Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

留学行ってきた6"晴れ晴れ"

2017年09月16日 | 台湾
 そんなこんなで8月6日から26日まで,21日間を台湾で元気に過ごした。

帰国する日の朝,荷物をまとめ,宿舎の受付でカギを返却した。楽しいことも苦しいことも今では良い思い出だ。宿舎の職員の方にお礼の言葉を伝え,二言三言会話する。

 思えば地元の人との会話は,お店の店員さんとかここの職員の人としかできなかったなあ~。ちょっと残念だったなあと思いつつ,宿舎前のバス停からバスに乗り込んだ。今日も快晴,暑くなりそうだ。

感傷に浸りつつバスに乗り込むとあいにくの満席hekomi大荷物抱えてよたよたしてたら,可哀想に思ってくれたのか一人の女性が席を譲ってくれた。有難かった
以下中国語で会話
「国へ帰るの,国はどこ?」「あ,日本です」「台湾にはどれくらい滞在したの?」「3週間です。中国語の勉強に大学へ通ってました」てな感じで二言三言。
 10分ほどで地下鉄の駅に着いたので,改めて礼を述べてバスを降りると,彼女も地下鉄に乗るとのこと。結局となり合わせで座っておしゃべりをしながら行くことに・・・。相変わらず私の聞き取り能力は低いので,よく分からないところもあったけど,仕事の話とか家族の話とか20分くらい会話することができた。あ~台湾の人って優しいなあ。最後の日の最後の瞬間に,やっと地元の人と会話できたな~と喜びがこみあげてきた。


3週間前は,ちんぷんかんぷんだったけど,頑張った甲斐あって,何とか曲がりなりにも地元の人とおしゃべりができるようになったんだーと感慨に浸る。

 乗り換え駅の北門でホームに降り,先の駅へ向かう車中の彼女に手を振る。

 ありがとう,大姐! あなたの優しさ忘れないよ。

 ありがとう,台湾! 次来る時はもっと中国語喋れるように頑張るよ。

 ありがとう,お世話になった全ての人々! 

 晴天の空を見上げつつ,本当に晴れ晴れした気持ちで,日本に帰ることができたSunQでありました。


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留学行ってきた!5"食べ物"

2017年09月16日 | 台湾
 やっぱり台湾に行って来たら,食べ物の話題は欠くことができない

 今回も様々な食べ物にチャレンジしてきた。


台湾の夏といえば,やっぱりマンゴーかき氷。さすがに一人で食うには多いhekomi


 タピオカティーもよく飲んだ。これはタピオカ緑茶bikkuri

色は紅茶,でも味はあま~いhi
向こうで市販の緑茶を買うと,砂糖入りの甘いやつになる。
日本式の無糖が欲しい時には,日式もしくは無糖と記されたものを買うこと

夜市の名物・胡椒餅


餅というよりはハンバーガー。かなりボリュームがあり,
少食の人ならこれ1個で満腹かも・・・

これも定番,小籠包


有名なディンタイフォン(鼎泰豐)の本店が学校のすぐ側にあったのだけど,
混んでるし高価なのでいつも地元の小さな店で食べていた。
300円くらいでも十分旨いものが食べられる。

これも名物,あの臭いに君は勝てるか?臭豆腐


この3月に訪台したとき,臭いを克服し,好物になった。ここの店のは,
臭い控え目で,付け合わせの泡菜が絶品!!また食べに行きたいなあwink

豚肉のから揚げごはん(排骨飯)

見た目しつこそうだが,食べてみると以外にあっさりしている

ルーロー飯&青菜湯


日本でずっと食べたいと願っていた魚肉飯(ルーローファン)。実は魚肉ではなく
豚肉のそぼろかけご飯。青菜のスープと一緒にいただくとヘルシーheart

中国語のテキストに載っていたので,何となく食べたくなり頼んだ料理が
宮保鶏丁&酸辣湯(鶏肉とナッツの炒め物とサンラータン)


ナッツと同量くらい唐辛子が入っていたので,よけて食べた。
もし全部食べてたら悲惨な事になっていた?
酸辣湯に沈んでる黒い塊は猪血(豚肉の血を固めた物)
そんなに臭みは無いが微妙?な味hekomi


朝食は学校周辺の小店で仕入れて,学校の交流室で食べていた。
よく食べたのが,三明治(サンドイッチ)と蛋餅(ダンビン)

これが蛋餅,クレープのように薄く焼いた水溶き小麦粉の皮と
薄焼き卵を合わせて巻いたもの。チーズやツナなどを
トッピングできるが,SunQのお気に入りはコーン入り


台湾では,食事は外食か惣菜を買って家で食べるのが普通ということで,飲食店や惣菜店がホントにたくさんあった。料金も安く,まさに外食天国だった。

 こんなにいろいろ食ったんだから,きっと太ったに違いないと思ってたが帰国して測ってみると,なんと一か月前と比べて2キロ減っていた。ホント台湾不思議!




