Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

終わってしまった

2010年08月09日 | 卓球
 今日は関東大会最終日,男女シングルスが行われた。

 息子のチームからは,キャプテンくんと息子の2名が県大会を勝ち抜き,出場することができた。シングルスの実績としては,県でベスト16に入るかどうかという2人のレベルからすると,上位14名の代表に残るのは難しいか… と思われたが,よくがんばり,代表の座を勝ち取ったのだった。


試合前の練習が始まる。いつものように2人で打ち合っている。この2人が地元のスポ少チームで卓球を始めてから,何年たっただろう。

 小学校時代は,本当にお遊びレベルだったけど,今こうして関東大会の舞台で,当時は雲の上にいたクラブ出身の選手たちと肩を並べて打っている。

 2人とも,よく頑張ったなあ…,ちょっとウルッとする。


 しかし,試合が始まるとそんな感傷は吹き飛ばされた,相手が強い!

 キャプテンくんの相手は県でそれほど上位ではないはずだが,サーブレシーブからガンガン飛ばしてくる。カウンターが得意なキャプテンくんが角度が合わず右往左往している。なんと0-3のストレート負けを喫してしまった。hekomi

 残るは息子一人,相手は埼玉県の選手,以前試合した際は負けているという。今日はどうか?

 上手い! 昨日の群馬の選手も上手かったが,それ以上のレベルだ。よく切れたカットもナックルカットも,的確に見極めて強ドライブを打ち込んでくる。こんなにカット打ちが上手い選手は初めてかもしれない。1ゲーム目は大差で取られた。

 これは無理か…と青ざめるsunQ,しかし息子,ひるむことなく,淡々と変化をつけたボールを送り続ける,本当に粘り強くなった。

 2ゲーム目の前半に大差をつけられたが,徐々に盛り返し終盤ついに追いつく!が,敵もさるもの 2点連取で突き放され0-2hi

 3ゲーム目は接戦となった,応援のsunQも声を振り絞る。一進一退のままジュースへ突入… 一度はゲームポイントを握ったが,カットのミスが出てゲームオーバー

 息子たちの 夏が 終わった

 中学生の部活って,唐突に終わってしまうのだなあ… 昨日まで,「全中行くぞー!」と MAXのテンションで練習していたのに 明日からは もう練習場に行かなくても良いのだ。 部活に行かない息子なんて想像できない,と妻は言う。全く同感である。

 振り返れば,2年前の公式戦デビュー以来息子の応援をし続けてきたが,技術もメンタルも本当に良く成長したと思う

 監督の先生,ありがとうございました。キャプテンくんはじめチームメートのみんな,偏屈な息子に付き合ってくれてありがとう。多くの人々の支えがあって 今がある。

 娘・息子と足掛け6年続いた中学校の応援生活も,ついに終わってしまった。淋しい気持ちは否めない。

 でも終わりがあるから,次がある。 こどもたちの新しい挑戦が始まる

 親たちも気持ち切り替えて,がんばんなきゃねwink



 


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最後の挑戦

2010年08月08日 | 卓球
 昨日から神奈川県秦野市に来ている。中3の息子の最後の挑戦(関東中学卓球大会)を応援するためである。

 昨年の保護者どうしはとても仲が良かったが,今年はさらにチームワークが良く,レギュラーのお母さんたちが密に連携を取りながら,子供たちをバックアップしている。

 一週間前に関東出場が決まると,即sunQがネットで宿を取り,ワゴン車を持っている者が車を出し合い,2台に分乗してここにやって来た。

昨日は大いに盛り上がった,予選リーグ初戦で地元神奈川県4位のチームと対戦。今まで何度か対戦しているが勝ったことは無いらしい。しかしこの数ヶ月子供たちはグングン伸びてきている。今日こそ勝って欲しい!

 親たちの願いが通じたのか,子供たちはのびのび力を発揮。トップのキャプテンくんだけは相手のエースに屈したが,他はすべて取り,3-1の快勝。

 夜の食事会もこの勢いで大盛況,子供たちの話題を中心に口は滑らか,杯も進む。全国大会に行けたらどうしようか,夢が広がる一夜だった。

 今日は予選リーグ2試合目,群馬2位のチームと対戦だ。練習会などでは2回勝っているらしいが油断は禁物,ガンバレ子供たち!

トップ・キャプテンくん,今日は快調に両ハンド攻撃を決める,3-0で勝利peace。2番は息子,相手チームのエースと対決だ。これを取ればグッと有利になるが… 強い!緩急をつけたカット打ちで,巧みに息子の体勢を崩し強打を決めてくる。第1ゲームは大差で敗れる。ダメか?

 落ち着きがないプレーでどうしようもなかった息子だが,この2年間よくがんばった。特に先週の県大会では,先に2ゲーム取られる展開を何回かひっくり返して,県の代表の座を得てきた。その時と同様,粘りながら相手のミスを引き出す戦術を駆使し始めた。

 1ゲーム目あれほどミスが無かった選手が徐々に落ち着きをなくいている。スゴイぞ,息子! 2・3ゲームを競り合いながら取ると,4ゲーム目は大差で圧勝,予選突破まであと1勝だ。

 3番手は県大会から負けなしで好調のダブルス。応援団の誰もが勝利を確信していた。しかし,ゲームが始まると予想外の苦戦,相手はこちらの攻撃をしっかりブロックしてフォア側に返球してくる。サウスポーBくん大きく動かされ,ミスをさせられ,次第にフォアの調子が崩れて来る。とどめはサーブ・レシーブだった。よく切れたボールを時に長く,時に短く出され,完璧に角度を狂わされた。結局1-3の負け。

 2回敗れているウチのチームに対して,相手は十分な対策を施してきたようだ。4番粒高くん,5番サウスポーAくんも,相手に巧みにミスを引き出され惜敗。なんと2-3の大逆転負けとなってしまった。

 中学の関東大会は全国大会の予選も兼ねている。予選リーグで1位となったチームは決勝トーナメントへ進み,ベスト4に入れば全国大会決定,負けてもその後行われる敗者復活戦に勝てば全国大会に進めるが,予選2位では仕方が無い…。

 勝ちがすぐそこに見えていただけに,落胆は大きい。キャプテンくん号泣,他の選手たちも呆然,応援団のお母さんたちもガックリだ。涙をこぼしている人も…

 何度も"全国出場"に挑戦し,何度も跳ね返されて慣れている(?)sunQであるが,やはり落胆は隠せない。今年のチームは最初はそれほど強くは無かったが,次第にたくましく成長した。予選リーグのくじ運も良く,全国出場を果たす勢いか?と期待していたのだが…

 決勝トーナメントの試合を呆然と見つめる選手たちと応援団のお母さんたち,盛り上がっていた夢と希望がフッと消されてしまった。行き場の無いこの感情はどこに持っていったら良いのだろう 途方に暮れるけだるい夏の午後である。
 


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