などは毎日早朝前の歩道の枯れ葉掃除をやらなければなりません。
これは結構大変な作業です。
これは結構大変な作業です。
人々から落ち葉の掃除が嫌だと文句を言われて地方自治体の中には枯れ葉が舞うようになる前に枝を切ってしまうところがあります。
まだ紅葉しない内に切ってしまうこともあります。
まだ紅葉しない内に切ってしまうこともあります。
町を美しくするのに落葉樹の並木道はいいのですが、落ち葉対策が難問です。
また、地方自治体にとって並木道の管理は大きな負担になっているのではないでしょうか。
また、地方自治体にとって並木道の管理は大きな負担になっているのではないでしょうか。
巨木にならず、かつ下の方の枝をはらって、見通しをよくすることができる形のいい常緑樹の並木道を検討してみてはどうでしょうか。
並木道にしなくても、歩道沿いの店や家などが、歩道と自分の建物の間隔を数mとり、歩道沿いの自分の土地を草木で飾る慣習ができると、道路は美しくなるのではないでしょうか。
地方自治体だけでなく、町内会、町の店や家の人、みんなが町を美しくする意識を持つと、みんなの工夫努力が積み重なって、やがて特徴のある美しい町ができると思います。
(注)私が住む町は比較的美しい戸建住宅からなる町ですが、みんな自分から見て美しい家と庭を重視しており、道路から見て美しい庭という意識はまだ乏しい状態です。そのため、美しい町としての完成度は低いと思います。しかし、所々で改築が進んでおり、新しい家の人は、町の既存の庭を観察した上で、自分の庭を設計するようです。その際、道路から見て美しい庭という意識が働くようで、昔のように中が見えない塀や生け垣をつくる人はほとんどいません。町が次第に明るく、美しくなっていると思います。