毎朝ジョグ&ウォークする国分川の川岸、これは四月の様子。
菜の花が綺麗に咲き誇っている
これが8月の写真
そして9月
竹とも木とも見まがうばかりの巨大な植物が水辺を覆いつくしている
実はこの植物、一年生の草本。とてつもなく成長が速いため、わずか3・4カ月で3~5mの草丈になってしまうのだ。
遊歩道沿いに生えてるものを見ると、高さが良く分かる
この植物の名は、オオブタクサ(Ambrosia trifida キク科ブタクサ属)。秋の花粉症を引き起こす元凶なので、名前を知っている人は多いと思うが、その姿まで知っている人は少ないのでは?
別種でブタクサ(Ambrosia artemisiifolia キク科ブタクサ属)という植物も存在している。属名のAmbrosia は、ギリシャ神話では不老不死の薬を意味するらしいから、相当生命力が強いと思われる。
オオブタクサ・ブタクサともに北アメリカ原産で温帯を中心に世界の広範囲に広がっている。日本に入って来たのはブタクサが先(明治期)で、オオブタクサは1952年に清水港(静岡県)と千葉市で発見されたのが最初とのこと。
葉が桑の葉に似ているため、最初はクワモドキと呼ばれていた
これが雄花、夏から秋にかけて大量の花粉をまき散らす(ちなみに雌花は雄花の穂のつけ根で、緑色の苞に包まれるようにして咲く)。
植物は多種多様、それぞれに素敵なところがあるが、さすがにこいつはゴツ過ぎて可愛いとは思えない(すまん、オオブタクサ)
しかし、この成長の早さ・茎の丈夫さ・強い花粉散布力には、本当に驚かされる。(おまえ、ホントすごいなー)