Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

練習環境と努力

2008年12月28日 | 卓球
 今日は今年の練習納め,近隣のA高,千葉市内のX高,Y高を招いて練習試合を行った。公立学校一二を争う強豪X高,秋の新人戦団体ベスト8のY高とあって素晴らしい選手ぞろい。我がチームの選手はなかなか勝たせてもらえない。

 新エース君も早速X高の選手に敗れてしまった。X高は全員そろって卓球好き,ほうっておくと夜中まで平気で練習しているという。彼らは大事な場面でミスをしない。プレーの随所に豊富な練習量の裏づけが感じられる。元エース君や要君が引退して以来,練習の質も量も落ちているウチの選手達には,なかなか厳しい相手だ。

 しかし,ポテンシャルは優れた能力を持つ新エース君,次第に相手のレベルに適応しだして,両校の選手達に勝ち始めた。次々と相手校のレギュラーを撃破し,午後には午前中敗れた相手とも再戦,見事リベンジを果たした。

 「やっぱり強い奴が多いと良いなあ,そっちの学校行きたいよ」とX高の選手と談笑する新エース君。確かに気持ちは分かるけど,お前ちょっと間違えてるよ,と思う。

 今のチームより強い選手,うまい選手がそろっているところなら,当然今より良い練習はできるだろう。でも今の環境の中で,今やっているよりも良い練習をする余地がお前にはあるんじゃあないか?多球練や課題練,トレーニング,何をとってもまだまだ工夫も真剣さも足りないんじゃあないか?

 sunQが大学生のころ,チーム内には自分を含めカットマンが6人,粒高が3人,大学から始めた初心者が数人,まともにドライブが打てる選手は2人しかいなかった。ふつうに考えたら練習にならない陣容だが,泣き言を言っていても仕方ない。多球練習で徹底的に動く練習をしたり,カットマン同士で回転の変化をつける練習をしたりして,試合で勝つための工夫をした。練習場が週3日しか使えないので,近所にある神社の境内で夜中にシャドウプレーをして練習不足を補ったり,他の大学の友人に頼んで出稽古でかけたこともある。

 不思議なもので,自分の卓球人生の中で一番環境に恵まれなかったこの頃が,選手として一番成長した時期となった。中学・高校と県大会にも出場したことの無いヘッポコのカットマンが,かつて関東大会やインターハイに出場したことのある他校の選手と対等に戦うことができるようになった・・・少し練習を工夫しただけで,そんな風に自分が変われたなんてとても不思議な気がした。そしてとても嬉しかった。

 「あきらめないで努力をしていけば,やがて夢はかなう」 よく言われる言葉だけれど実践する人は少ないのだろう。 最初からそんなに大きな努力をしようと思わなくても良い。最初からそんなに大きな工夫をしようと思わなくても良いんだ。少しずつ,少しずつ自分を変えようと続けることが,やがて大きな変化に繋がっていくんだ。
お前にもそれが分かって欲しいんだよ,新エース君!

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審判講習会

2008年12月23日 | 卓球
千葉国体まで2年を切った。早いものだ。ついこの間きらめき総体が終了したばかりだと思っていたのに・・・。関係者のみなさんは大分肩のあたりが重くなってきたのではないだろうか。

 そんなわけで,今日は国体およびミニ国体に備えての審判講習会だ。公式審判員の方の説明を,生徒達は真剣に聞いている。

 バスケットやバレーボールと異なり,卓球の場合は選手が審判をすることが多いが,最近審判の役割を果たしていない選手が大部分だ。

 まず,問題なのは審判がカウントのコールをしないこと。本来審判のコール無くして,選手は次のラリーに入ることはできないはず。そして一番の問題は審判がジャッジをしないことだ。レットなのかインプレーなのか,エッジなのかサイドなのか,きちんと見ていない者が多すぎる。ただ得点板をめくるだけでは,審判ではない!

自分の学校の生徒には,この点しっかり言い聞かせるのだが,ちょっと気をぬくとすぐに「得点板めくり係」に成り下がってしまうので,本当に困っていた。

 ひととおりの説明の後午後は,生徒同士で試合を行いながら,交代で主審,副審を務める実技講習となった。さすがに皆今日はコールも動作もきっちりしている。見ていて頼もしい!

 意識と力量の低い審判によって,好試合が壊されてしまうことが稀にある。千葉県卓球界のレベル向上のために,こんな講習会を全地区で開催してはどうだろうか?

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紅葉

2008年12月06日 | ノンジャンル
晴天,テスト前なので部活なし,何ヶ月ぶりかで車を洗い,昼から妻と二人でドライブ(こちらは何年ぶり?)

行く先は富津市の志駒川渓谷・通称もみじロードだ。
千葉県の紅葉といえば,養老渓谷(市原市・大多喜町)が有名なので,こちらは知る人ぞ知る,という感じだが,学校出入りの教材屋さんから教えてもらい,結構気に入っている。

自然の渓谷に紅葉が映える

自然の樹木だけでなく,地元の人々が道路脇にも紅葉樹を植え環境を整備しているのだという。

あまり混んでいないので,道路脇に車を止め,ゆっくりと紅葉を鑑賞することができる。




千葉県には,高い山が無いので,なんとなく景色に安定感がないなあと感じているが,部活が一区切りついた12月に,こうやって紅葉を楽しむことができるなんて,千葉県も捨てたもんじゃない。ちょっと見直してしまった。



コメント (1)
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