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留学行ってきた!4"ふしぎなカタチ・懐かしい街並"

2017年09月16日 | 台湾
 基本的に勉強で忙しかった3週間だが,合間をぬって観光地や名所も行ってみた。だってせっかく高い金払って外国に来てるんだからbe
 台湾の素敵なところは,街のあちらこちらに,自然のあるいは人工のふしぎで魅力的な色彩とカタチがあふれていること

これは淡水という郊外の観光地で見かけた華,鳳凰木という樹木らしい


亜熱帯感バツグン,ガジュマルの木?


 あちらこちらにある大小様々な寺院は,まさに魅力がいっぱい

こちらがご本尊

見上げれば 色彩もカタチも魅力的な提灯が

若い夫婦が真剣な表情でお参りしていたのが印象的だった

字,彫刻,額縁どこを見ても細工がこらされていて,飽きないniko

迪化街という渋い問屋街を歩いてみたbikkuri


レトロな煉瓦と提灯のコンビネーションが面白い

巨大な首が並んでるふしぎな店があったbikkuri

魔よけかなのか?建物の隙間にもこんなふしぎな首が・・・hi


こんな近い国なのに,地理も文化もずいぶん違うよな~と感じる一方で,やっぱり親近感を覚えることもある。

 
宿舎から2駅離れた新店というところで撮った写真。


小さな商店街,なんとなく日本の昭和を彷彿とさせる

こんな雑貨屋さん昔あったよな~

こんな電気屋さんも街に必ずあった

中学生ぐらいの子供たちが買い食いしてたむろする店

近所のばあちゃんやおばちゃんは集まって茶飲み話

ちっちゃい子がゲームに興じている

でもこんな商店街のすぐそばに近代的な高層ビルが・・・


少し横道にそれるだけで,現代から昭和にタイムトリップ出来る。台湾の魅力の一つにそれがあると思う。

とても魅力的な場所,また行きたいわん!wink

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留学行ってきた!3"友だち"

2017年09月12日 | 台湾
 留学中,幸いなことに級友以外にも友だちができたniko 最初は宿舎の隣室の彼,Sくん。



アメリカ人の気さくな青年で,初対面で即フェイスブックで友だち登録。生物学者の卵なのだが,副専攻が中国語なので,中国語ペラペラ! 日本語もかなり喋れてスゴイ! SunQも昔は生物学科だったので,生物話でしばし盛り上がった(彼と話す時は英語+日本語)。二度ほど一緒に食事して,買い物に行ったりして過ごした。

 
入学して3日目,学校で日本人向けの説明会を開いてくれて,その会場で知り合ったのが,隣のクラスの3人。一人は若者,日本の大学を辞めてこちらでやりなおそうと勇気ある決断をしたGくん,関西人で人懐っこく,いつも楽しい好青年である。もう一人の若者は日本の大学生,私同様短期留学でこちらに来ている穏やかな人柄の医学生Hくん。そして一人は私同様におじさん(でも私より10歳くらい若い!)新しい人生を台湾から踏み出そうとしているチャレンジャーYさんである。

 彼らは本当に楽しく親和的な人々で,しばしば昼食を共にしては,些細な出来事で笑いあい,励ましあい過ごした。気持ち折れそうな時も彼らに救われた。一緒に飲みに行ったのも楽しい思い出である。

 先述の説明会を開いて下さったのが,同じ宿舎にお住まいのKさん。ご夫婦でもう一年以上暮らしていらっしゃるので,台湾のこと,学校のこと,宿舎のこと,何でも知っていて,いろんなことを教えてもらった。ご夫婦ともに中学校の先生をなさっていたので,教員ならではのアドバイスも頂き有りがたかった。

帰国の2日前に飲み会を開いて頂いた。左がKさんご夫妻,
お隣も,もと教員というSさん


 そんなわけで,息子より年下の若い人から,自分より少し先輩の熟年の人まで,いろんな人と親しくしてもらって,貴重な日々を過ごすことができた。

 やっぱり,若い人から見ると,こんなオジサンと付き合うのは気が進まないのだろうけど,SくんやGくんのように,年齢を気にせずオープンマインドで来てくれる人がいてくれたおかげで,本当に楽しく過ごすことができた。感謝感謝!

 Kさん夫妻ら先輩の方々とお話ができたのも収穫だ。とくに定年後の人生を考える上で大きなヒントをもらったような気がする。

肝心の台湾人の友だちを作るチャンスが無かったのは残念だが,それは今度行くときの課題ということにしようwink(続く)

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留学行って来た!2"授業・学友"

2017年09月10日 | 台湾
 授業が始まった,先生はまだ二十代前半?の超キュートな女性。生徒は日本人3(私,短期留学の大学生,在台1年以上のアーチストの卵),韓国人2(カナダ在住の若夫婦),インドネシア人1,ベトナム人3人の構成。男性は私と韓国人の旦那だけ。そして私以外は数か月以上台湾に滞在経験があるので,フツーに中国語で会話している人たちである

