いよいよ中学校の新人戦・県大会! 新型インフル流行の第二波,第三波にさらされながら,幸いなことに息子の中学校は男女とも無事に県大会に出場できることとなった。
今大会は私のベンチ登録はなし,ということなので応援席から息子達の試合を見守ることとなった。目標はズバリ優勝。達成されれば,夢の全国大会への扉が開かれる。
中学校の全国選抜大会は,高校の選抜大会と同じ頃に行われるが,代表の選抜方法が異なっている。
県大会の上位2~3校が関東ブロック大会に進み,そこで上位に入れば全国選抜大会に出場できるのが高校の方式,中学校では県1位になれば,無条件で全国選抜大会出場権を獲得できる(夏は逆で,高校の方が県1位になれば,インターハイ出場確定し,中学は関東ブロック大会を勝ち抜かないと全中に行けない)。
ここ数年は,有力なクラブ出身の選手が数名いるチームが優勝しており,息子の中学のような田舎のチームはまるでおよびじゃない状態だったのだが,今年はちょっと様子が違う。有力選手が3名以上固まっているチームが無いのだ。
息子のチームの選手達は決して強くはない。キャプテンと息子が去年からちょっと出てただけで,後は中学から卓球を始めた普通の子供達だ。だが,県内のチームをぐるりと見渡すと,6人が高いレベルでそろっているチームは無く,平均点で見ると息子の中学が一番マシ?って感じなのだ。
低レベルといわれようが,優勝しちゃえば全国大会なんだから,やるっきゃない!父も息子も鼻息荒く,成田に乗り込んで来た。
初戦は余裕の勝利,しかしピンチはすぐにやってきた,二戦目だった。トップのキャプテンくんの調子が今一,小柄な彼は普段相手の力をうまく利用して得点するのだが,相手のエースに打ち合いにもちこまれ劣勢!二番の粒高くんも相手ののらりくらりつないでカウンターを狙う作戦にはまってしまっている。三番のダブルスも相手の作戦にはまり,打ち急ぎのミスを連発している。0-3負けか?冷たい汗が背中をつたう。
1・2番敗れる,がダブルスはなんとか踏ん張り後ろにつないだ。4番息子が勝ち,ラストはサウスポーくん。変化サーブからF面・裏面の両ハンドドライブを駆使する奔放な卓球が持ち味だが,さすがにビビッってしまい。思うようにドライブが入らない。ツッツキとショートにたよる苦しい展開だったが,フルセット9本で逆転勝ち!夢はつながった。
高校の試合でもよく言っているが,大会では何が起こるかわからない。ましてや高校生よりもさらに未熟な中学生,何をやらかすか本当にわからない。トーナメント表の反対側・一番のライバルと目していた第1シードの学校が準々決勝で敗れる波乱発生,勝ったチームも準決勝で敗退してしまった。勝負とは恐ろしいものだ…
しかし,誰かがミスをおかしても,他の者がそれを補うのが団体戦。エース不在の息子チーム,「6人でよってたかって3点とる」戦いぶりでなんとかその後も勝ち上がり,決勝進出,決勝ではなんと3-0で勝利を決めてしまった。
やった… 実感がないが,ついに夢のとびらは開かれた。全国大会に行けるのだ…
>
「先生,息子に先を越されちゃいましたね」臨任教員をやっている教え子の「元大学生くん」から声をかけられた。
そうだオレも負けられない,教え子をインターハイに出場させる。今の県内の状況を考えると難しい目標だが,もうすぐ新1年生も入ってくる,頑張らなくては!
優勝の表彰を受ける子供たちを誇らしくも,うらやましくも思うsunQだった。
今大会は私のベンチ登録はなし,ということなので応援席から息子達の試合を見守ることとなった。目標はズバリ優勝。達成されれば,夢の全国大会への扉が開かれる。
中学校の全国選抜大会は,高校の選抜大会と同じ頃に行われるが,代表の選抜方法が異なっている。
県大会の上位2~3校が関東ブロック大会に進み,そこで上位に入れば全国選抜大会に出場できるのが高校の方式,中学校では県1位になれば,無条件で全国選抜大会出場権を獲得できる(夏は逆で,高校の方が県1位になれば,インターハイ出場確定し,中学は関東ブロック大会を勝ち抜かないと全中に行けない)。
ここ数年は,有力なクラブ出身の選手が数名いるチームが優勝しており,息子の中学のような田舎のチームはまるでおよびじゃない状態だったのだが,今年はちょっと様子が違う。有力選手が3名以上固まっているチームが無いのだ。
息子のチームの選手達は決して強くはない。キャプテンと息子が去年からちょっと出てただけで,後は中学から卓球を始めた普通の子供達だ。だが,県内のチームをぐるりと見渡すと,6人が高いレベルでそろっているチームは無く,平均点で見ると息子の中学が一番マシ?って感じなのだ。
低レベルといわれようが,優勝しちゃえば全国大会なんだから,やるっきゃない!父も息子も鼻息荒く,成田に乗り込んで来た。
初戦は余裕の勝利,しかしピンチはすぐにやってきた,二戦目だった。トップのキャプテンくんの調子が今一,小柄な彼は普段相手の力をうまく利用して得点するのだが,相手のエースに打ち合いにもちこまれ劣勢!二番の粒高くんも相手ののらりくらりつないでカウンターを狙う作戦にはまってしまっている。三番のダブルスも相手の作戦にはまり,打ち急ぎのミスを連発している。0-3負けか?冷たい汗が背中をつたう。
1・2番敗れる,がダブルスはなんとか踏ん張り後ろにつないだ。4番息子が勝ち,ラストはサウスポーくん。変化サーブからF面・裏面の両ハンドドライブを駆使する奔放な卓球が持ち味だが,さすがにビビッってしまい。思うようにドライブが入らない。ツッツキとショートにたよる苦しい展開だったが,フルセット9本で逆転勝ち!夢はつながった。
高校の試合でもよく言っているが,大会では何が起こるかわからない。ましてや高校生よりもさらに未熟な中学生,何をやらかすか本当にわからない。トーナメント表の反対側・一番のライバルと目していた第1シードの学校が準々決勝で敗れる波乱発生,勝ったチームも準決勝で敗退してしまった。勝負とは恐ろしいものだ…
しかし,誰かがミスをおかしても,他の者がそれを補うのが団体戦。エース不在の息子チーム,「6人でよってたかって3点とる」戦いぶりでなんとかその後も勝ち上がり,決勝進出,決勝ではなんと3-0で勝利を決めてしまった。
やった… 実感がないが,ついに夢のとびらは開かれた。全国大会に行けるのだ…
「先生,息子に先を越されちゃいましたね」臨任教員をやっている教え子の「元大学生くん」から声をかけられた。
そうだオレも負けられない,教え子をインターハイに出場させる。今の県内の状況を考えると難しい目標だが,もうすぐ新1年生も入ってくる,頑張らなくては!
優勝の表彰を受ける子供たちを誇らしくも,うらやましくも思うsunQだった。