ちなみに先生は前列右の方です。学生みたいですよねbe
 
授業の形式は,用中文学中文bikkuriすなわち中国語で中国語を教わる。今日本の高校でやってる「英語を使って英語を教わる」授業と同じだ。
 ある程度覚悟はしていた。台湾の教育機関が作ったサイトを使って事前学習し,語法や文法の説明を中国語でしている動画を繰り返し見聞きして,大分慣れているつもりだったのだが・・・
(1)速いhekomi
 レベル3(中級)ということもあるのだろう。とにかく先生の話すのが速い! 私が見ていたのは初級レベルのビデオだったので,先生はもっとゆっくり喋っていたし,出てくる言葉も簡単なものだったので,一部聞き取れなくともなんとなく全体的に80%くらいは理解できていたが,本番の授業は50%以下?になってしまっている。
(2)字を見ないとわからない
 先生はプレゼンテーションソフトで画像や文章を提示しながら授業を進めてくれるのだが,この辺は大丈夫niko 漢字文化の日本人にとって,字が見えれば意味は大方理解できる。しかし,先生の話がそこから離れ,口頭での指示となり,文が見えなくなってしまうと,途端に意味不明になってしまうのだhorori 自覚は無かったが,これまでの学習は完全に「視覚に頼っていた」ようだ。確かに先述の学習動画にも,中国語の字幕がついていた。無意識に音よりもそれに頼って理解していたのだろう。
(3)話すことが通じない!
 無自覚だった音の軽視は,アウトプットにも影響大だった。
 文法的には正しい言葉を話しているつもりが,相手には「はあ?」といったリアクションで 返されてしまうのだhi
 
 ①理由の一は,まず声調(イントネーション)。中国語では同じ音でもイントネーションを 変えると全く異なる意味になる。
 有名な"マ"の発音で 例を挙げると
   マ→(平板アクセント) 妈=お母さん   
   マ↑(上昇アクセント) 麻=ごま 
   マ↓(下降アクセント) 罵=ののしる
   マV(微下降+微上昇) 馬=うま    といった感じ
  
 例えば生活"ションフォア"という言葉。正しくは→↑ なのだが 間違って ↓↓ と言ってしまうと通じない。これは有名なことなので,知ってはいたのだが,いざ話そうとしたとき,緊張して正しいアクセントを忘れてしまう事が度々。話す前に辞書で声調をよく確認する作業が義務付けられるようになった。

 ②似たような音を言分け&聞き分けできない。例えば"チ"もしくは"ヂ"という発音。中国語の発音記号では"q ","j","zh","ch" と4種類あるのだが,学習開始当初,よく違いが判らなかったので,これまでなんとなく曖昧に過ごしてしまった。しかし,リスニングでもスピーキングでもこれが結構な障害となっていることに気づいた。結局,入門書に戻り,発音の基礎をやり直すこととなった。
 
そんな訳で, 授業中に「~しなさい」と先生に指示されても何のことかわからない。隣の女子大生にこっそり教えてもらって, やっと作業に入る始末hekomi
 疑問点があっても, なかなか上手く質問できない。辞書で発音確認して,何度か言い直して,やっとわかってもらえる。あー英語だったらこんなこと無いのに…horori

授業中に「音」に集中するためには,書く・読むの作業は予め済ませておかねば・・・ということで,予習・復習に力を注いだ。授業は8時45分から11時35分までの3時間弱だが,多い時にはそれ以外に5~6時間勉強した。

 そんなこんなで悪戦苦闘すること10日,授業中に話し合いをする作業では相変わらず同級生の話す言葉が聞き取れず,半ば折れそうになった頃,気持ちの転機が訪れた。

 比較的席が近く,よく話す日本人&韓国人の5人で昼食しながらおしゃべりする会を行ったのだ。

永康街のオシャレな店でパスタランチ
heart

先述のとおり,私以外は、みんな普通に中国語で会話出来るレベル! ふだん教室では話せなかったあれこれを,みんな楽しそうに話す。私に話が回っても、私のたどたどしい中国語をふんふんと聞いてくれる、みんな優しい 
 気がつくと、みんなと一緒に中国語で会話して、笑っている自分がいた。そうだよ,全部は分からないけど60%位は分かってるじゃんオレ! やっぱり2週間我慢した分の力は付いてるんだよ。優しい級友たち、ありがとう。あと一週間頑張る気力が湧いてきた。

その日の帰り道,屋台でスナックを買った。以下おばちゃんとの会話(中国語) 「辛くする?」「いや、オレ日本人だから辛いのダメなんだ」「あら、あんた日本人に見えなかったよ」「何人に見えた?台湾人?」「台湾人ぽいよ」「オレ、台湾好きだから、嬉しいなあ」あら、これぐらいなら話せるんだ~ と自分を再認識。

 これを機に,悲観することは止めた。とにかく分からなくても聞く,通じなくても話す。3週間しかいられないんだから,少しでも進歩できればOKだ,くらいの感覚。

 半分しか分からなくても,授業は楽しかったniko。これまで中国語は家で一人で学ぶものだったのが,若い素敵な先生や優しい学友たちと一緒に学べる。3時間の授業は,毎日あっという間に過ぎていった。(次回へ続く)   
  


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